【SLAM DUNK Gl】16話「宮城リョータとの再会」
「いよー花道! まーたバイトクビになったって(笑)このクビ王が(笑)」高宮
Bar Mr,Buuオーナー高宮望の高笑いが聞こえる平日の日中。
「うるせーな!! 日本はこのバイトの鬼、桜木の労働力を忘れたのか!!」桜木
目標は定まっているものの、具体的な打開策が見いだせてない苛立ちにあのテルノン会長の宣言も無関系ではないだろう。
「めんどくせー高宮!俺ここで働くから今決めた!」桜木
「おいおい勝手に決めるなよ!」高宮
「いずれはプロになる男だ。サイン飾ってやるぞ はっは(笑)」桜木
「そう簡単になれるかよ。」高宮
「それより高宮、なんだこの腹は?運動を!運動しなさい はっは(笑)」桜木
「変わってねーよ。」高宮
桜木は高宮をつれてバスケットリングのある公園へ足を運んだ。
「あれっ リョーちんじゃない?」高宮
「おー りょーちんだな おい 何してんだ?」桜木
宮城リョータがベンチに座りスマホを見ていた。
「花道か ほれ これ」宮城
宮城が動画を見せる。
「飛び蹴りどこまで飛べるかやってみた」桜木
「世界が終わるまでは歌ってみた、、YouTube?」高宮
「視聴回数 56回 125回、、、歌はなかなかじゃねーか!!」桜木
「いや 全然だめだろ。」高宮
「花道も歌うか?よく歌ってたもんな(笑)」宮城
「おーおー♪おーれはーてーんさーい てーんさーい♪ てんーさーい♪ てんさあーーい♪ バスケットマーン♪ 花道~~~♪」桜木
「おーーでた!久しぶり もーらい。」宮城
「リョーちん こんな歌 のびないぞ」高宮
軽い談笑をそこそこに桜木が切り出した。
「りょーちん 仕事は?」桜木
「あぁ 最近 やめたよ 何かな 身に入らなかったんだ。それでこんなんはじめてみたんだよ。」宮城
「、、、、こんなんって、、このクオリティで、甘い世界じゃないんじゃ?」(心の声) 高宮
「花道 アメリカ行ってたんだよな 相変わらずぶっとんだ事してんな。」宮城
「フン そして日本でプロになる!!」
「ルカワに負けん!!」桜木
そして桜木はアメリカでの日々を二人に話した。
「りょーちん バスケやってねーのか?」桜木
「たまに ヤス達のチームでやるくらいって言ってもエンジョイ思考さ。あれ以来何かさ、、力入んねー
だわ。」宮城
あれ以来とは、宮城リョータ3年時、ウインターカップ決勝リーグ敗戦のことである。
新キャプテンとして新生湘北を率いた宮城だったが結果を残せず、周囲の雑音も相まって、
終了と同時に燃え尽き症候群に陥ってしまったのである。
そしてその後の苦悩を話した。
(続)
※宮城リョータ・キャラクターソング「ピアス」
宮城リョータ編の世界観を歌詞にしております。