東リ 9月20日受注分より価格改定を実施
東リ 9月20日受注分より価格改定を実施
東リのホームページ
https://www.toli.co.jp
東リ(株)は、2022年9月20日受注分より、ビニル系床材・カーペット・壁装材・カーテン並びに接着剤等の副資材の価格改定を実施する。
同社では、原油価格の高騰にともなう主要原材料価格の上昇を背景に、2021年7月と今年年5月より、販売価格の改定を実施した。しかしながら、原油価格が高止まりする中での急激な円安進行により、現在に至ってもなお主要原材料の基礎原料となる国産ナフサ価格の騰勢が続いている。加えて、地政学リスクの高まりや経済活動の回復による資源・資材の需給逼迫が続き、塩ビ樹脂・可塑剤・ナイロン・ポリプロピレン等の原材料価格やエネルギー・物流コスト、各種梱包資材等、多岐にわたるコストの上昇に歯止めがかからない状況が続いている。
このような事業環境の下、ナイロン原糸の一部内製化を含むさまざまな製造原価低減活動をはじめ、あらゆる面でのコストダウンに取り組んできたが、コスト上昇分を吸収することは極めて困難な状況と判断し、昨年来の第3次となる価格改定の実施を決定した。改定幅は10〜15%。
なお同社では、7月4日に同社東京本部にて記者発表会を開催し、ビニル床タイルの新ブランド「LCTシリーズ」「LVTシリーズ」、壁装材「VS2022−2024」などの新製品を発表したが、その席上でも価格改定について説明した。第3次となる価格改定は、今後のコスト上昇もある程度加味しており当面対応できるとしているが、ウクライナ情勢や中国の経済正常化による需要増、円安加速など不確定要素も多く、予測は難しい状況にあると理解を求めた。
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