ポコ♪の猿でもわかる「孫子の兵法」34
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結果ではなく、経験の蓄積で人は成長する
■メンバーを「自然と死力を尽くす」ように仕向ける
『孫子』の組織論の原点は「兵に死力を尽くさせること」だと先に述べました。
兵士の意思に頼るものではなく、自然にそうなるように仕向け流のです。
「逃げ道のない状態に追い込まれると、一致団結し、敵の領内深く入り込むと、結束を固め、どうしようもない事態になると、必死になって戦うものだ。したがって兵士は、指示しなくても自分たちで戒めあい、要求しなくても死力を尽くし、軍紀で拘束しなくても団結し、命令しなくても信頼を裏切らなくなる」
これを読むと「とりあえず窮地に陥れたらよいのか?」と勘違いする人もいるでしょう。
それは半分正しく、半分は間違っています。
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戦争という極限状態では、敗北はあらゆる悲劇を意味します。敗北はすべてを奪われ、勝者がすべてを手に入れます。『孫子』はおもに将軍職を対象に書かれており、その立場は現代ビジネスならマネージャー職に当たります。リーダーである人物が、会社や組織、チームの中でどのような活躍をすべきか?日本、海外問わず経営者や管理職に『孫子』の愛読者が多いのは、単なる兵法ではなく、そこに人間と言う存在への鋭い洞察が含まれているからでしょう。是非『孫子』を人生に生かし勝利を手にしてください。
世界最高峰の兵法書『孫子の兵法』、様々な先生方が様々な形で解説本を出版されています。三国志の英雄「曹操」や毛沢東、ビル・ゲイツまでが熱中し…
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