読書で心に響いた名言集(57日目)

超訳 ニーチェの言葉

『勉強はよく生きることの土台となる』
たとえば、与えられた約束をよく理解して守り続けるためには、充分な理解力と記憶力が必要になる。この理解力と記憶力は、鍛練されて獲得できる知性の一部だ。
相手に対して、あるいは遠くの誰かに対して同情を持ちうるためには、充分な想像力が必要となる。想像力もまた、知性の立派な一部だ。
こういうふうにして、人間的な論理や道徳というものは知性と強く結ばれている。そして、知識のない知性というものはありえない。
したがって、何の役にも立たなそうに見える勉強ひとつでさえ、自分が人間としてよく生きていくことの土台となっていくと言えるのだ。


知性を身につける為には、多くの知識を得ていく必要があります。
そして、知識を得ていく為に欠かせないのが勉強です。

私たちは子供の頃から、当たり前の様に勉強に携わってきました。
ただ、勉強と聞くだけで毛嫌いしてしまう人も多かったのではないでしょうか。
確かに、学校で数学や歴史などの授業を受けながら「これが将来何の役に立つのか」という疑問を持った人も居ると思います。

しかし、勉強が出来るということ自体、とても贅沢なことです。
問題はそれを正しく伝えられる大人が少なかった気がします。
「勉強しないと、良い学校に入れないよ」「テストで悪い点取ったらお父さんにまた怒られるよ」など、勉強をするきっかけがネガティブから入る事を教わってきました。
そうなると、どんどん勉強という言葉自体が嫌いになってしまいます。

けれども、何の役にも立たないと思っている勉強も、実は人生の土台となっています。
たとえば、数学を身につければ数字で物事を考えることが出来ます。この考え方はビジネスでとても役立ちます。数学の中でも、因数分解を身につけておけば、1つの問題点を数字で分解して考える事が出来るので抽象的はなく具体的解決に繋げる事ができます。
歴史では、歴史上の偉人がどの様にして多くの功績を残したのか、そのプロセスを学ぶ事が出来ます。そして、偉人からメンターを見つけて自分の人生の糧に出来る可能性だってあります。
ソフトバンクの孫正義さんも坂本龍馬について多くを学び、講演で良く取り上げて話をしています。

こうやって正しい知識を身につけていくことは決して無駄にはなりません。
いつか、為になる時が来るはずです。
ですから、最初から勉強しても意味がないと諦めてしまう人に成長はありません。

これは大人になってからも同じです。勉強は学校を卒業したら終わりではありません。社会人になったら、多くの壁にぶつかります。
それを乗り越える為に必要なのが、「勉強で知識を得て、それを実践して知性を身につける事」
その繰り返しが、人間としての成長に繋がりより良い人生にしていく力となっていきます。


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