911同時多発テロという名の不思議な話②
政府からの苦し紛れの説明、パンケーキ理論?
米国政府は、大量のジェット燃料によってビルの鉄骨が溶けてしまい、その結果、床が自分の重みで上の階から順番に落下して、ビル全体が崩壊したと発表しました。
これを名付けてパンケーキ理論?
もし、このパンケーキ理論が正しければ、崩壊箇所には重なりあった床と、その間に押しつぶされた家具や事務用品等が残るはずです。
しかし、崩壊現場には床や家具、事務用品は残っておらず、雪のように細かい粉塵だけになっていました。
次に出てきたトラス崩壊理論?
レーガン政権時の財務次官補ポール・クレイブ・ロバーツが「我々は、どんな建物、たとえ鋼鉄の使用が少ない建物でも、パンケーキのように潰れることはあり得ないことを知っている。したがってタワー倒壊の公式発表は議論の余地なく偽りである」と語りましたが、子供でもわかるように、鋼鉄製の建造物が支柱の破壊なしに崩壊することなどあり得ないのです。
パンケーキ理論は「崩壊」しました。
米国政府は2002年に公式見解をトラス崩壊理論に変更しました。
トラスとは、直線的な材料を用い、三角形を基本単位とする構造の骨組みで、各部材の接点を回転自由なピンで接合したモノです。
つまり、航空燃料の引火による高温熱が鋼鉄の強度を脆弱化させ、荷重に耐えられなくなったというのです。
しかし、鉄骨は当時世界最高の品質を誇った日本の新日鐵製で、1093℃で6時間の耐熱試験にパスしていたモノでした。
酸素を充分に供給した状態でも、ジェット燃料の温度は最高で982℃までしか上がりません。
実際に実地テストで建築資材の耐熱試験を溶鉱炉で行った結果、鉄骨柱もコンクリートの天井も1093℃の高温域に耐えられるモノでした。
それに歴史上未だかつて世界中のどこにおいても鉄筋コンクリートのビルが火災で潰れた例はありません。
その後、米国立標準技術研究所(NIST)が行った調査でも、トラス崩壊理論では床梁トラスの連鎖崩壊やコア支柱群の破壊を説明できないとして否定されているのです。
実際、飛行機の衝突直後の写真や動画を見ても、ビルの崩壊まで黒い煙が上がっていました。これは酸素が充分に供給されていなかった証拠です。設計者のミノル・ヤマサキ氏は、空気の対流によって火災が大きくならないように、酸素が回らない構造を取り入れていたのでした。不完全燃焼を起こした状態では704℃までが限界と言われており、それ以上高温になることは考えられないのです。
つづく
【参考文献】『国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ』 阿部芳裕 (徳間書店)
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