見出し画像

自力で「ポートフォリオ作成サービス」つくってみた

こんにちは、デザインマネジメントファームCOLOGUEでデザインリサーチをしております藤井です。今回は、100名近い社員が在籍する、株式会社デジタル・アド・サービス(以下das.)で、社内のポートフォリオサイトをNotionでつくってみた話をします!
制作者はエンジニア・コーダーです。制作背景からつくりかた、実際のポートフォリオサイトの画面まで共有しますので、皆様の参考になりますと幸いです。


背景

プロジェクト管理は、回覧が目的ではなかった

もともと納品物のデータ管理や経費管理という文脈では、プロジェクトはしっかり管理されていました。しかし、プロジェクトの規模や数が広がるにつれ「誰が具体的に何をしたか」や「アウトプットごと」を気軽に回覧するのは難しくなってきました。

関わらない社員の個性が掴みにくくなった

das.は東京と新潟の2つの拠点を持ち、社員数も100名に近い組織です。同じチームやオフィスの方々が何をしているかは分かっていても、別のチームまではアンテナを張れないことも。そのため、チームビルディングや、プロジェクトへのアサインの際に必要な「なぜ私がやるのだろう」「あれが得意なのは誰だろう」の情報を得にくい状況にありました。

コロナ渦で社員の背景を知る機会も減ってしまった

コロナ渦でオフィス勤務や出張が減り、直接顔を合わせる機会も減りました。すると、社員の配慮が必要かもしれない背景やチャレンジしたいことを上長以外が知る機会も減ってしまいました。(例えば、飲み会とか)


そうだ、ポートフォリオサイトをつくろう!

そこで、プロジェクトや社員について知れるデータベースをつくることにしました。その名もダスシル。

こんなのをつくろう!


つくりかた

2021年3月からプロジェクトスタートし、2022年7月にサイトをローンチしたので、約一年半のプロジェクトでした。

ダスシルくんの生みの親たち

福澤さん(東京das.、安定感の人、新卒4年目)
荒木さん(新潟das.、するどい人、新卒4年目)
横山さん(長野COLOGUE、かしこい人、中途3年目)
わたし(東京COLOGUE、元気、新卒6年目)

作っているあいだにピカピカの若手から中堅になってしまった

社員にインタビュー

🗓2021年4月〜5月
das.は東京・新潟に拠点を持っており、歴20年の大ベテランから大学を卒業したばかりの方まで、年齢層まで幅広い社員がいます。ということで、ベテラン・中堅・若手のデザイナーと、彼らをプロジェクトにアサインするマネージャーたちにアサインの体験や今の不安までお話を伺いました。

インタビューを分析 

🗓2021年6月〜8月
インタビューをもとにどんなテーマがあるか考えていきました。今回のポートフォリオサイトをどんなものにすればテーマを解決できるか?、どんなテーマを解決したいか?を共通のものにしていきました。

〜繁忙期のため、一次おやすみ〜

コンセプトを作成

🗓2022年12月〜1月
ターゲットを設定して、ポートフォリオサイトのコンセプトをつくりました。どんな人に、どんなふうに使ってもらえると、どんないいことがあるかを設定します。

名称や利用するサービスをかんがえる

🗓2022年2月〜3月
口に出しても恥ずかしくなく、コンセプトが伝わるように「ダスシル」という名称に決めました。また、基礎となるサービスは費用や編集のしやすさといった面でNotionに決めました。

デザインと構築をすすめる

🗓2022年4月〜5月
私たちデザイナー・つくるのはとっても得意!ということで、Notionの勉強を進めながら構築を進めていきました。

テスト入力と、ユーザーインタビュー

🗓2022年6月
インタビューに参加してくださった社員を中心に、プロトタイプの入力をしてもらいました。一部の社員の方には追加でインタビューをしてマニュアルのアップデートをしました。


ダスシルver.1完成!

ということで、できた社内ポートフォリオサイトがこちらです!

概要を伝えるトップはこんなかんじ
WEBに載せられない案件や没案まで、すべてのアウトプットを見られる!
アウトプットと個人ページが紐づいていて、スキルやポリシーなども確認できるぞ!
個人ページでは、その人が担当したプロジェクトのみも回覧できちゃう!

社内ポートフォリオサイト「ダスシル」はまだできたばかりなので、効果が現れ出したらまたレポートしたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


#やってみた大賞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?