見出し画像

TWSNMPでネスペ対策:2022年春 午前IIの問14 RMON その1

昨日、新潟から帰ってきました。疲れたのでぐっすり寝て6時から開発開始です。
今日からネットワークスペシャリストの資格試験の問題に関連したネットワーク技術をTWSNMPシリーズを使って実験してみるシリーズを書いていきます。
今朝は、昨日見つけたRMONについてです。RMOMはパケットキャプチャーして取得したネットワークの情報をSNMPを使って管理するためのものです。RMONではネットワークの通信量などの統計情報を取得する仕様とネットワーク上のホスト、通信するペアー、プロトコルなどの詳しい情報取得する仕様があります。でも、 SNMP対応のSW-HUBでは統計情報だけしか対応していません。カウンターも32ビットなので、今の時代だと対応できないものです。
旧版のTWSNMPには、RMON管理の画面がありました。TWSNMP FCには使う人がいないだろうと思って移植していません。
MIBブラウザーで取得できるか試してみたら、RMONのMIBファイルが組み込まれていませんでした。
MIBをダンロードしようと思って探すと以外と簡単にダウンロードできるサイトがありませんでした。そこでRFCからMIBファイルを作ること
しました。
RFCは

でRMONを検索して

が見つかります。現時点で有効なもののテキスト形式のファイルをダウンロードしました。

RFCのままだと、説明やページの区切りのフッターなどがついていてMIBの定義ファイルとしては使えません。そこで、

というプログラムを使って変換しました。
このプログラムTCLというスクリプトで書いてあります。ダウンロードしただけでは動作しなかったので、少し修正しました。
変換したMIBファイルをアップしておきます。

私の環境のSW-HUBではRMON2のMIBの一部も必要だったので、RMON2のMIBもアップしておきます。
これらのファイルをTWSNMP FCのデータストアのextmibsにコピーして再起動すれば、MIBツリーに

RMON

のようにRMONが登場します。
RMON対応のSW-HUBから取得すると

のように取得できます。

旧版のRMON管理などの話は、またの機会に書くつもりです。

明日に続く

いいなと思ったら応援しよう!

twsnmp
開発のための諸経費(機材、Appleの開発者、サーバー運用)に利用します。 ソフトウェアのマニュアルをnoteの記事で提供しています。 サポートによりnoteの運営にも貢献できるのでよろしくお願います。