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「第10回インドトレンドフェア2022」7/22まで開催中

「第10回インドトレンドフェア2022」7/22まで開催中

「インドトレンドフェア2022」公式サイト
https://www.india-trend-fair.tokyo

オープニングセレモニー
 インドのアパレル&ホームファニシングビジネス展示会「第10回インドトレンドフェア2022」(主催:日印国際産業振興協会・JIIPA)が、7月20日(水)〜22日(金)の3日間、ベルサール渋谷ガーデンにて開催中である。

 インドは、コットン、ジュート、シルクの生産量が世界一、テクニカルテキスタイル(化繊)の生産量は世界2位という規模を持ちつつ、刺繍やブロックプリントなどハンドメイドによるデザイン性の高い小ロット生産にも対応する世界有数の繊維大国である。また日本とインドは、2011年に結ばれた日本・インド包括的経済連携協定により、インドから日本への繊維製品の輸入関税が撤廃されるなど貿易は活性化、現在インドにとって日本は世界第4位の繊維製品の輸出国となっている。

 「インドトレンドフェア」は、そのインド全土から選りすぐりのアパレル、ホームファニシング関連企業が集まるビジネス展示会である。今回は欧米の大手ファッションブランドの製造を請け負う大企業からインドの伝統的な手法でハンドメイド製品を取り扱う企業まで、インド政府が認める優良企業150社が出展し、インドらしいテキスタイル製品を多彩に提案している。

 また近年は環境対策、フェアトレード、女性就労支援、児童労働の撤廃といったSDGsにも注力、その一環としてインド大手繊維・テクノクラフト社内で展開されている「PROJECT1000」にも注目が集まっている。「PROJECT1000」は貧困に苦しむマハラシュトラ州農村部の女性たちに技術を習得させ、1日1000ルピー(日本円で約1700円)を稼いでもらうことを目的としたもの。素材はテクノクラフト社での製造時に発生した廃材をリサイクルし、それを女性たちがハンドメイドでポーチ、フロアラグ、クッションカバーなど編み物系の製品を製作する。ブースにはマハラシュトラ州出身の女性が立ち「PROJECT1000」をPRしている。

 この他、「知ろうインド生産」をテーマにしたセミナーも連日開催している。

■セミナースケジュール
7月21日(木)
14:00〜15:00
【セミナー1】講演者:(株)ファッションクロス フルシマ
15:00〜16:00
【セミナー2】講演者:一般財団法人カケンテストセンター
7月22日(金)
14:00〜15:00
【セミナー1】講演者:(株)ファッションクロス フルシマ
15:00〜16:00
【セミナー2】講演者:一般財団法人カケンテストセンター

■セミナー内容
【セミナー1】講演者:(株)ファッションクロス フルシマ
(1)コロナ戦争クーデターの起こるこの時代、新生産基地の確保、リスクヘッジ(シフト)
中国生産主体から→どこへ行く?/どの国を選ぶのか?生産のM4?/インドって?
(2)インドと中国との生産背景の違い
中国でできるのに、インドではできない?/
中国より人件費安いの?なんでこんなFOB? /
品質確認の違い
(3)インドで気を付ける生産のポイント
工場選定/生産依頼・品質基準/生産管理・品質管理/針管理・検針/梱包・出荷/納期

【セミナー2】講演者:一般財団法人カケンテストセンター
「カケン品質管理セミナー」
・日本で販売する商品に関する法律・規制について
・商品に要求される日本における品質基準と品質確認試験方法
・カケン インド試験室の紹介

「インドトレンドフェア2022」公式サイト
https://www.india-trend-fair.tokyo



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