鶴木メイのストリクスヘイヴン考察
PWの皆様ごきげんよう、鶴木メイです。
もうすぐストリクスヘイヴンが発売されますね。
カードリストも全て公開され、ドラフトやりたさMAX~な感じです。
発売前ということで、正解はまだわかりませんが新環境の予想をやっていこうと思います。予習もかねて見て行ってみましょー。
1. 魔法学院【ストリクスヘイヴン】
魔法学院ストリクスヘイヴンには5つの大学があります。
【ロアホールド】(白赤)
【プリズマリ】(赤青)
【クアンドリクス】(青緑)
【ウィザーブルーム】(緑黒)
【シルバークイル】(黒白)
ドラフトをする際には基本的にはどれか一つの大学を選んで、その大学の特色にあったカード群を集めてデッキを作成していくことになります。
各大学の特色は以下
【ロアホールド】(白赤)・・・墓地活用
【プリズマリ】(赤青)・・・コスト軽減&重スペル
【クアンドリクス】(青緑)・・・マナ加速&土地数参照
【ウィザーブルーム】(緑黒)・・・生贄ギミック&ライフ回復
【シルバークイル】(黒白)・・・+1+1カウンター&飛行
特色にあったカードを集めていくことでデッキはより強くまとまりを得ます
今回の【ストリクスヘイヴン】は明確にアーキタイプ環境と言えそうです。
2. 各大学のゲームレンジ
【早い】
シルバークイル(白黒)
環境で最もアグレッシブな大学がシルバークイルです。
飛行が多く+1+1カウンターを用いて早期に相手のライフを詰めていくスタイルです。構築もプレイも明快でわかりやすいことに加え、環境内に軽い除去が少ないことも相まって、最も人気の大学になるのではないかと思います。
【中速】
ロアホールド(赤白)・ウィザーブルーム(緑黒)
ロアホールドとウィザーブルームを選んだ場合はミッドレンジ的なデッキになりそうです。
それぞれ墓地利用やライフ回復を用いて粘り強く戦います。
シルバークイルを意識したデッキ構成・カード選択をしていくと良いと思います。
【低速】
クアンドリクス(青緑)・プリズマリ(赤青)
クアンドリクスとプリズマリはマナ加速やコスト低減を用いて、重くて強いカードで相手を圧倒していきます。序盤は押し込まれる展開になりやすいので壁役のクリーチャーや除去で耐えてから逆転を狙う感じになりそうです。
シルバークイルを意識したカード選択・構築をしましょう。
3. 各大学人気予想
シルバークイル(白黒)>>ロアホールド(赤白)≒プリズマリ(赤青)≧ウィザーブルーム(緑黒)>クアンドリクス(青緑)
tier1=シルバークイル
tier2=ロアホールド・プリズマリ・ウィザーブルーム
tier3=クアンドリクス・その他カラーリング
シルバークイルがさいつよ。卓内で最も混みそうな大学です。
プリズマリはクアンドリクスと同様遅いカラーリングですが、赤の除去やプリズマリの制約魔導士(コモンのハイブリッド2マナ3/3防衛)によって序盤を耐えやすく、序盤を耐えた後は巻き返すスペルも充実している為そこまで不人気にはならなさそうです。
クアンドリクスはランプしてもランプ先が弱いので戦略的にイマイチです。
除去も薄いし回避能力持ちも少ないしで、良い所があまりありません。
奴は5大学の中でも最弱・・・。
4. 各色人気予想
白≒黒≧赤>青>緑
ドラフト時、初手で明確に指針となるカードが無い場合には白か黒でスタートして、シルバークイル・ロアホールド・ウィザーブルーム辺りのいずれかに向かえるようにしておくのが良いんじゃないかと思います。
ポジション的に可能ならシルバークイル(白黒)を目指したいです。ただ上家と被るくらいならクアンドリクス(青緑)を選択した方がマシですかね。
クアンドリクスはカラーリング的に人気のない色の組み合わせになりそうなので卓1も狙えそうです(逆を言えば卓1じゃないとやりたくありません)
5. 共通ギミック
魔技
インスタントかソーサリーを唱えるもしくはコピーする毎にボーナスが得られる能力で、得られる効果はカード毎にバラバラです。
魔技持ちカード分布は以下
白・・・コモン1、アンコモン1、レア1
青・・・コモン0、アンコモン1、レア1
黒・・・コモン0、アンコモン0、レア1、神話レア1
赤・・・コモン0、アンコモン1、レア0
緑・・・コモン0、アンコモン1、レア1
単色にはあまり存在しません。ほぼアンコモン以上です
白赤・・・コモン1、アンコモン1、レア0
赤青・・・コモン1、アンコモン1、レア0
青緑・・・コモン1、アンコモン1、レア0
緑黒・・・コモン1、アンコモン1、レア0
黒白・・・コモン1、アンコモン1、レア0
マルチには各大学ごとにコモンアンコモン共通で1枚ずつ存在します
履修を行う・講義カード
履修を行う
基本的にはソーサリーやインスタントの効果の一部としてついてる能力です。ゲーム外(サイドボード)から講義のカードタイプを持つカードを手札に加えるか、カードを一枚捨てて一枚引くことが出来ます。
履修を行う 持ちのカード分布
白・・・コモン2、アンコモン1、レア1
青・・・コモン2、アンコモン1、レア0
黒・・・コモン1、アンコモン1、レア0
赤・・・コモン2、アンコモン2、レア1
緑・・・コモン1、アンコモン1、レア1
緑黒・・・コモン1
黒白・・・コモン1
黒に少ないですがマルチカラーも含めれば各色均等位の枚数です
講義
講義カードは全てソーサリーです。
履修→講義でアドを取りつつ魔技を二回誘発させることが出来ます
但し講義カードの効果はマナコストに対してやや弱めに設定されています
また、講義カードをサイドボードに用意するためにメインデッキに採用する23枚前後のカードに加えて講義カードを追加でピックする必要があります
講義 持ちのカード分布
白・・・コモン0、アンコモン1、レア1
青・・・コモン0、アンコモン1、レア1
黒・・・コモン0、アンコモン1、レア1
赤・・・コモン0、アンコモン1、レア1
緑・・・コモン0、アンコモン1、レア1
赤白・・・コモン1
青赤・・・コモン1
青緑・・・コモン1
黒白・・・コモン1
緑黒・・・コモン1
無色・・・コモン4、神話レア1
講義持ちカードは単色ではコモン0で、各大学のコモンに1種ずつ。
色毎の枚数は均等です。
6. 各大学毎の序盤の動き
各大学の序盤の3ターンの動き出しをコモン限定で見て行ってみましょう。
コモンでどんな動きが出来るかでなんとなくその大学の雰囲気が掴めます。
【ロアホールド】
1ターン目
2ターン目
3ターン目
個人的に双巻物のシャーマンにちょっと期待してます。
導きの声(+1カウンター付与+履修)→拡張解剖学(講義:+1カウンター×2付与)はコンボと言って差し支えないでしょう。
熱心な研究(+3/+1トランプル付与)で押し込む動きも強そうです。強化した後に輝く抵抗(+2+2呪禁付与)で除去を弾けばそのまま勝ってしまうのではないでしょうか。
【プリズマリ】
1ターン目:無し
2ターン目
3ターン目
3t目<壮大な魔導士>から4t目<精霊召喚学>につなげる動きは結構良さそうです。講義カードはなるべくサイドボードに置いておきたいですが、構成次第ではメイン登用の方が良い動きが出来るかもしれません。
【クアンドリクス】
1ターン目:無し
2ターン目
3ターン目
コモンのみだと特筆すべき動きは見当たりませんね。
土地を伸ばすことで後々クリーチャーが強化されますが、労力に対して見返りが小さいように感じます。
プリズマリとは方向性が似ているのでタッチ赤するのも良いと思います。
タッチ黒でボムや除去を追加するのも有りです。
【ウィザーブルーム】
1ターン目
2ターン目
3ターン目
1t目不本意な材料から2t目に湿地帯のグロフを出してドヤりたいですね。
一時的にカードアドバンテージを失いますが暇なときに3マナ払えば後で取り返せます。
2t目検体探しからの3t目湿地帯のグロフでも十分強そうです。
【シルバークイル】
1ターン目
2ターン目
3ターン目
シルバークイルには1マナクリーチャーが2種います。
半面3マナ域のクリーチャーは数が少ないです。
3ターン目は1マナ+2マナの動きになることも多そうですね。
導きの声や悪意の打ち付け+2マナクリーチャー展開等でしょうか。
1t目不本意な材料、2t目検体探し(拡張解剖学サーチ)、3t目拡張解剖学で不本意な材料を3/3威迫にする動きなんかも有りですね。
環境に軽い除去が少ないので、1t目不本意な材料に2t目本質の注入(+1カウンター2個付与)するだけでもかなり相手のライフを削れそうです。
回避能力持ちが多いので+1+1カウンターで強化する動きが素直に強いです。
4マナ域にも戦闘学の教授や湿原のスペクター、悪意に満ちた部隊等コモンで優秀なクリーチャー陣が控えています。
7. カードチェック
全体除去
クアドラプルシンボルはちょっと打つのが難しそうです。
4マナキャストの場合は重要なパーマネント2つが逃げられるのでそこまで被害は甚大ではないです。
この環境では白は攻める色なので、このカードを強く使うのは少々難しいかもしれません。
素直な4マナの全体除去。流石に強いです。
神話レアなのでそこまで遭遇しないとは思いますが頭の片隅には入れておきましょう。
こちらも5マナの全体除去です。
神話レアなので(以下略
8マナ全体除去。重いけど効果は絶大です。
4マナの範囲全体除去。この環境で一番ケアが必要な全体除去です。
プレイする為には仕込みが必要ですが、プリズマリ(赤青)であれば自身の能力でカードを墓地に送れるカードがあるのでプレイするのはそれほど難しくないと思います。ロングゲームを目指すプリズマリの戦略とも非常に合致しています。
ロアホールド(赤白)でも採用できないことはありませんが、あまり強く運用出来ないんじゃないかな、と思います。
コスト2以下はちょっと範囲が狭いです。メイン採用あるのかな…う~ん。
構成次第ではありかもしれません。
このカードが環境に存在しているということは覚えておきましょう。
コンバットトリック
白
軽いインスタントが多いですね。魔技と相性が良いです。
青
掲載していませんが選択や渦巻く知識等の1マナキャントリップも存在しています。キャントリップスペルによって魔技が誘発する点には注意してください。
黒
赤
緑
多色
インスタントの種類、多いですね
ミスティカルアーカイブがある為、ケアしなければいけないスペルの種類が普段よりもかなり多いです。
軽くて強力な効果を持つインスタントも多い為、コンバットには特に神経を使いそうです。
勝ったと思っても油断しないように、環境に存在するカードをよく思い出して詰めていきましょう。
マナサポート
マナサポートは
基本土地サーチが無色2マナに2種
全色出る3マナアーティファクトがコモンに1種
テンポは悪いですが全色対応の土地がコモンに1種
各大学に占術付きの2色土地がコモンに1種ずつ
と結構充実してます。タッチは比較的容易にできそうです。
色が隣り合う大学なら普通に3色でも問題ないかもしれません。
8. ドラフトプラン(仮)
今回のストリクスヘイヴン環境では、
上家と色被りしないようにいつも以上に注意しましょう。
マジックには5色あり、2色の組み合わせは10通りありますが、このストリクスヘイヴンでは2色の組み合わせは実質5通りです。この環境で上家と被ってしまうと非常に残念なデッキが出来上がってしまいます。
色替えもタイミングがとてもシビアです(返しのカードが弱くなる、カードが足りなくなる)
その為、空いてる色を正確に見極めて空いてる色に素早く入り込む必要があります。サインがあれば序盤の数ピックを全て捨ててでも色変えをした方が良い結果につながるのではないかと思います。
①初手から3手目くらいまで
初手:一番強いカードを取ります。
2~3手目:一番強いカードを取ります。もしも初手の色に合わせられるのであれば少しばかりカードパワーが落ちたとしても初手の色にあわせたピックをします。初手と色が被っているマルチカラーの強力なカードがあればそれを優先してピックします。
混色ハイブリッドカードは潰しがきくので特に便利です。
②4手目~7手目位まで
1~3手目で取った色のカードの強さが他の色に比べて遜色なければそのままその色で突き進みます。
もし自分の序盤にピックした色のカードが全然来ないor弱く、他の色の強いカードが来ていたら一旦それを取ります。
それ以降のパックでも同じように1~3手目の色が来ないようならそこで色替えします。
但し色替えする場合は自分が流したカードはよく覚えておきましょう。
例えば赤白の強力なカードを流しておいて、赤白に色替えするのはかなりリスクが高いです(下が赤白になって2パック目で有用なカードが来ない可能性があります)
③8手目位以降
中盤を過ぎたらブレないようにしましょう。自分の使う色でデッキに入りそうなカードは全て止める位の心づもりでピックして下家に色のアピールをしましょう。
デッキに入らないカードでも色の主張の為にピックすることも必要です。この環境では上下と色被りしないことがものすごく重要ですからね。
逆に自分のやらない色の使えるカードは積極的に流してOKです。
いつまでもフラフラして色が決められないという事態はさけましょう。
自分が色を決めるのが遅くなればなるほど、下のプレイヤーも同様に色を決めるのが遅くなります。結果2パック目の返しのカードも不安定になります
遅くても7手目位までにはメインカラーを決定するようにしましょう。
理想を言えば1色をメインでとりつつ、二色目を混色ハイブリッドカードやシングルシンボルのカードで抑えつつ2パック目のレア受けが出来る状態に持っていければ最高です。
・受けの広いピックをする
・上下と色が被らないようにカードをピックしていく
この2点を両立できるようにピックしていきましょう。
はい!というわけで発売前ストリクスヘイヴンの環境予想でした!
もし全然違ってたらごめんなさい(どのくらい合ってるかちょっと楽しみ
ドラフトは結構難しそうですが、新しいキーワード能力やミスティカルアーカイブ等、心惹かれる要素も多いです。発売が楽しみですね!
発売してしばらくしたらまた記事を書こうと思います。
それでは!良い学園ライフを!seeyou☆