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MDC東京エリート1500mの見所を飯島陸斗が解説

はじめに

こんにちは!阿見アスリートクラブの飯島陸斗です。
先日のエリート男子800mの見所記事は読まれたでしょうか?
まだの方はこちらから→https://note.com/twolaps/n/n282909977873

そして本日は第2弾!エリート男子1500mの楽しみ方を飯島目線で解説いたします!
近年レベルが上がってきている1500m、それを牽引するトップ選手達の走りは必見です!

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エリート男子1500mの楽しみ方①
-異種格闘技戦-

今大会のレースには1500mを主戦場とする選手以外にも、3000mSC東京オリンピック・オレゴン世界陸上代表の山口浩勢選手、5000m東京オリンピック代表の坂東悠汰選手等、多数の有力選手がエントリーしています。
今年の世界陸上をみても、1500mが強い選手は5000mの能力が高く、5000mの選手もしっかりと1500mを走っている印象があります。
圧倒的な有酸素能力を前に、1500mの選手達がどのようにして自分達のレース展開に持ち込むかが見どころになってきます。
そして1500mを語るには欠かせない、現日本記録保持者である河村選手もエントリーしています。春先は不調に苦しみましたが、7月のホクレン千歳大会ではセカンドベストで優勝し、復調の兆しを見せています。
※極秘情報(先日の中距離実業団合宿でも河村選手は絶好調でした)
ハイペースで進む今大会、陸上の格闘技と言われる1500mで、異種格闘技戦が繰り広げられます!

●9/14追記●
※河村選手は9/14に欠場が決まりました

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日本記録保持者が復調 !?

エリート男子1500mの楽しみ方②-脱落式高速レース-

今回のレースでは800mを僕(飯島)が、1’55で通過します。(この時点で集団から離れた選手は失格となります。)
この800m.1’55秒ペースは1500m日本記録3’35秒のペースですが、今現在の日本の中距離のレベルからすると、それに近いレベルで走る選手は多くいると思っています。
ハイペースの中で、ふとしたきっかけで自己ベストを大幅に更新することもあります。
新たなチャンピオンの誕生となるのか、はたまた現日本記録保持者が意地をみせつけるのか!
この視点での争いにも目が離せません。

The Middleのサバイバルルールが採用

エリート男子1500mの楽しみ方③
-ラスト300mの位置取りに刮目せよ!-

1500mで一番重要な場所はどこですか?と質問を受けたら、迷わず残り300m、バックストレートの位置取りだと答えます。
ここではラスト一周の鐘から動き出した選手たちが、残り200mに向けて一斉に動き出します。先頭を走る選手は他の選手をみながらレースの主導権を渡さないこと。後ろからくる選手は自分の残りHPを計算しながら、どのようにして自分のレース展開に持ち込むかを考えながら走ります。そのため、場合によっては3レーンまで膨らむこともありますし、それを見据えてインレーンで待機選手する選手もいます。
そんな残り300m地点の、さまざまな選手同士の駆け引きをお楽しみください!

ラスト300mが見どころ

少しマニアックな内容にはなりましたが、メンバーをみるだけでも、絶対に面白いレースになること間違いなしです。皆さんも是非現地でお楽しみください!

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