TWSNMPのロードマップ
コンピュータのソフトウェア製品を開発していると、時々「ロードマップ」という言葉を耳にします。製品に何時どんな素晴らしい機能が追加されていくという夢を描いたものです。製品の良さ伝えるには、夢を語ることは大事です。その通りになっていけば、どんなに良いことだろうと思います。
でも、多くの場合、何となく開発が遅れて、そのうち夢は忘れ去られて行きます。忘れた頃に新しいロードマップが作られているかもしれません。
TWSNMPは、私も含め使える人に役に立てばよいぐらいのスタンスなので、ロードマップを、これから実現したい努力目標として書いておきます。
後で見直して笑えるかもしれません。
最初の開発目標
復刻版のTWSNMPの開発を始めた時の目標は
でした。何時までということは決めていませんでしたが、とりあえず、達成できたと思います。
新たな目標
復刻版のTWSNMPを自分で使う分には、今のところ不自由はないので、何か新しい機能追加するというモチベーションは下がっています。何かものを作る時には、中だるみになるのはよくあることだと思います。
自分以外の人に使ってもらうためには、まだやることが沢山あります。
書き出してみると
・インストーラーを作る
・プログラムに署名する
・マニュアルを完成させる
・使い方を相談できる場を作る
・運悪く見つかったバグを修正する
・できればアプリをストア(Windows,Apple)で配布したい
なのですが、そんなに夢のある話ではなく、むしろ地味な感じです。でも大事なことだと思っています。
インストーラーを作る
GO言語とElectronの環境(go-astilectron)
を使って開発したプログラムは、Windowsの場合は、実行ファイル(EXE)一つ、Mac OSはAppフォルダ1つにまとまるのでZIPファイルに圧縮すれば、配布はできます。でも、それだと開発者向けのソフトウェアのイメージになってしまいます。インストーラーからインストール、アンインストールできた方が開発者以外の人には便利です。同じ機能のソフトウェアでもイメージ(ちゃんとしたソフトに見える)がかなり違います。ということで、今、Mac OSとWindowsのインストーラーの作り方を勉強中です。ゴールデンウィークぐらいに公開できると思います。
プログラムに署名する
最近のOSは、セキュリティーが厳しくなって出どころのはっきりしないプログラムを起動できないか、できても警告が表示されるのであまり気持ちよくありません。これをなんとかするためには、プログラムとインストーラーにコード署名する必要があります。そのためには、コード署名のための証明書が必要なのですが、ちゃんとしたものは、
のようにお金が必要で、手続きも面倒です。趣味で作っているフリーウェアなので、最初は、
の方法(オレオレ証明証)にしようと思っています。 Mac OSは、開発者プログラム(年間1万円弱)で証明書が作成できるようなので、そちらを使うかもしれません。
これも、ゴールデンウィークまでにできればと思っています。
マニュアルを完成させる
マニュアルを作るのは、最初のうちは手法を考える必要があるので楽しいのですが、手法をあみだした後は、単調な作業に思えてモチベーションが下がります。猫も最初は、動画の音声を吹き込む時、めずらしくて参加していましたが、今では慣れて、そばで寝ているだけです。
でも、マニュアルは大事なので、コツコツ作ろうと思います。(長い道のりで何時になるかわかりません。)
マニュアルを作っていると、バグや改善点が見つかります。これは、テストとマニュアル作成の一石二鳥なのかと思います。本業でもマニュアル作成チームの人が見つけるバグは驚くほど多いものです。
使い方を相談できる場を作る
オリジナルのTWSNMPでは、TWSNMP相談室という掲示板がありました。これをnoteの機能を使って、復刻したいと思っています。こちらは、インストーラーとかの後で夏までに考えようと思います。
運悪く見つかったバグを修正する
自分で使う分には、決まった使い方しかしないので、バグを見つけることは少なくなっていますが、マニュアルを作ったり、他の人が使ったりすると、そこそこ見つかります。本業の製品開発で行っている厳しい目のテストを行えば、もっと沢山みつかると思います。私は、見つからなければバグではないと思っています。言い方を変えれば、見つかった瞬間にバグになるのだと思っています。人間にはバグ0の完璧なソフトウェアを作るのは不可能なので、見つからないことを願って見つかったらすぐに修正すればよいぐらいに思っています。完璧が好きな人には怒られそうですが。
なので、この目標は、世の中からパソコンが無くならない限り、永久につづくのだと思います。
できればアプリをストア(Windows,Apple)で配布したい
何となく、ストアからインストールしたアプリの方が、安心できるイメージなので、目標に書いていますが、マイクロソフトやアップルが提供する正当な開発環境で作成したソフトウェア以外をストアで配布するのは、ちょっと難しいので、気長に調査して、うまい方法が見つかったら、やってみようと思っています。
つづく
開発のための諸経費(機材、Appleの開発者、サーバー運用)に利用します。 ソフトウェアのマニュアルをnoteの記事で提供しています。 サポートによりnoteの運営にも貢献できるのでよろしくお願います。