デニム工場見学第3回目~紡績編~
こんにちは。モリタです。
デニムの工場見学第3回目。今回は紡績工場の見学です
紡績とは→綿を糸にしていく工程のことです。
今回は大阪は岸和田市の山忠紡績さんの工場を見学させていただきました。
山忠紡績
いつもなら外観を写真に収めてくるんですが、忘れておりました.....
それではいってみましょう
まずは綿が輸入されてきた状態のものがこちら↓↓
原綿倉庫
私たちはベールと呼んでいます
いろんな国の綿がありまして、デニムに使用されるのはオーストラリアとアメリカ、メキシコあたりが多いです
弊社の品番でも使われているCOTTON USAの原綿もありますね
綿は輸入される際に輸送コストを抑えるために圧縮されてから輸入されます
まずはこのベールをはがして、ほぐしていきます
混打綿(こんだめん)
この機械の刃で
ゴリッと!
ほぐされた綿たちです
だいぶ本来のイメージの綿に近づいてきました
この工程により綿のカスや異物を取り除いていきます
こうしてほぐされた綿はラップと呼ばれる筒状に形を整えていきます
このローラーでぐりぐりっと
さて次の工程です
梳綿(りゅうめん)
ラップの状態だと繊維がもつれ合っているので、それを解きほぐしていって、繊維を均一方向にしていきます
この刃でラップを
スライバー状にしていきます
出来上がったスライバーたちです
粗紡(そぼう)
この工程では、スライバーを引き伸ばし細くし、撚りをかけて粗糸にしていきます
もうだいぶ糸に近づいてきました
精紡(せいぼう)
粗糸を引き伸ばし、撚りを加えて強度を持たせ、糸が完成します
デニムの糸に欠かせないムラ形状はここで作られます
映えポイントです
出来上がった糸を巻き上げて
出来上がりです!!
梱包して、各地の染工場へ出荷されます
まとめ
3回にわたって工場を見学してきましたがいかがでしたでしょうか?
デニムの生地を作るのにいくつもの企業が携わっており、1社だけではどうやっても作ることができないんです
そのいろんな企業と共同してチームワークを組んで生地を作っています
工場見学シリーズはこれで終了です
今日はこのへんで。
モリタ