深海魚ですけど、なにか(1)「間接的攻撃」とはなにか
「私、深海魚ですけど、なにか文句ありますか」
いま私が一番声に出して叫びたいセリフを書いてみた
これは最近ごきさんの記事に何度か登場してきた「☆さんとのやりとり」などに当てはまる「間接的な攻撃」とでも表現するしかないようないじめに対しての
私の心からの反撃の雄叫びだ
私も長年「間接的な攻撃」に心を蝕まれ続けてきた
だからこそ、ごきさんの「間接的な攻撃」という表現に強く共感してしまった
そこで、私はさらにこの「間接的な攻撃」を「深海魚理論」と命名した独自の理論を用いて複数回にわたって説明していこうと思う
そこで今回は、「間接的な攻撃」とはどういうものかについて、じっくりと考えていきたい
まず「間接的攻撃」ということは、
つまり「直接的攻撃」ではないということ
どういうことかというと、直接その人のことを傷つけるのではなくて、間接的にその人を傷つけるということだ
例えば
「直接的攻撃」は、青い服を来ているZ子さんをこのように傷つける
A子「なにその青い服。マジ似合わないし、キモいんだけど」
B子「青い服着てなにが楽しいわけ。人間失格」
C子「確かに。Z子ってもう死んだほうがいいんじゃないの」
それに対して
「間接的攻撃」は、まずこのような何気ない日常のやりとりから始まる
A子「うわー、なにその黄色い服!!マジイケてるんだけど」
B子「本当だあ。めっちゃ黄色い服いい。C子のセンス最高」
C子「ありがとう。A子とB子に褒めてもらえると超うれしい。でも、私なんて全然スゴクナイヨ。なんかさ、青い服とか、ダサすぎて、私、着られないんだよね」
A子「あぁ、わかるわー。青い服は無理だよね」
B子「そうそう、青い服はマジ気持ち悪いわ」
C子「あはは、確かに」
A子「っていうかさぁ、なんで青い服なんて着る人いるのかな」
B子「さぁ、私には理解不能だわ。青い服とか耐えられないし」
C子「まぁ、そうだよね。黄色い服着ないと、死んじゃうしね」
A子「うん。そうだよね。青い服じゃ、生きてけないわ」
B子「そうそう。青い服を着る人生なんて、死んでるのと同じだよね」
C子「確かにね。人生に黄色い服がない人なんて、なにが楽しくて生きているかわかんないよね」
さて、この会話のやりとりが行われている場所から5メートルと離れていないところに、黙々と読書に没頭しているZ子さんがいる
Z子さんはもちろん青い服を来ている
ちなみにZ子さんは黄色い服を着ることが大の苦手である
さぁ、あなたがZ子さんだったら、どのように思うだろうか
きっと実際にこのような場面に遭遇したら
ほとんどの人が確実に心に大きな傷を負うのではないだろうか
そう、これが「間接的攻撃」というヤツの正体である
「直接的攻撃」では、A子さんもB子さんもC子さんも、Z子さんことを「傷つける行為」をしていることが明白であるのに対して
「間接的攻撃」では、A子さんもB子さんもC子さんも、Z子さんのことを「傷つける行為」をしているようには見えない
しかし、それにも関わらず、「間接的攻撃」を受けたZ子さんは「直接的攻撃」を受けたときと同じくらい、またはそれ以上に心に傷を負っている
「直接的攻撃」を受けた場合は、「向こうが悪い」と思える分、反撃もしやすいし、実際に反撃できなくても、心の中で自分を慰めたり、励ましたりすることが容易にできる
それに友達や家族など周囲の人にも相談しやすい
それに対して
「間接的攻撃」を受けた場合は、「向こうが悪い」ようには見えないため、「私が悪いのかな」と心の中にモヤモヤが残り、場合によっては「向こうが正しいのでは」という認識にも繋がってしまい、自分で自分を慰めたり、励ましたりすることができないうえに、考えすぎると「こんな自分はいけない人間なんじゃないか」と自分で自分のことを否定するような考えに囚われ続けてしまうケースもある
また友達や家族にも相談しにくい
仮に誰かに相談したとしても「考えすぎでしょ」の一言で片付けられてしまったり、場合によっては「Z子がA子とB子とC子の悪口を言っていた」なんて思われてしまったりする可能性もある
だから、「間接的攻撃」は、辛い
辛い、辛い、辛い、辛い、辛い、辛い、辛い
そして
何も言えない、何も言えない、何も言えない、何も言えない、何も言えない、何も言えない、
が続く
いままで「間接的攻撃」を受けて「辛い」と思っても「何も言えない」状況ばかりが続き
私もこのエンドレスの悪循環に心を蝕まれ続けてきた
それが最近、ごきさんの記事を読んで
私は初めて「悩んでいたのは私だけではなかったんだ!!」ということを発見し
心が救われるような想いでいっぱいになった
ということで
当面はこの「間接的攻撃」についての記事を書き続けていきたい
もちろん今回の記事では書ききれなかった「深海魚理論」についても触れていく
この「間接的攻撃」についての記事が
一人でも多くの人の救いになればと願っている