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加害者心理 私の体験(4)私がZちゃんに裁きを下した理由

私がZちゃんに裁きを下した理由


それは「Yちゃんに認められたかったから」だ



正直なことを言えば

私はZちゃんのこともQちゃんのことも

あまり嫌いではなかった


むしろ私は

ZちゃんやQちゃんと休み時間や休日に一緒に遊ぶくらい仲良しだった


ではなぜ

私はZちゃんを駅に置いてきぼりにする計画を立て実行してしまったのだろうか


それは

当時の私の価値観が大きく影響している


どういうことかというと


当時、私はYちゃんと一番仲がよかった


周りの子と比べて群を抜いて頭が切れ、なおかつ面白くて、心の深い部分で分かり合える話ができるYちゃんと過ごすことは

当時の私にとって最高に楽しい時間だった


Yちゃんと一緒なら

私はなんでもできるような気がしていた


当時の私にとっては

Yちゃんは最高に偉い人物だった


そして

そのYちゃんと一緒にいるときは

私は自分がこの世の中で

相当な重要人物になれた気がして

最高に気分がよかった


だから

気がつくと私の中では

Yちゃんが嫌いなQちゃんは

私よりずっと格下の人間になり

そのQでさえ嫌うZは

もはや人間の部類に入らないくらい格下の存在になっていった


だから

Y様が「Zのこういうところが嫌い」と言えば

Zに対して「こういうところ」を直すように働きかけることは

私にとっては正義だった


こうして私は

最高に偉い人物であるYちゃんが「嫌っている」という理由で

Zちゃんに裁きを下した


このときの私にとっては

最も偉い人物である「Yちゃん」に気に入られることであれば

全てが「正義」だった


たとえ

「Yちゃん」以下の「誰か」が傷つこうとも

「Yちゃん」が喜ぶのであれば

当時の私にとっては

それは計画を立てて仲間を募って実行するほどの価値がある事だった

この記事は2015年12月9日に下記のサイトで投稿した記事の転載です
https://izimedarake.hatenablog.com/entry/20151209

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