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ドイツで感じた今までの常識との違い(コンマとピリオドが逆)
こんにちは!!Tさんです。
私は現在、ドイツに住んでいるのですが、日本からドイツに来て、日本では常識だと思っていたことが、いろいろと違いを感じることが多々ありました。
その中の1つで、桁を区切るときのコンマ(、)とピリオド(.)の使い方が逆であることでした。
今回はこの件について触れたいと思います。
コンマとピリオドの使い方が逆とは?
日本では、例えば1万を数字で表して、桁区切りする場合には
”10、000”とコンマを使いますよね。
ドイツでは”10.000”と日本でのコンマの位置でピリオドが使われます。
今度は小数点の話をしましょう。
例えば1%を計算で使用する場合には、日本では”0.01”と表記しますが、ドイツでは”0,01”となります。
まさにコンマとピリオドの使い方が逆ですよね~。
今は慣れましたが、これは最初は戸惑いました。
よくオンラインバンキングで振込をする場合に、コンマとピリオドが逆なので、心配になることがありましね。
またややこしくなることとして、ドイツの銀行のオンラインバンキングを使用している時に、英語表記に変更すると、今度は日本と同じ桁区切りにコンマが使用されます。
例を挙げると以下ですね。
例:1000ユーロ50セントを桁区切りした場合には以下になります。
◆ドイツ語表示:1.000,50€
◆英語表記:1,000.50€
なぜコンマとピリオドの使い方が違う?
Wikipediaを参照すると、どうやらイギリス方式とフランス方式に分かれているようです。
◆イギリス方式
小数点はピリオド『.』を使用
整数部の桁の区切り(3桁ごと)には、コンマ『 、』を使用
◆フランス方式
小数点はコンマ『、』を使用
整数部の桁の区切り(3桁ごと)には、ピリオド『.』を使用
具体的な理由は見つけることができませんでしたが、おそらく過去にフランスからの影響を受けている国とイギリスからの影響を受けている国で変わっているのではないかと推測します。
他の国ではどう?
今まで、日本とドイツだけの話でしたが、他の国はコンマとピリオドの使い方はどうでしょうか?
調べてみたところ、以下のようです。
◆日本と同じ使い方の国
アメリカ、イギリス、韓国、中国、オーストラリア、メキシコ、など
◆ドイツと同じ使い方の国
フランス、イタリア、オランダ、スペイン、オーストリア、ギリシャ、デンマーク、スウェーデン、トルコ、アルゼンチン、ブラジル、など
◆その他
スイス(’(アポストロフィ)を桁区切りで使用)
など
ヨーロッパ大陸の大半や南米の一部ではフランス方式が採用されているようですね。島国だったイギリスはフランスの影響を受けずに自分のルールを確立できたようですね。
日本やアメリカなどはイギリスから影響を受けたということでしょうか。
こうしてみると国ごとに違い、桁区切りの使い方は必ずしも日本でのやり方が主流ではないということがわかりました。
ちなみに上記の情報は以下のリンクを参照しています。
まとめ
ということで、今回はコンマとピリオドの使い方がドイツと日本で逆だったよというお話でした。
以下が今回のまとめです。
◆日本とドイツで桁区切りでコンマとピリオドの使い方が逆
◆使い方が逆な理由は不明だが、その使い方はイギリス方式とフランス方式があり、国によって採用している方式が異なる。
日本にいるとなかなか気づかないことですよね。
私はドイツに住んで初めて知りました。
海外に住んでいると、こういう小さな違いを知ることができ、自分の視野を広げることができて良い経験になります。
もし参考になれば幸いです。