
逆引きTWSNMP:拡張MIBを探して読み込む方法
旧版のTWSNMPは簡単に拡張MIBを読み込めました。
シン・TWSNMP(TWSNMP FK)とTWSNMP FCは、玄人向けの解説に説明を書いただけなので、見つけられない人もいると思います。そこで、ちょっと時間ができたので逆引きTWSNMPに書いておきます。タイトルだけの
動画も作りました。(意味ないですが)
拡張MIBファイルを読み込まないと
TWSNMP FC/FKは、ほとんどの標準のMIBを組み込んでいますが、メーカーの拡張MIBは組み込んでいません。この状態でMIBブラウザーでアクセスして全てのMIBを取得してみます。取得するMIBのオブジェクト名をisoに指定すればよいです。時間がかかるかもしれませんが全部取得して、<取得結果MIBツリー>を表示すると

のように何かわからないMIBが沢山あります。
取得したMIBの名前も

のように不明なものが多くなります。値も文字化けしているものがあります。
拡張MIBを探すには
この問題を解決するには、拡張MIBのファイルを読み込む必要があります。
では、拡張MIBはどこにあるのでしょうか?
メーカーのサイトからダウンロード(Cisoなど)
対象機器のWeb管理ページからダウンロード(Fortigateなど)
裏技で探す
があります。対象ノードのメーカーがわかっていてもなかなか、見つけるのが大変です。
そこで、裏技を見つけたので紹介しておきます。
数値のOIDからMIBモジュール名を探すサイト
.1.3.6.1.4.1.9のような数値のOIDから探せるサイトがありました。
です。フランスのサイトのようですが、MIBの検索は英語なので、何とかなります。

上の赤い矢印のところに、数値のOIDを入力すば、真ん中にMIBツリーが表示され、下のほうの青い矢印のろころにMIBモジュールのが表示されます。
ここまでわかればしめたものです。
MIBモジュール名からファイルをダウンロードできるサイト
MIBのモジュール名がわかれば、
のサイトで

のように検索できます。CISCO-SMIを検索する
のようなページになります。

赤い矢印のボタンをクリックすれば、ダウンロードできます。
TWSNMP FC/FKで読み込む
入手した拡張MIBファイルをTWSNMP FC/FKに読み込みのは簡単です。
データストアのフォルダに、
extmibs
をいうフォルダを作成して拡張MIBファイルをコピーしてからTWSNMPを起動すればよいです。
正しく読み込めたか確認する
「設定」ー「MIB管理」の画面で確認できます。
エラーがあれば、

のようにエラー欄に何か表示されます。
多くの場合は、ツリーの階層が繋がらないというエラーになると思いますが、中には、ファイルを修正しなければならないものがあります。
修正した例は
です。
拡張MIBが使えたら
読み込んだ拡張MIBが正しく使えたら、取得結果のMIBツリーの表示が

のように、詳しく表示されるようになります。
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