
“SITUASION NOT SITUATION” at Red Building Vintage Chatuchak の感想
2025年2月7日〜9日、日本のアイドルグループ SITUASION の2度目のタイツアーが行われました。
その3日目“SITUASION NOT SITUATION”の感想です。
🇹🇭“SITUASION NOT SITUATION”🇹🇭#SITUASION #setlist pic.twitter.com/2DmIbbE0Nt
— 羽柴愛実 (@SITUASION_AMI_) February 9, 2025
SITUASIONと私
そもそもSITUASIONを知ったきっかけは、昨年2024年のJapan Expo出演に際して組まれたYELLOWFANGとの対バン告知をたまたま見たところから。

YELLOWFANGはタイのインディーズ界隈ではかなり名の知れた存在。
そんなバンドと初来タイのアイドルがなんで対バン!?と気になってJapanExpoThailand2024でライブを見てみたら想像以上に曲が面白く、ダンス含めてグループの佇まいがカッコよくて惹きつけられてしまったのでした。
その日帰宅してから色々と調べて曲を聴き。
また、同じ運営が手掛けるアイドルグループ AFTERS の方もさらに曲が面白くてハマりました。
2025年1月1日に配信開始された「KOKURYU」がえらいカッコ良く、ほぼ毎日聴いておりライブへの期待感を勝手に高めてみたり。
今回のツアー初日(2025/2/7)のイベントも、対バン(AKIRA-KUROとThe Rocket Whale)のチョイスが絶妙で行きたかったもののどうしても外せない用事のため行けず。SNSで感想を見る限り相当良いイベントだったみたいですね...。

ツアー2日目(2025/2/8)のJapanExpoThailand2025のライブは見まして、こちらは明るくアイドルっぽい曲で組んだセットでした。顔見せ展示会なイベントなのでこれはこれで。
ライブの感想
1.とにかく音が良い
オケのキックからその他周辺の音それぞれがはっきり聴こえて、音が立っている、立体感、臨場感、そんな言葉が思い浮かんだ。
音響機材は日本から持ってきたのかな?とかライブ用・野外用などミックスをかなり緻密にやってるのでは?日本のライブハウスでやる時はどうなのかな?とか気になるところ。
2.歌い踊るメンバーがミステリアスな雰囲気でカッコいい
白と黒のクールでモダンな衣装を纏ったメンバー。
5人の髪型は、多少の違いこそあれフォルムは黒髪ストレートロング。
それらの見た目と表情とダンスが相まってミステリアスでカッコよかった。


アイドルのライブで定番のメンバー自己紹介MCは無く、ほぼ初見にとってはパッと見でのメンバーの個性はわからないが、音と踊りを合わせたアート作品としてしっかり成り立ってると感じた。
衣装やステージングから、数年前まで活動していたタイのアイドルグループFEVERを思い出しました。
3.こんなところでやるの!?な会場
今回の会場は、バンスージャンクション3階バルコニー(喫煙所)。向かいはチャットゥチャックマーケット。

まあとにかく、こんな場所でライブできるんだ!?という驚きが大きかったです。

今までタイに来た日本のアイドルとバンドがやっていないことをやっている面白さ
昨年、今年とイベント会場のロケーションと対バン相手が圧倒的に意外性があり面白い。
(2024年の会場は、MBKのフロア・UNFILM VIRTUAL FESTIVAL 2024・CampyardとJapanExpoThailand2024。2025年はMORTY'S・今回記事の主催イベントとJapanExpoThailand2025。)
意外性はあるけどしっかりマッチしていると思う。
日本のアイドルかタイに来る場合、普通はタイのアイドルイベントに出演するところが、そことは交わらないインディバンド的な動き方。
かといってインディバンド視点では、ジャンルやイベンターに拘らない動き方。
タイでアイドルファンを呼べる集客のベースと、グループとしての確固たる方向性・戦略があるからできるイベントの組み方なんじゃないかと推測。(日本でのイベント出演がどうなのかはわかりませんが)
会場も対バンもどうやって見つけてるのかという情報収集能力。タイに住んでいてバンド活動している自分でも「こんなところでライブできるんだ?」と驚きます。
また現地関係者との関係構築能力も必要なはず。運営さん有能過ぎるでしょ。
アイドルを使って好きなことやってるという感じで、プロデューサーや作曲陣の意図・狙いがとても気になるグループです。
共演した対バンの感想
DSL33P
ループを使ったジャムバンド。
前半はおとなしめに、後半にいくにつれて盛り上がる構成。

タイのインディーズ界隈はこういったジャンルのバンドは結構多く上手い人ばかり。
https://www.facebook.com/DSL33P
ripacute
見た目はカワイイ系、でも音はメタルとEDM。
スクリームやデスボイスはなし(いやあるかも。でも目立たなかった印象)

プロデューサーの人はどっかのメタル系イベントで見かけたことある気がするけど思い出せない。
https://www.facebook.com/ripacuteofficial
まとめ
今回約1時間のライブを見て、もっとライブが見たい(もちろん日本でも)、この先の作品もフォローしなければいけないと思いました。
そしてまたタイに来て、驚くようなロケーションと対バンのライブを見せて欲しいです。
あとAFTERSもぜひタイに来てください。待ってます。
ではまた。