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デニム工場見学第1回目~製織編~

こんにちは。モリタです

先日度々このnoteでも紹介させてもらっている機屋の「シンヤ」さんにお伺いしたので、みなさんと一緒に工場見学していきましょう!

デニム好きには必見の内容となっております!

シンヤ㈱

シンヤ看板

弊社が創業当初からお世話になっている機屋さんで、日本屈指のデニムファクトリーです

弊社のセルヴィッチデニムの品質はシンヤさんによって守られているといっても過言ではありません

シンヤさんのHPです↓↓

工場全体

全体図

遠州浜松の旧式力織機を70台以上保有し、

今後10年はリペアメンテナンスが可能なだけの部品取り用パーツをストックしています

旧式力織機

これがセルヴィッチデニムを織る旧式力織機です

織機全体

織機が動いている時はとんでもなく大きな音がするので、横で会話もすることもできません

それだけ大きな力を使って動かしています

シャトル

このシャトルと呼ばれる武器のようなものにヨコ糸を入れて織っていきます

シャトル

タテ糸

綺麗に張られたタテ糸です

タテ糸はり

遠州の旧式力織機

シンヤSAKAMOTO

遠州の旧式力織機はパワーに優れた織機です

なので、デニムのような太番手の織物の製織に向いている反面、より一層熟練職人の腕を必要とします。

遠州の旧式力織機はフェラーリのようなもので、卓越し洗練された操作技術があってこそ、性能が発揮できるんです

遠州の旧式力織機はカスタマイズすることができるので、扱う職人によって性能が全く異なることも特徴です

ザラ感

ザラ感

このザラ感を出すことが職人の腕です

原反

シンヤ原反出来上がり

白生地機

白シンヤ

弊社では特別にシンヤさんに白の生地も織ってもらっています。

これはほんとに特別なことで、デニムと白の生地は一緒に織れないんです

なぜならデニムを織る過程で、インディゴに染められた綿カスが空気中に舞ってしまい(業界では風綿と呼ばれています)、その綿カスが白の生地に触れることで、白の生地にインディゴの綿が一緒に織りこまれてしまうことで、A品にならないからなんです

なので白生地を織る際は隔離して、別の部屋で織らないといけません

これが結構面倒で、場所を確保しないといけないし、職人の負担が増えるので、基本はやってくれないんですね

シンヤさんと弊社はパートナーシップを築く関係で、この白生地の企画が実現していることになります

まとめ

どうでしたでしょうか?

デニムマニアの方には涎物の内容かと思います

他にもデニム生産の現場を書いていこうと思うので、よろしくお願いします

今日はこのへんで。

モリタ


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