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Web3の今(BTC10万ドル時代に寄せて)

【注意】この文章は、途中までは「ChatGPTの力を借りながら」書いています。最後に自分で書いたポエムを記載しました。

Web3の外部と内部の境界のところを意識して書いています。今必要なのはもっと多くのプレイヤーの参加であり、そのために2号ファンドを組成中です。

はじめに

デジタル社会の進展に伴い、国家や巨大企業が情報や経済インフラを独占する状況が深刻化しています。これにより、個人や中小企業の可能性が抑制され、富や権力が一部に集中する問題が生じています。具体的には、国家による監視や統制の強化、巨大企業によるデータと経済活動の支配が挙げられます。この独占的な構造は、経済的不均衡や社会的な透明性の欠如、そしてイノベーションの阻害をもたらしています。

こうした課題に対する解決策として、Web3の社会実装が注目を集めています。Web3は分散型技術を基盤とし、中央集権的な管理から解放された透明で公平なシステムを構築する可能性を秘めています。これにより、個人がデータや価値を直接管理し、新たな経済成長や収益機会が生まれることが期待されています。特に、トークンエコノミーや分散型自律組織(DAO)を通じて、価値創造に参加する人々が公平に報酬を得られる仕組みが重要視されています。

最近では、ビットコインの価格が急騰し、マクロ投資環境が改善されていることから、暗号資産やWeb3関連領域への投資熱が高まっています。この動きは、投資家の間で「今投資しないと乗り遅れる」という機運を生み出しており、市場全体に活気をもたらしています。これにより、Web3技術への関心が一層高まり、社会実装への期待が強まっています。

現状のWeb3は発展途上であり、技術的な課題や規制の整備、ユーザー体験の向上が必要とされています。しかし、その進化は急速であり、特に分散型金融(DeFi)やNFT、DAOといった具体的なユースケースが示す経済的・社会的インパクトは無視できないものとなっています。

Web3の現状:2024年の転換点

2022年頃までのWeb3は、概念や可能性に多くの期待が寄せられた黎明期でした。しかし、2024年現在、社会実装が進みつつあり、ビジネスモデルの実験段階から収益性を伴う成熟したエコシステムへの移行が見られます。これには以下の要因が影響しています:

  1. トークン経済の再定義

    • 2022年のトークンブーム(NFTや初期のDAOなど)は短期的な投機熱が支配的でしたが、現在は持続可能な収益モデルを備えたプロジェクトが評価されるようになっています。特に、収益分配やガバナンスがトークンによって透明化された仕組みが注目されています。

  2. 規制環境の変化

    • トランプ再選後、米国では暗号資産市場を「次世代の経済インフラ」と位置付ける動きが強まり、規制の緩和が市場の追い風となっています。これにより、従来参入をためらっていた機関投資家が市場に参加し始めており、資金規模が急拡大しています。

  3. 社会的ニーズへの応答

    • Web3は単なる投資対象を超え、金融包摂(financial inclusion)や情報の透明性、公共財の再構築といった社会的課題に応える技術としての認識が広がっています。

2024年時点での具体的投資機会:次の波を見据える

これまでのWeb3は基盤技術や抽象的な価値提案に焦点を当てていましたが、現在の市場環境では以下の具体的な領域が「投資先」として現実性を伴っています:

1. 成熟Defi市場

①分散型金融(DeFi)の進化と収益機会

  • 現状
    DeFiは、2022年以降の一時的な投機熱を脱し、収益性と実用性を兼ね備えた新たなフェーズに突入しています。従来の金融システムに対し、低コスト・高効率な代替手段を提供し、個人・法人・機関投資家がアクセス可能な仕組みを形成しています。

  • 具体的な投資対象

    • レンディングプロトコル(Aave、Compound):資産の流動性を高めると同時に、安定した利回りを提供。特に、リアルワールド資産(RWA)のトークン化による貸付事業の拡大が注目されています。

    • 分散型取引所(DEX)(ハイリキ、Uniswap、Curve):特定の資産ペアでの効率的な取引や、手数料収益を生むプール運営が成長。市場が成熟する中で、新たな手数料分配モデルが導入されています。

    • Yield Farmingとステーキング:DeFiプロトコルが提供する利回りサービスは依然として収益機会が大きく、特にイーサリアムなどの主要ネットワークでのステーキングは安定収益を期待できます。

②ステーブルコイン:新たな金融基盤

  • 現状
    ステーブルコインは、暗号資産と従来の金融システムをつなぐ重要な役割を果たしています。特にUSDC、USDTなどの法定通貨にペッグされたコインは、クロスボーダー取引やDeFiエコシステムの中核を担っています。また、2024年現在、国家レベルのCBDC(中央銀行デジタル通貨)との連携や競争も進展しています。

  • 具体的な投資対象

    • ステーブルコイン発行プロジェクト:法定通貨に裏付けられたステーブルコイン(例:CircleのUSDC)やアルゴリズム型ステーブルコイン(例:DAI)は、国際送金や資産保全の手段として拡大中。

    • ステーブルコインを基盤とした決済システム:既存の決済インフラ(Visa、PayPal)と統合されたプロジェクトが急速に成長しており、投資対象として注目されています。

    • リアルワールド資産(RWA)のトークン化:ステーブルコインと連動した不動産、債券、コモディティのトークン化が進み、これにより分散型市場での取引が可能になっています。


2.その他の成長が期待される分野

① 分散型データ経済の台頭

  • 状況:データの収益化はこれまで中央集権型企業が独占してきましたが、2024年現在、個人が自分のデータを管理・収益化するプロジェクト(例:データクリーンルーム技術を用いた分散型データ共有モデル)が活発化しています。

  • 投資機会:個人データをトークン化し、データを販売・共有することで直接収益化を図るプロジェクトや、それを支えるインフラ(例:Ocean Protocol)が注目されています。

②地域特化型Web3エコシステム

  • 状況:国家単位ではなく、地域ごとのWeb3インフラ整備が進行中。特に、日本のエンターテインメントや観光業界におけるNFT活用やトークン化された地域通貨が実用段階に入っています。

  • 投資機会:地方自治体や地域産業を支援するプロジェクト(例:観光地でのトークン活用、特産品NFT)が、既存経済へのインパクトを生み出し始めています。

③分散型AIとWeb3の融合

  • 状況:生成AI(ChatGPT、Midjourneyなど)の急速な普及を受け、AIとWeb3の融合が次の大きなテーマとなっています。特に、分散型計算リソースを用いたAIトレーニングや、AIによるDAOの意思決定支援が進展中です。

  • 投資機会:分散型コンピューティング(例:AO Network)やAIトークンプロジェクトが、市場の大きな注目を集めています。AI自体が自律的に取引を行ったり、botとAIが融合する世界は目の前です。

④ 次世代ゲームエコノミクス

  • 状況:単なるPlay-to-Earnモデルは下火となった一方、Web3を活用したゲーム内資産の相互運用性や、プレイヤーコミュニティ主導のゲーム運営(DAO)が成長しています。

  • 投資機会:トリプルAクラスのゲームスタジオと連携した分散型ゲームプラットフォームや、プレイヤー所有の仮想経済が新たな収益モデルを生み出しています。

⑤ 分散型インフラの成熟

  • 状況:Web3の普及を支えるインフラ層が収益を伴う段階に到達しています。特に、分散型ストレージ(Filecoin、Arweave)やスケーラビリティ向上のためのLayer 2ソリューションが、利用者数を大幅に増加させています。

  • 投資機会:これらのインフラプロジェクトは収益性が高まり、安定したキャッシュフローを提供する可能性があります。

⑥グローバルサウス市場向け基幹産業としての事業

  • 状況:超国家領域では、Web3は「グローバルサウス」向けの人々への膨大な重要のニーズに応えたり、投資ボリュームととしては小さくとも、大量の参加者に支えられた新しい金融市場が生み出されつつあります。2024年に爆発的にヒットしたテレグラムミニアプリはWeb3とグローバルサウスの急成長の可能性をわかりやすく感じさせた事例でした。

  • 投資機会:より大きな投資マネーやプレイヤーが参加し、過渡期的なバブルから実態を伴った事業が立ち上がっていくことに留意することが必要です。グローバルサウス発のIPや事業の大きなうねりがデジタル空間で完結したもう一つの新大陸である「メタバース」の骨幹となるまでの間の重要な市場となることでしょう。

htmlやサーバーを活用してウェブサイトを構築していた1990年代後半から、2000年代前半にブログが誕生に誰にでも開かれたウェブの使い方が生み出されたように、Web3領域においては「誰しもがweb3の仕組みを活用できる」段階に達していない、参加プレイやが圧倒的に少ないため、表面的には社会実装がweb2の世界の単なる税金や補助金を使った社会実験やR&Dの域を出ていないように見えてしまう部分には留意が必要です。

今後の見通し:投資熱とその先

2024年の暗号資産市場は、トランプ政権による政策転換や規制緩和の期待を受け、短期的な投機熱が高まっています。しかし、この熱狂は2022年と同じ轍を踏むだけではありません。今後のWeb3投資は、以下のポイントを押さえることが重要です:

  • 長期的な収益モデルの確立:持続可能性を重視し、短期的な価格変動に左右されないプロジェクトへの投資。

  • 社会的インパクトの追求:金融包摂やデータ主権といったテーマに基づく、社会課題解決型のプロジェクト。

  • 市場の多様性の拡大:北米や欧州中心から、アジアや新興国を含む多様な市場への進出。

結論として、2024年はWeb3が社会的・経済的に成熟する過程における転換点です。今後はミクロな投資機会を通じて、単なる技術の革新を超え、地域や個人の持続可能な経済成長に寄与する具体的なプロジェクトが求められる時代に突入しています。


ここからはGPTに頼らず書いた自分のコラムです。

インターネットとデジタルによって最適化された社会・資本主義世界の不均衡の本質は「最適化されすぎることで独占やイノベーションへの弊害が発生すること」「規模の経済性やネットワーク経済性がより強固に機能することで全体不最適な状況に陥ること」となりました。

もっとも、AIの登場で既存社会は人間が介在しない「超」社会下における「超」経済システムへ移行しようとしている中、社会はそれを徴税権や(経済的な武器)法律等に基づく逮捕権を介在させて公共的な価値を維持しようと動いていますが、本質的な解決ではありません。

デジタルの集権的な仕組みは最適化が進みすぎると分散化に動く傾向にあります。そういう中でWeb3的な技術やシステムが社会に受け入れられる潮流もあります。

一方でボトルネックが解消されると集権化とそれの周辺モジュールの役割に撤したほうがシステムの最適化は前に進みます。

2000〜2003年ぐらいにおこったICP/IPのルーティングシステムの改善、ブラウザUXの改善で、web?*TCP/IPに集中させたweb2.0が中央集権的な潮流として沸き起こりました。

この時代の寵児がGoogleであり、単一汎用コンピューターが世界中にばら撒かれたスマートフォン革命を経て今日はOpenAIです。

今後の社会潮流としては、究極の独占の弊害とは「国家暴力によって管理される貨幣通貨(fiat)によってすべてが最適化された世界」です。

経済活動に際しては取引手数料(消費税、関税)を媒介させられるのは何より象徴なのです。

価値の移転とは経済活動の対価の移動であるが、これ自体が貨幣通貨の徴税権と罰金という暴力によって妨害の危機に立たされつつある。人間が介在しない経済システムの中でこれらは機能しなくなります。

Web3の本質的な仕組みの一つに「価値の分配と相対価値の交換」という事情がある。fiatを介した経済活動は究極には取引せ手数料を超えた信用創造がない限り活動はシュリンクする運命にあるが、これをweb3側の価値流通に置き換えることで、自立分散的、持続的な交換活動が促進される時代がやってくると思います。

これを人間が介在しない超社会おける大多数の経済活動の本質なになるべきだと考えました。

C向けサービスは引き続き人間が主体であるべきだが、今後主体となる、超社会における大多数利経済活動はweb3的なエコノミクスで半永久的に動く経済システムによって支えられるようになっていくのです。


こうした社会の土台を作っていくことがインターネット革命の第二章である。大半のプラットフォームや汎用的な仕組みはweb3の世界に置き換えられ、その仕組みを使った多様な社会やコミュニティのに中に人間が暮らす世界が生み出され、それを支える価値流通・価値の流動性を担保する仕組み(トークンによるdefi的な世界の未来)を作られていくのです。

アテンションからアセットの世界へ。こんなことを考えてファンドを組成したいです。

さらに未来を感じたい人におすすめな本は下記です。



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Takashi SATO
この記事は「投げ銭」記事です。ポジティブにお金が回る仕組みにしてみたいと思いました。記事をおもしろいと感じてくださった方は「投げ銭」をよろしくお願いします。