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いじめの後遺症(1)絶対味方の人以外、全員敵だと認識する

味方でも敵でもない人って

よく分からない


高校時代、クラスの九割くらいの人たちから嫌われていた私は

卒業してから、自分が周りの人々と中途半端な関係で付き合うことができなくなってしまっていたことに気づいた


親しい友達は「味方」

それ以外は「敵」

私はこんな極端な分類で

自分と周囲の人々ととの関係を考えるようになってしまっていた


だからこそ

高校を卒業したばかりの頃の私にとっては

特別親しい友達でもないのに

自分のことを攻撃してくるわけでもない人

というのは

謎で謎で仕方のない存在だった

しかも当時の私は

その人たちに嫌われてしまう日がいつか来てしまうであろうことを勝手に予感し

いつも怯えていた


そして

結論からいうと

私の予感は外れ

いまだにその人たちから嫌われる日は来ていない


世界は意外と平和なのかもしれないと

最近ようやく信じられるようになってきた


そもそも

「敵」とか「味方」とか

そういう枠組みで

出会った人々を分類しようとしてしまうことこそが

間違っていたのではないかと

いまは思う


それに

自分がどう思おうと

相手の気持ちや行動を

コントロールできるわけではない


だから

自分にできることは

一つだけ


自分自身が相手の「敵」か「味方」か「どっちでもない人」のどれかになることである


場面や相手によっても変わってくるけれど

私はいつか

世界中の全ての人々の味方になりたいと

企んでいる


そして

私のように

「敵でも味方でもない人って分からない」

と怯えている人がいたら


「どっちでもいいじゃん。大事なのはあなたがどう思うかだよ」


と伝えてあげたい


この記事は2015年8月20日に下記のサイトで投稿した記事の転載です
https://izimedarake.hatenablog.com/entry/20150820


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