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2024年8月期 第1四半期決算説明会の内容を公開!~質疑応答編~

こんにちは!TWOSTONE&Sons(以下 当社)のIR担当です。
前回の記事では、1/12(金)に開催した2024年8月期 第1四半期決算説明会本編の動画と本編のサマリーパートの書き起こしをお届けしました。

今回の記事では、ご参加の方よりいただくご質問に当社代表取締役CEO河端が回答する「質疑応答」の様子をまとめた動画・全ご質問と回答から抜粋した書き起こし内容をお届けいたします!

今回は特に多くのご質問を頂戴しており、大変嬉しく感じております。
詳細をご覧になりたい方は、当社のIRページよりご覧くださいませ。




2024年8月期 第1四半期決算説明動画(質疑応答)

質疑応答書き起こし

当決算説明会における主な質疑応答の要旨は、以下の通りです。
回答者は当社代表取締役CEO 河端 保志が努めさせていただきました。
なお、記載内容につきましては、ご理解いただきやすいよう、加筆修正しております。

Q1 MapleSystems社の利益率が低い理由と自社の従業員数について

MapleSystems社の利益率が低い理由を教えてください。今後改善する予定はありますか? 事業内容を考えると、もう少し利益率が高くてもおかしくはなく、売上のわりには従業員数が多いことも気になっています。

回答
利益率が低い理由に関しては、やはり未上場の会社のため上場企業とは違い、利益を出すことよりも中長期の成長を見据えてさまざまな経費を使うことも非常に大切だと思っています。

先行投資した新規事業に、利益を圧迫していたものがあったのですが、当グループに加わる際に、その事業はいったんクローズするかたちになります。そのようなことなどを踏まえると、利益率は今後かなり改善する部分があると思います。

また、売上のわりに従業員数が多い点についてですが、MapleSystems社ではフリーランスではなく主にエンジニアを雇用して出向させるモデルになっています。雇用しているエンジニア数を従業員数に反映していることが、従業員数が多く見えている原因になっていると考えています。


Q2 業界全体としてのM&Aについて

業界全体のM&Aの環境を教えてください。売り手が強く、価格が高くマッチングしないという状況は今も続いているのでしょうか?

回答
結論から言いますと「売り手が強く、価格が高くマッチングしない」という状況は、かなり改善してきていると思います。

直近、日経平均株価が非常に高くなっていますが、グロース系の会社に関しての地合いは引き続き軟調となっています。このような状況では、グロース企業のコンプスに比べても、そこまで高くなっているとは思いません。

当社が過去に開催した説明会にて「勝利の方程式に入りました」とご説明したことがあるように、この事業領域(エンジニアマッチング事業)に関しては、規模が上がれば上がるほど伸びていきます。

例えば、エンジニアを集客するためのコストも、規模が大きい会社が間違いなく勝ち続けます。ブランドネームもありますが、当社の場合は上場しているという点もあり、同じ広告費を使ったとしても、当社のほうが集客する数は増えていきます。

したがって、そもそもの仕入単価も安く済みます。なおかつ、規模が拡大し、上場会社の場合は与信もあるため、案件のバラエティーや単価も徐々に上がっていきます。

つまり、当社はエンジニア・クライアント双方にメリットを提供できています。売り手はたいてい当社よりも規模が小さい会社になるため、現在この事業領域は「winner-takes-all」(1人勝ち)になりつつあります。

業界全体で強かった売り手市場が徐々に改善してきたという状況は、今後も続いていくのではないかと思っています。


Q3 第1四半期の実績について

2024年8月期第1四半期の実績は、予算に対して営業利益・純利益が足りていないように見受けられますが、今後年末にかけて利益の積み上げが加速するのでしょうか?

回答
現在は、利益進捗を四半期で合わせるというよりも、年間で合わせることを意識しています。特に第1四半期では絶対値で採用を進めたことで、よい採用ができ過ぎているところがあり、それが現在利益を圧迫している要因です。

ただ、年間では間違いなく利益進捗を合わせることができると思っています。逆に合わなかった時については、今回の販管費をご覧いただくとわかるように、当社の事業では基本的に販管費のほとんどが変動費です。つまり、コストを維持しなければ売上が上がらない状態ではなく、今注力している成長投資のほとんどが変動費になっています。

具体的な変動費の内容は、採用のエージェントに対する支払手数料や、M&Aを構築するためのM&Aの仲介費用などで、そのような部分に大きく投資しています。

極端な話にはなりますが、採用ができているのは、今後の利益につながる優秀な人材が採れている時です。したがって、利益を圧迫しているのがネガティブかというと、そうではないと私自身は思っています。

Q4 社員の退職を防止する施策について

採用や研修を積極的に行っているとのことですが、採用し育成した社員の退職を防止する施策は何かされているのでしょうか?

回答
社員の退職を防止するという意味で言いますと、今行っている施策が直接的につながっているかはわかりません。退職を止めるための裏技のような方法はないと思っており、働いている方にいかに当社で働くことのメリットを提供できるかが重要だと考えています。

そのため、「当社が事業において必要とする人材が、しっかりとメリットを享受できる組織制度を構築できているか」という点を大切にしています。

他社ではまったく行っていないクリティカルな退職防止策をとっているかと言いますと、特段そのようなわけではありません。しかしながら、例えば1on1でのミーティングを頻繁に実施するほか、辞める理由が当社の組織なのか外的要因なのかといったことも含めた部分を常にウォッチしています。

これらを一例に、基本的に他社が行っている当たり前のことには全部取り組んでいます。


このほかにも、多くのご質問をいただき回答させていただきました。
全文をご覧になりたい方は、下記より詳細をご覧ください。


今回も非常に多くのご質問をいただき、アンケート結果でも質疑応答パートは満足度が高いという主旨の回答をいただいております。

ご参加くださった方、またご質問をくださった方、ありがとうございました。
決算発表と同日および昨日に、他にも開示した内容がございますので、合わせてご覧いただけますと幸いです。

① 株式会社MapleSystemsの株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
② TWOSTONE&Sons連結子会社のTSRとTSRソリューションズ合併~ワンストップで開発可能な体制に強化、あらゆる顧客企業の成長支援へ~
③ 株式分割及び定款の一部変更および配当予想の修正に関するお知らせ


今回の説明会にて河端からも述べている通り、今後も長期的に投資家の皆さま・株主の皆さまに還元できる経営活動を行ってまいります。IRチームは、引き続きその過程をお伝えしてまいります。よろしくお願いいたします。

IRに関することでご不明点などございましたら、下記フォームよりお問合せくださいませ。

引き続き今後も、イベントを控える際は次回開催の告知などIR note マガジンにて行いますので、ぜひマガジンと当社をフォローの上お待ちくださいませ。