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悪い想像

「ねぇねぇ○×△、、、」

「わかる〜」

「だよね」


電車の中や勤務中

こんなやり取りがどこかから微かに聞こえてくると

それがどんな内容かなんて全く聞き取れない距離なのに

私の頭の中は

どんなヒソヒソ話も自分の悪口のように変換してくれる


だから

ヒソヒソ話は

とっても嫌い


どんなに人当たりがいい人でも

ヒソヒソ話をしている姿をみただけで

私の頭の中は

その人を一瞬で悪人に変えてしまう


いじめの後遺症と一言で片付けてしまえば早いのかもしれないけれど


たちが悪いのは


これらのミス変換が


「ミス」だったことに気づいたのが最近だということだ


それまでの私は

本当にそう聞こえているのだと思い込んでいた


もしかしたら

今日も

頭の中のミス変換に苦しめられている人もいると思う


私もまだまだミス変換に苦しめられてばかりいる


これがいい

なんて対処法はまだ思いつかないのだけれど


最近の私は

ミス変換をしてしまったときは


時間をかけてでも

その記憶ごと「削除」または「上書き」するようにしている


後遺症はすぐには直らないけれど

空想に苦しむよりは

ずっと楽になった


一度身についた変換の仕組みはすぐにはなくせないけれど

一歩ずつ私なりに

生きる術をみつけていきたい

この記事は2018年4月5日に下記のサイトで投稿した記事の転載です
https://izimedarake.hatenablog.com/entry/20180405/1522933500

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