前途多難な理想論
「彼氏じゃなくて恋人が欲しい、心でつながりたい」とはよく言ったことですが。
なかなかにお相手は見つからないですね。
恐縮ですが、こんな私に好意を寄せてくれる人はいました。有難いことに
彼氏が欲しいと思いながら、お断りするという自分でもよくわからない矛盾を起こしていくうちに、自分が求めているのは彼氏ではなく恋人ということに気がつきました。
ちゃんとした恋仲になりたいのです。
では、なぜ好意を寄せてきてくれた相手に自分は好意を感じなかったんだろうか。
恐らく、私が自由でいたいから。
私が自由でいたいから、私と付き合う人も自由でなくちゃいけないのです。
けどきっと、恋をしてる人はそんなに自由じゃない。
恋愛は心の自由の表れっていう側面もあるから、悪魔でも私の主観的な考えだとして。
恋をしている人は、多分相手を好きすぎる故に知らず知らずのうちに相手を拘束し、何より自分の心を縛ってるように感じてしまいます。
私を好きだと言ってくれたあの人はどこか縛られてるように感じた。
では、自由な人は一体だれ?
それはきっと私のことを恋愛対象としてみてない人。
ラフに、友達として接してくれている人。
だから私は憧れてしまう、その身軽さに。
だから私は、私に振り返らない人を好きになってしまう。
だから私は恋人ができない。
手を伸ばす前から、振り返ってもらえないと勝手に予想立てて怯んでしまうから。
ならば、振り返らないのを怖がらずに動いてみても良いのかもしれないですね。
奇妙がられても、戸惑われても、私の憧れる人っていうのは振り返らないのだからそしたら怖くもない気がしてきた。
自由な人を捕まえてみよう。
憧れの人を振り返らせたい。
万が一、成功しても
一が万、失敗しても
世界は変わらないのだから。