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リアル志向で新機軸のチャレンジ三国志「三国志 関羽 青龍偃月刀 最後の一閃」見た

青龙偃月刀/Knights of Valour(2021年製作の映画)
鑑賞:2021.12.06、記事公開:2022.1.26
監督:ダイ・イーリン、チエン・シーメン

U-NEXTでみかけたので流れで鑑賞。特に何かを期待していたわけではない。


あまり見たことない三国志で楽しめた。

画面は無彩色だけどトーン幅が多様で綺麗だった。水墨画のセンスだろうか。明暗を強調した絵作りではなく、霞むような黒い色面に鎧のディテールがキラリと浮かび上がる見え方が斬新で面白い。

お話は三国志本編では無くスピンオフ作品のよう。お馴染みでは無いシーンが多くて新鮮で楽しい。スターウォーズにおけるローグワンのような感じ。

全体的にリアルアプローチらしく、超人的な強さで問題を解決するような事は無い。衣装も真っ赤な鎧の呉軍と真緑な鎧の蜀軍、みたいな見せ方ではない(だからリアルというわけではないけど)。

英雄がわんさと出てくるロマンがある有名な作品なのでどれだけ盛れるか勝負のコンテンツで、あえて脇のキャラクターを前面に配して逆張りで勝負したのは良かった。

因みに関羽はそれ程出てこない。

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