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タイのプロレス:IWA THAILAND : BANGKOK NAVIGATION 2025の感想

2025年1月18日に開催された、タイのプロレス団体SETUP Thailand Pro Wrestlingの「IWA THAILAND : BANGKOK NAVIGATION 2025」の感想です。
会場はラップラオのThe Circus Studio, G Village Bangkok。

この日はIWA THAILAND立ち上げ興行ということで日本からプロレスリング・ノアの丸藤選手が来タイ。Paksaとのスペシャルシングルマッチを行いました。また、IWA JAPAN WORLDタイトルトーナメント1回戦とIWA JAPAN SETUP WORLD TAG TEAMチャンピオンマッチも行われました。

今回は特に印象に残った試合について書きます。

IWA JAPAN SETUP WORLD TAG TEAM CHAMPIONSHIP MATCH
Flame Drake & Blick Drewz vs Good Deal (Anont Alonzo & Mister Suchart - Champion)

前回大会で登場したFlame Drakeと長く出場していなかったBlick DrewsのコンビでチャンピオンのGood Dealに挑む試合。

試合開始後からFlameが一方的に攻められ続ける試合となったが、終盤Blickにタッチ、さあこれから!というところで
FlameがBlickの背後から裏切りの金的!シングルチャンピオンとしてスターになりたいFlameとGood Dealが裏で"Deal"していたのでした。
そのままFlameがフォールされGood Dealがベルト防衛。
裏切ったFlameの明日はどっちだ!?

IWA JAPAN WORLD TITLE TOURNAMENT FIRST ROUND : TRIPLE THREAT MATCH
‘Smiling Angel’ Monomoth vs ‘MYPW SEA Champion’ Shivam vs ‘Freelance’ Shota

アジア1かわいいレスラー、モノモスと前回大会でのヒールターンが記憶に新しいシヴァム、日本から参戦の翔太の3Wayマッチ。
シヴァムが執拗にモノモスを狙い、その間にうまいこと掻っ攫おうとうごく翔太、という構図の印象。
試合はFinal Cutでシヴァムがモノモスから勝利。試合後にもリング状に椅子を持ち込みモノモスを過剰なまでに叩き潰すシヴァム。
最後は流血したモノモスが担架で運ばれていきました...。この事件が今後どう転がっていくのか。

SEMI FINAL : IWA JAPAN WORLD TITLE TOURNAMENT FIRST ROUND : SPECIAL SINGLE MATCH
Jonathan Johnson vs Masa Takanashi

21歳のジョナサンと41歳キャリア22年のマサ高梨のシングルマッチ。
ヒールモードのマサ高梨と真っ正面から喰らいつくジョナサン。
マサ高梨のセコンドの翔太がたまに嫌らしいちょっかいをかけるのも良いスパイスに。
2人が額を突き合わせてエルボーを撃ち合う場面に胸が熱くなりました。
気持ちが見える試合はいいですね。
最後はスワントーンボムでジョナサンが勝利!

MAIN EVENT : TATSUKUNI ‘KINROKU’ ASANO MEMORIAL SPECIAL SINGLE MATCH
Naomichi Marufuji (Pro Wrestling NOAH) vs Paksa (SETUP Thailand Pro Wrestling)

あの丸藤正道が遂にタイのリングに登場。

三沢さんからプロレスを見始めた自分にとって、その遺伝子を継ぐ丸藤をこんな間近で見られたのはとても感慨深かったです。
丸藤といえばこの日のフィニッシュとなった不知火ですが、鞭のようにしなりキレがある逆水平チョップの印象がとても強かったです。
重さを感じさせる逆水平チョップの使い手は多いですが、彼のソレは音からして質が違う感じでした。
そんな丸藤に対するパクサのファイトもとても良かったです。
気持ちが見える試合はいいですね。

ということで今回は次回予告なしの大団円で終わっていきました。

ではまた。

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