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配信PCのスペックとパーツ構成
こんにちは、やまおかです。
今回は、昨年、自作した配信用デスクトップPCのパーツ構成を紹介したいと思います。
まず、配信用PCに、ノートPCではなくデスクトップPCを選んでいる理由は、
1.ディスプレイ出力が3つ以上欲しかった
2.USBの口が最低4つ以上必要であった
3.CPUのコスパ(それなりの性能が欲しかった)
1.ディスプレイ出力が3つ以上欲しかった
以下の記事でも紹介していますが、私は、ディスプレイ4面を目的別に使い分けています。
ディスプレイ4出力するためには、それなりなグラフィックカード(が複数)必要で、そのグラフィックカードを差し込むための口(PCI-E)を備えたマザーボードが必要にまります。
所有のノートPCでも頑張れば1台で3出力(本体のディスプレイ、HDMI出力、VGA出力)だせるのですが、卓上のケーブル取り回しが雑然としてしまうことと、物理メモリーの一部をディスプレイ描画用に持っていかれてしまうのが難点です。
2.USBの口が最低4つ以上必要であった
配信機材は、PC と USB で接続するものが多いです。
例えば カメラ関連(USBカメラ や ATEM Mini)、音響関連(オーディオインターフェースやUSBマイク、USBスピーカー)、キーボードやマウスなど
私のデスクトップPCは、USBの口が8個使い切っています。
1.ATEM Mini
2.バックアップ用のUSBWebカメラ
3.YAMAHA AG06
4.Razer THX USBオーディオコントローラ
5.液晶ペンタブレット
6.キーボード
7.マウス
8.Bluetoothアダプタ
キーボード も マウスも、オンライン研修の時は、有線派です。無線の場合、急に接続が途切れて入力できないとか、操作できないとか発生することがあるので。信頼性を保つためUSBで有線接続しています。
3.CPUのコスパ(それなりの性能が欲しかった)
オンライン研修では、ビデオ会議システム zoom を活用しています。
zoom は単にビデオ会議をしているだけであれば、パソコンのスペックは高くなくても大丈夫ですが、
しかし、ブレークアウトセッションなどを頻繁に利用するようなオンライン研修の会議ホストになると、ある程度のCPU性能が要求されます。
下のイメージは、参加者70名程度が 12個のブレークアウトセッションへ移動する時の、ホスト側PCのCPU使用率です。
私の使用しているCPUは、12コアのものですが、1~5コアの処理能力をかなり使用しているのがグラフから読み取れます。
非力なCUPで、同じ事をすると、ブレークアウトセッションを開始・終了するたびにパソコンがカクついたり(その他の作業ができなかったり)、zoom ソフトが強制終了してしまったり、最悪PCがダウンしてしまうこともあります。
ここからは、具体的なパーツ構成の話です。
若い頃は、パーツの事を色々調べ・比較して購入していたのですが、最近は、TUKUMO ex さんへ行き 6階の店員さんと話をしながらパーツ選定しています。秋葉原まで買いに行ける人には、お勧めです。時間をかけて各部品のメリデメを説明してくれながら選定できます。
新規に調達したパーツは、以下の4つです。
CPU:AMD Ryzen 5 3600
マザーボード:GIGABYTE B450 AORUS ELITE
メモリー:Crucial 8GB DDR4-2666 UDIMM × 2 枚
それ以外に必要なパーツは、自宅にあったものを流用しました。
GPU:MSI RADEON RX560 AERO ITX 4G OC × 2 枚
電源:SILVER STONE 750W 80PLUS GOLD( SST-ST75F-GS )
ケース:星野金属 MT-PRO 1000
マザーボード
マザーボードは、AMD の CPU用で、グラフィックカード(GPU)が2枚刺さるように、PCI-e ×16のスロットが2つあること。
ディスプレイ4面に出力するために、GPUを2枚刺しています。グラフィックカードによっては1枚で4面出せるものもありますが、私の手元で余っていたGPUは、1枚で3面(HDMI ×1、DisplayPort ×1、DVI ×1)まででした。
HDMI 出力 と DisplayPort出力(を HDMI へ変換) の 2出力 × GPU2枚で、合計4つのディスプレイ出力を利用しています。
メモリー
メモリーは、16GB積んでいます。
オンライン研修で、google の jamboard を複数(例えば班の数分12こ)開くと、chrome が メモリーを 3GB 位消費するので、8GBでは とても運用に耐えないです。最低16GBは必要です。
GPU
Radeonを2枚刺しすると、クロスファイアで認識されてしまうことがあるのでその点注意です。
クロスファイア設定のままだと、2枚目のGPUからはディスプレイ出力されません。AMD Radeon Software で クロスファイアの設定を解除する必要があります。
今回は、自宅に余っていたGPUを使いましたが、1枚刺しで4出力だせるものでもいいかもしれません。若干心配なのはGPU側のメモリーが2GBしかないことです。jamboard なども、GPUメモリーを消費します。並行で zoom の画面も描画したいりするので、ビデオメモリーが2GBは心もとない感じです。
それ以外のパーツは、特にこだわりなく、選定しています。
以上 今回は、オンライン研修の配信用デスクトップPCのパーツ構成を紹介しました。
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