Mリーグ2023-24を見ていて感じる戦術の変化
Mリーグ2023-24も開幕して間もなく2ヶ月。すでに消化された半荘の数だけでいうなら50半荘を超えており、全体の4分の1ほどを終えたことになる。
本noteでMリーグのNAGA解析を行う関係上、筆者はその全試合を観戦しているのだが…その中で気づくこともいろいろとある。一人一人の打ち方を分析することはもちろんなのだが、毎日行っているそれらの情報を重ね合わせることによって、リーグ全体の傾向の変化も見えてくる。
本記事ではMリーグ2023-24を見て個人的に思うリーグの変化についてまとめてみたいと思う。あくまでも個人的な考えなので鵜呑みにはしないでほしいのだが…観戦する際に少し気にして、よりMリーグを楽しんでいただければ幸いである。
副露判断
Mリーグというのは比較的鳴きが少ないリーグだと考えられている。例えば一般的なネット麻雀の最上位卓では副露率が35%程度の打ち手が多いが、Mリーグの副露率の全体平均は20%程度。もちろん上から下までバラツキはあるにしても、かなり副露は少ない部類だ。
ただMリーグも年度を経るにつれて、段々と副露が増えてきているように思う。もちろん新しくMリーガーが入る過程で、副露を使いこなすプレイヤーがそもそも増えてきている、というのはあるだろう。
ただもともと副露が少なかったプレイヤーについても少し副露基準を変えてきているように思う。これに関しては10月31日の試合、瑠美プロの仕掛けを見ていてそれを感じた。
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