こんにちは。
ブラインドコーディネーターのとみりんです。
かんたんに自己紹介すると
ブラインドメーカーで10年営業してます。
そのなかで得られる知識や業界情報を
noteに書いてます。
マドリモ シャッター YKK AP
台風対策、遮光・断熱性能向上に有効
あらゆる「窓」に対応し需要が大幅に拡大
インテリア専門店の新しい提案商材へ
YKK APのホームページ
http://www.ykkap.co.jp
それではまいりましょう。
インテリア専門店が提案しやすい「窓」製品として、YKK AP(株) (堀秀充社長)の「マドリモ 内窓 プラマードU」を紹介したが、今回は同じく同社の「窓」製品で、2018年9月の現行バージョンの発売以降、売上が約4倍に拡大している注目の「マドリモ シャッター」を紹介したい。
「マドリモ シャッター」の需要が急増している要因の1つとなっているのが台風被害の増加である。ご承知の通り、地球温暖化の影響もあり、日本全国で集中豪雨や台風の発生が頻発している。特に台風被害は深刻で、年々大型化し、さらには従来にはない経路を辿ることもあり各地に被害をもたらしている。
住宅においてもっとも甚大な台風被害といえるのが、屋根が吹き飛ばされることだろう。強風で瓦のようなものが飛ばされ、窓ガラスを破り、そこから強風が吹き込むことで屋根が吹き飛ばされているのだ。
その対策として有効なのがシャッターの設置で、窓ガラスをプロテクトすべく、後付けでシャッターを取り付けるというリフォームニーズが高まっているのだ。
現在、新築住宅(戸建)でシャッターが設置される比率は約25%程度(小窓等除く)といわれている。ストック住宅となればその比率はさらに低下する。つまりこのリフォームニーズは、非常に膨大にあると考えられるのだ。
その一方で、従来の後付けのシャッター製品は、施工条件に制約が多くあった。例えば、片側が入隅になっている窓、窓上すぐに庇がある、窓下が土間やデッキに接ししている、あるいは既存の雨戸があるといった場合では設置が難しくなっていた。
シャッターは1軒すべての窓に設置するケースが多いため、1箇所でも施工不可の窓があると、リフォーム工事そのものをあきらめてしまうことも多いという。
前置きが長くなってしまったが、こうした課題を解決することで売上を大幅に拡大させたのが「マドリモ シャッター」である。
「マドリモ シャッター」のコンセプトは、「現調に行って『取りつかない』をゼロへ」で、これまで設置が難しかった窓についても施工できるように開発されているのが特徴だ。
標準仕様でも、左右65ミリ、上部250ミリ、下部60ミリという小スペースで施工可能となっているが、これまで施工が難しかった片入隅の窓では三方で支える施工法を開発することで対応可能とした。また窓上にスペースがない場合には、上部のボックスをずらして設置して対応、さらに既存の雨戸があるケースについても、雨戸を残したまますべて覆う「戸袋かくし」と三方枠を応用した「戸袋のこし」の2パターンで対応可能としたのだ。
この他にもRC工法に対応する「RC納まり」、2階バルコニーに対応する「バルコニーFRP防水向け工法」などあらゆる条件に対応している(発売後も随時対応箇所を拡大している)。
施工自体も非常に簡単で、外壁を壊さずに、1窓約2時間、雨戸付き窓でも約3時間で取り付け可能で、3箇所までなら1日で終わるなど手離れもいい。
シャッターのバリエーションは、通常タイプに加えてより台風などに強い「耐風シャッターGR」やシャッターを閉めたままでも採光・通風ができる「リモコンスリットシャッター」が選べる。操作方法は手動タイプの他、部屋内から操作できるリモコン(電動)タイプが選べる。
ところで、インテリア専門店にとっては、台風対策もさることながら、室内環境の向上という観点からも「マドリモ シャッター」の提案は有効といえる。
その1つが遮光性能の向上だ。カーテンの提案でも遮光は重要なポイントとなっているが、窓自体を覆う「マドリモ シャッター」はカーテン以上に遮光性能が高く、ほぼ暗室状態にすることができる。もう1つが断熱性能の向上だ。その重要性は「マドリモ 内窓 プラマードU」紹介時も説明しているが、「マドリモ シャッター」でも、夜間などで閉めている場合には、かなりの効果を発揮してくれる。この他にも遮音や防犯対策としても有効である。
つまり、インテリア専門店としては、例えば夜勤のため昼間は暗室状態にしたい、外部の騒音が気になるといったユーザーのさまざまなニーズに合わせて、カーテンのプラスαとして提案できる商材なのだ。あるいは、カーテンの掛け替えユーザーに対して、台風対策として「マドリモ シャッター」を提案すれば、売上アップにもつながるだろう。
インテリア専門店の新しい提案商材として「マドリモ シャッター」を活用してみてはどうだろうか。