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入社3ヶ月レポート【デザイナー育成編】

こんにちは、CONCENT ストラテジックデザイングループ所属 サービスデザイナーの藤井と申します。コンセントに入社してはや3ヶ月が経過しました!今回は入社してしばらく経ち、コンセントらしいな、と思った「振り返り」活動についてお話ししたいと思います。
まだ入社して3ヶ月なので、全てを語れているわけではないことは承知のうえ読んでくださると嬉しいです。

息をするように振り返る、コンセントの人々

コンセントの人々はまるで息をするのと同じくらい、自然と日々「振り返り活動」を行なっているように見えました。

振り返り活動の例:
・朝夜設計(タスクスケジュールの設計)の実施
・日報の共有(メンバークラスから役員まで、日報を書く人が多い)
・お客様とのミーティングの後、必ずラップアップミーティングを実施する

1日単位、ミーティング単位で細かく振り返る!

例えばこんな感じで、日々細かい単位で振り返り活動を行う人が多く感じられます。

朝夜設計・日報

詳しくは以下の記事を参照ください!とても分かりやすく共有くださっています。記事当時はこのグループのみの運用でしたが、今では私が所属するストラテジックデザイングループでも実施されています。

朝夜設計は、朝の仕事始めに今日取り組むタスクを洗い出し、スケジュールに書き出して、チーム内に共有します。タスクを日中実施して、夕方の仕事終わりにスケジュール通りにできたかを振り返って、またチーム内に共有する取り組みです。
メンバーはその朝夜設計の連絡に対して、各々コメントを返しています。「いい気づきだね!」とか「それは今度相談しようね!」とか。

日報、というとなんだか堅い印象を受けますが、実際は日記、の方が近い感じです。これがうまくできた!とか今日は調子が悪かった〜とか、お昼が美味しかった!とか、自由記述は皆さんそれぞれです。周りのチームメンバーとしては、どんな仕事をしているかはもちろん、人柄を知るきっかけにもなっています。

ラップアップミーティングの実施

個人的にびっくりしたのは、コンセントメンバーのラップアップへの意識の高さです。私が入社したての頃にお客様との打ち合わせを設定したところ、別のメンバーが「では、ラップアップを30分設定しますね!」と声がけをしてくださいました。

ラップアップでどんなことがなされるかは、プロジェクトメンバーにもよるのですが、共通しているのは「ラップアップは必須」という意識です。とにかく、誰と働いていても、誰かが言い出すのです。不思議。


「振り返り」がデザイナー育成に寄与すること

私 「朝夜設計もラップアップも、経験学習モデルだ…」

2006、松尾睦「経験からの学習プロフェッショナルへの成長プロセス」同分館出版より

経験(五感で学び取る)
内省(五感で感じ取ったことを話す、記述するなどして自己観察による学習をする)
概念化(カテゴライズした内容を構造化し、意味の汲み取りをする)
工夫(経験からの気づきを次のチャレンジの機会にどう活かすかを考える)
を繰り返すことで、学びが成長する

永井典子「新人育成のお悩み相談 発想・行動転換のヒント」より

コンセントでなされている振り返りの取り組みはまさに、コルブの経験学習モデルを細かくまわす仕組みに見えました。
デザイナーという、定型業務ではなく常にイレギュラーに対応し続ける業務には、この経験学習モデルはとても合っているように見えます。コンセントの若手は層が厚いなと日々感じているのですが、この細かく経験学習を支援する仕組みができていることが要因の一つなのかもしれません。

単にタスクマネジメントをしているだけじゃない効果がありそうな、朝夜設計とラップアップ文化。7月から私もチームマネージャーという役割をいただいているので、経験学習についても引き続き追っていきたいと思います!

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