読書で心に響いた名言集(55日目)

超訳 ニーチェの言葉

『本質を見分ける』
鉱泉の出方はそれぞれだ。とうとうとあふれんばかに湧き出る鉱泉。尽きることなく流れ出るもの。ぽたぽたと滴をしたたらせるもの。
鉱泉の価値を知らない人は、その水の量で豊さを判断する。鉱泉の効用を熟知している人は、その泉の水ではないもの、含有成分で鉱泉のよしあしと質を判断する。
同じように、他の事柄に関しても、見かけの量の多さや圧倒的な迫力にまどわされてはならない。何が人間にとって意味と価値のある質であるのか。
本質を見分ける眼を持つことがきわめてたいせつなのだ。

人は良く、その人の見た目、肩書きや経歴で価値を判断します。
高級な物を身につけていたり、高い地位に居る人や、輝かしい実績を残してきた人は、そこに行き着くまでの理由が存在します。
その理由を知らないままに、表面上でその人の価値を判断してしまうのはとても危険です。
なぜならば、人を騙し蹴落として、高い地位や実績を手に入れている可能性もあるからです。
人を疑いながら生きていくのは、気持ち良いものではありません。
けれども、本質を見極める訓練は日々行なっていくべきです。
その訓練の方法は、自分自身を高めることです。
「誠実に謙虚に、目の前の事に取り組む」それを継続して自分自身を高めていけば、相手が本質的に良い人間か悪い人間かが分かってきます。
本質を見分ける事で、より良い人生を歩んでいきましょう。


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