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テキストライブ開発記録 〜バージョン1について〜

こんにちは。

執筆過程をライブ配信できるサービス TxTLive(テキストライブ)を運営している中の人です。

テキストライブって?

テキストライブは、よくある画面共有でのライブ配信でなく、サービス上のエディタで執筆してその文章をライブ配信する形の執筆に特化したライブ配信サービスです。

音声の配信がデフォルトオフなのでしゃべらずにまわりの環境に関わらず配信を行えたりします。

視聴者さんとはチャットコメントでやりとりします。

テキストライブをもっと詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。

 この記事について

考えていることなどを表に出していこうとなったのでいろいろ記事にして公開していくことしました。

この記事は、その第2弾。

作るきっかけと初期の考えについて書かれた第1弾はこちら!

いろいろの部分がもう少し詳しく書かれています。

今回はバージョン1(初期リリース時からバージョン2へのシステム置き換えまで)がどんなものだったのか今と比べながら記録として書いていきます。

  • 今と機能内容に違いがあったり消えた機能

  • ご要望や使われ方を見つつ追加した機能

  • バージョン2で新たに追加された機能

といった項目に分けつつ紹介していきます。

今と機能内容に違いがあったりバージョン1で消えた機能

バージョン1リリース時からバージョン2までの間に追加されたりした機能の中で、今の機能内容と変わっている機能やバージョン1運営中に消えた機能などの紹介です。

執筆・配信機能

バージョン1とバージョン2との1番の違いは執筆・配信まわりでしょうか。

バージョン1は配信に特化したツールとして作られたのもあり、配信外に執筆できないようになっていました。

執筆できるのは配信開始から終了までで、配信後に執筆しようとすると再び配信をする必要がありました。

執筆=配信だったわけです。

バージョン2では、オンラインエディタに配信機能が付いたような形になり、執筆しながらどのタイミングでも配信が行えるようになりました。

バージョン2以降しか使ったことがない方はこの違いに1番驚くのではないかと思います。

なぜバージョン2でこの形になったのかは、少し長くなるので次回以降の記事で書くことにします。

音声配信

執筆モードでの配信で、配信者が音声を配信することができる機能です。

初期にはなかった機能です。

執筆に音声が必要かという問答は否で解決していたのですが、ライブ配信=音声付きという認識が一般的で音声も流せるようにしてほしいというご要望が大きかったものもあり悩んだ末に追加しました。

あくまでオプションという立ち位置での追加で、デフォルトではオフになっています。

そこまで重要視していなかったものあり、付け焼き刃の技術で無理くり音声を配信できるようにしているのもあり音質はよくありません。

あくまでオプションという立ち位置は今も変わらず、音声まわりのシステムを作り直したりはしておらずβ版という形で今なおある機能です。

チャットモード

前回の記事でも紹介しましたが、今の配信の形とは違って視聴者とのチャットコメントでのやり取りに特化したモードがありました。

昔は、今の形が執筆モードと呼ばれていて、チャットモードとテキストライブ作成時に選択する形でした。

チャットモードは、よくあるチャットアプリの表示で常に左の吹き出し表示が配信者、右側が視聴者といった形の表示で配信者が埋もれず主体となれるような形になっていました。

ユーチューバー、Vチューバーのような活動をテキストのみで行えるようにと考えた機能でした。

消えた理由はほぼ使われなかったから。

執筆モードでもチャットコメントがあったのもあってそちらを使われていたようです。

一部のユーザーさんにはご好評をいただいていましたが、より執筆にフォーカスしようという判断の基、バージョン2リリース後少し経ってから新規作成をできなくしました。

今ならまだアーカイブはまだ見れたりしますよ。

公開範囲の違い

初期の公開範囲は、全体公開、URL限定の2つのみ。

今だとログイン限定、プライベート、あいことば制限が追加されて合計5つになっています。

スタンプ機能

消えた機能の代表格でしょうか。

チャットコメント欄にスタンプを送れる機能です。

Goodとか大きなハートとかの画像を気軽に送れるような感じです。

また、ユーザーごとにスタンプを独自に設定できてユーザーごとの特色を出せるようにしていました。

他ユーザーとの違いを出せないように設計していった中で、違いを作れる場所の1つでした。

実装した理由としては、違いを出せる箇所が0というのはさすがにやりすぎだと考えたのが1つ。

配信に辿り着くまでに触れる情報での違いをできるだけ少なくしたかったので、配信・視聴中のみでしか触れない要素であるチャットコメントで違いを出せるようにしようと考えたのが1つ。

2つの考えから捻り出したのがこのスタンプ機能です。

使用状況が芳しくなくもっと気軽に簡単にと考えた結果、ワンボタンでハートを送れる機能を追加することに決めたのもあってこの機能は廃止になりました。

サムネイル画像について

バージョン1リリース時はサムネイル画像はなく、リリース後に追加されました。

その時、追加されたデザインは2種類。

今のような色を指定する形ではなく、デザインが違うものを選択する形でした。

色がほぼない形のデザインで、今のサムネイル画像に表示している情報とほぼ同じ情報を表示していた形でした。

ユーザー間に執筆以外の要素で違いを出さないっていう考えがここにも現れています。

執筆時の画面構成

バージョン2では、エディタ設定から画面構成を複数の種類から選べるようになっていますが、バージョン1では1つだけでした。

画面の左に執筆エリア、右にプレビュー、チャットコメントが下に表示される画面構成だけでした。

表示していた情報

現在は、執筆時間・文字数・段落数・配信時間・視聴者数を表示できるようにしていますし、それぞれについて設定から非表示にできるようになってますが、バージョン1では文字数・配信時間のみの表示で非表示の設定もなかったです。

ご要望や使われ方を見つつ追加した機能

各種構文機能

見出しや引用やチャット風表示などを構文を用いることで表示できる機能です。

執筆を配信=小説や記事などありとあらゆる文章の執筆の配信と考えてたのでリリース時から追加で実装することに決めていました。

記事などを書く際に必要と思われる表示ができるようにしていったわけです。

チャット風表示の構文は、チャット小説が出始めた時期だったので入れてみた機能だった気がします。

フォント設定

ゴシック体と明朝体の2種類をテキストライブ単位で設定できる機能です。

この機能が追加されるまでは、サービス内の文字はゴシック体で統一されていました。

なつかいしいです。

テキストライブ単位で設定する形で、ユーザー単位の共通設定はバージョン2までなかったです。

執筆する要素でユーザー間の特色が出せる数少ない要素の1つでした。

Twitter連携

ライブ配信開始時などにTwitterに配信開始などの情報を自動でつぶやく機能がほしいというご要望を少なからずもらっていたのと、ユーザー間でテキストライブの宣伝・拡散がしてもらう目的で実装しました。

Twitterと連携して自動でつぶやく機能を追加しましたが、執筆にTwitterが必須ではないという考えがあったので、テキストライブの新規登録時にTwitterと連携してアカウントを作成する機能は未実装でした。

どうしても始めようとした時にTwitter連携という文字列があるとSNS上で繋がりがないと使いづらいものという認証を植え付ける形になると考えたためです。

ただし、新規登録画面ではなく、ログイン画面にはTwitter連携でログインする機能がありました。

これは連携してもらった方には少しだけ使いやすくなるようにしようと考えてのことでした。

これが問題でした。

自分が思っていた以上に、Twitterでログイン=サービスが使えるアカウントでログインした状態になるという認識が浸透していました。

Twitter連携のみでアカウント管理を行うサービスは確かに「Twitter連携でログイン」で新規登録もログインも統一されています。

テキストライブのアカウントとTwitterアカウントの連携がされていない方も、ログイン画面のTwitter連携でログインするボタンを押すことになり、登録できない、使えない、意味がわからないといった度々寄せられました。

結果、随分経ってからになりますが新規登録時にTwitterと連携してアカウントを作成できるようにしました。

バージョン2で新たに追加された機能

こちらは一部をさらっと羅列するだけにとどめます。

それぞれの追加の理由はバージョン2の記事で詳しく書きたいと思います。

  • 構文ショートカットボタン

  • 動画変換

  • メモ機能

  • 検索と置換

  • アーカイブ再生時のカット機能

  • タグ機能

  • 各種エディタ設定

などなど

さいごに

さて、今回は以上になります。

バージョン1がどんなものだったのか少しでもわかってもらえたならと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回も読んでいただければ嬉しいです。

また、テキストライブにちょっとでも興味が湧かれましたら、一度使ってみてください。

後、これを書こうとした際の執筆過程をテキストライブにて公開しています。

テキストライブがどんなものか知るのに丁度良いかと思いますのでみてみてください。

再生マークを押して少し待っていてもらえれば執筆過程が再生されますのでお試しください。


テキストライブ

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https://twitter.com/txtlive_net

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https://twitter.com/naname210

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