【小説】ミリオネア清掃員下村龍之介 ②
第二話 趣味
オレの名は下村龍之介。
地方の空港で働く清掃員だ。
5億円の資産を持つミリオネア清掃員だ。
オレの趣味はまず第一に読書だ。
オレは学が無いから、本を読んで知識をつけとかなきゃいけないんだ。
どんなジャンルでも読むが「ユダヤ陰謀論」が一番のお気に入りだ。
一番好きなのはロスチャイルドだ。
ロスチャイルドってのはたいしたヤツで大貧民から世界一の大富豪になっちまった人物だ。
しかもユダヤ人だから迫害されていてまともな職にもつけなかったのにだぞ。
すげえだろ。神だ。ww
オレはガチでロスチャだけは尊敬しているんだ。
ネットを見るとロスチャを悪く言うヤツが多いんだけど、それはヒガミ、ヤッカミってヤツだと思うぞ。
とにかく、オイラもロスチャイルドほどではないにしろ、世界的富豪になるのが一番の夢なんだ。ww
さて、オイラが何で突然、億の金を手にしたかというと、実は仮想通貨に投資したら見事に的中したからなんだ。
オイラは今までいろんな投資をやってきたけど、どれもこれも失敗の連続だったんだ。ww
アレは3年前の春の事だ。
当時、騒がれ始めていたビットコインというヤツにオイラも乗っかりたいと思ってコインチェックというアプリをスマホにダウンロードしたんだ。
情報が無さ過ぎて、コインチェックがいいのか?悪いのか?わからなかったんだけど、とりあえずやってみようと思ったんだ。
ダウンロードして始めてわかったんだけど、仮想通貨ってのはビットコインだけではなく、アルトコインと言われるコインが山のようにあって、コインチェックも10銘柄ほど扱っていたと思う。
一番最初に見た金額はビットコインが6万円だった。
そしてアルトコインのリップルが0.68円、ネムというあくびが出るような名前のコインもリップルとホボホボ同じような金額だったと記憶している。
オイラはその時、ビットコイン6万円はガチで高いと思ったんだ。
なぜならTVとかでビットコイン1円とか言ってたような記憶があったからなんだ。
なので、オイラはリップルを買ったんだ。
その時、自由になる金が10万円ほどあったので、全額リップルというコインを買ったんだ。
そして、しばらく放っておいたんだ。
つづく・・はず
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