見出し画像

要注意!あなたも寄生されていませんか?ミツバチを死に追いやるハリガネ虫


読者のみなさんは
ハリガネ虫に寄生された
ミツバチの話を知っているだろうか


実は
ハリガネ虫に寄生されたミツバチは
自ら水に飛び込むことがあると報告されている


なぜミツバチは
ハリガネ虫に寄生されると
自ら水に飛び込んでしまうのだろうか



それは
ミツバチが、ハリガネ虫という寄生虫に
行動を操作されてしまったためである


成虫として生活するために水中に入らなければならないハリガネ虫は
ミツバチが自ら水の中に飛んでいく衝撃を利用して、ミツバチの表皮を破って外に飛び出す

その結果、ミツバチは重傷を負い命を落としてしまう


実はこの話は
生き物がある寄生虫に侵入され、内側から行動を操作されてしまったひとつの例に過ぎない

ハリガネ虫とミツバチのほかにもこのような例は多数報告されているからだ


では、私たち人間も、得体の知れない寄生虫に侵入され、内側から行動を操作されてしまうことはあるのだろうか

答えは、YES


例えば
ある女子中学生は
「友だち」と群れていると
寄生虫に行動を操作された生き物のように暴走し
いじめがとまらなくなる


友だちに「あの人嫌い」と言われると
「何か」がうつってしまう

いったい彼女はなんという「寄生虫」に
行動を内側から操作されてしまったのだろうか

実は、彼女に乗り移り、彼女を内側から操作したのは、「場の空気」という寄生虫だった

「場の空気」という寄生虫は
「集団生活」を送っている人間をターゲットに生きていて
この例に出てきた彼女の行動を内側から操作したように
乗り移った人間の心と行動を操作してしまう


みなさんは、「場の空気」に感染して
普段の自分ではできないことができるようになってしまった経験はないだろうか

恐らく「ない」と即答できる人は一人もいないのではないだろうか

私も何度も経験がある


このブログもそうだ

なにかを続けることが苦手な私が
仲間がいて「場の空気」というものがあるからこそ
継続して記事を書く、ということができてしまっている

なにも「場の空気」に感染することは
悪いことばかりではない 


しかし、例に出てきた女子中学生のように「いじめ」をしている人たちのほとんどは「場の空気」という寄生虫に侵された状態にある

なかには「場の空気」という寄生虫に侵入され
人を死に追いつめるまで
集団でいじめを続けた人や
過去には何万人もの人々を大量虐殺した人さえいる

あなたはいま「場の空気」という寄生虫に侵されてはいないだろうか

その寄生虫は、いったいあなたになにをさせているのだろうか

もしもその寄生虫があなたにさせていることが誰かを傷つけることやあなたの意志に反することならばいますぐ寄生虫を体の外に追い出さなくてはならない

寄生虫である「場の空気」そのものを壊さなければ
あなたはその行為をやめることができないのだ

あなたには寄生虫を追い出すために「場の空気」を壊す勇気があるだろうか

私たちは、その勇気を持たなければならない

ハリガネ虫に操作され
自ら水に飛び込むミツバチにはなりたくない

自分の人生を自分の意志で生きるために
自分のためにならない「場の空気」は
どんどん壊していこう 


それこそが
私たち人間にできる
唯一の感染対策なのだから



参考文献
内藤朝雄著『いじめの構造 なぜ人が怪物になるのか』2009年発行

この記事は2015 年4月13日に下記のサイトで投稿した記事の転載です
https://izimedarake.hatenablog.com/entry/20150413



いいなと思ったら応援しよう!