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VRChat文化見聞録


はじめに

私がVRChatをはじめるに当たっていろいろと調べたことの中で、コミュニティの文化に関することをまとめていきます
これからはじめてみたい!という方を想定して、どのように捉え、どのように気を付けたらいいかを重視して書いていきます

筆者は最近はじめたばかりのニワカ野郎なので何か違っているかもしれません
一応調べまくって見聞きしたことから書いているので信ぴょう性はそれなりにあるとは思います
たぶん

いろいろ網羅して書いていたらすさまじい長さになっちゃった…

はじめに言っておきますが、様々な面でとっても濃く、自由度が高い裏返しで物事が複雑です

もしどこかでウッてなったのならば、私は同じくメタバースコンテンツのClusterをおすすめします
そこではさほど濃い文化もなく、国産なので日本人が9割でサポートも万全で、システム面からアバターやワールドや機能を縛っているので完璧クリーンで、システムが単一なのでアバタークリエイトなども簡単で、企業も参画しているイベントも多く、公式の人がよく巡回していて荒らしもおらず、年齢層が幅広く友達も作りやすいです

あなたが普段暮らしてるリアル世界とその延長であるSNSを使うときの価値観そのままで入れます
難しいことも嫌なこともありません
たまに失礼な小学生がいるくらいです
そしてその反面、経済活動を主軸に置いているため縛りが強く独自の文化と言える深度の文化はなく、アバターやワールドが画一的で、システム面も手軽な参加を重視しているので機能や性能は物足りず、ユーザーコミュニティの盛り上がりもVRChatと比較すると控えめです
Cluster民の方に怒られそう
ごめんなさい

要するに生命の宝庫の原生林か、役所が管理してる自然公園か、好きな方を選んでください
ちなみに筆者は原生林を選びました
がおー

追記:
えー、構成に大変悩みまして、はじめにインパクトのある話、徐々に大事で考えさせる話、最後にぶいちゃ民の活動いろいろ話になってます
はじめに興味を惹かれるような活動の話をすべきなんだろうけど、最後に考えさせる暗い話で〆たくなかったんだもん…
楽しくてクリエイティブな活動の展開の話が最後にあるのでそこだけ読んでもいいですよ


文化がある

文化があるんですVRChatには。
「…うんそうだね?」って顔だ
このコンテンツが面白いのは、運営がやったのがなんでも置ける空き地を用意して最低限の秩序を整えただけで、VRCにあるほぼすべてのコンテンツや概念はユーザーが作ってユーザーが発展させた、発展から運用までほぼ100%ユーザー主体なところ

文化が自然発生するくらい自由度が高いのが面白いなーと筆者は思います
全員がユーザーでありクリエイターで、それぞれのコミュニケーションが積み重なって文化を成してます
大きな予算と会社が動き利益を出していく現実のイベントとは違って「これあったら面白そう」って考えたユーザーが限られたVRC内の手段だけで作り出し、それをユーザーが「面白そう」ってノって来て形を成してます

どんなスタンスでVRChatの文化に向き合えば良いか?と聞かれるならば、めちゃんこ自由度が高い大学の学園祭のイメージが最も適切かと思います
女の子男の子犬猫鳥ロボット様々な見た目、設定、アイデンティティの人たちが行き交い、誰かが作った様々な趣旨のワールドが立ち並び、誰かがイベントを企画してキャスト役と客役に分かれて楽しみ、アバターやアクセサリーを作って売り出し、写真を撮り、絵を描き、歌い、話しています
ここは終わらない学園祭の世界

もしかするといろいろとカオスな話も聞いてるかもしれませんが、VRChatの真髄というのは「クリエイター天国」です
人に迷惑をかけなければ何をやってもいいところ
モノから人から集会から概念まで、人と人の繋がりの中でクリエイトされて流れていく世界
カオスな要素はその副産物にすぎません


自由度が高いにも関わらず、それが無法地帯のようにならず形を成して発展しているのは、良き方に行くように考えお互いに尊重する共通認識があるからなので、これから入る方もその文化を大切にしていきましょう
次の新しい文化を作るのはあなたかもしれない


VRChatで大事なこと

まずはオフィシャルな決まり事を書いていきます
と見せかけて書きません
読むのが面倒な記事になるからです
細かい字がたくさん並んでるパワポ発表なんて誰も見ないでしょ
なので大事なところから書いていきます

VRChatの公式ガイドラインにはこうあります

「相手が扱われたいように接してください。相手に興味を持ち、敬意を持ち、理解を示してください。」


簡単な話、相手を尊重してくださいねということですが、VRChatには様々な、本当に様々な人たちがいます
ガイドラインの一文を読んで「うんうんなるほど!素敵だね!☺」と感じたであろうと思います
そして頭の中には多様性を大事にするイメージが湧いたと思います

しかしそのイメージに合致しない人、つまりあなたが不快に感じたり、生理的嫌悪を感じたり、精神的苦痛を感じたり、はたまた思わず馬鹿にしたくなるような滑稽さを感じたりするような人も、確率的には100%あなたの目の前に出てきます
そのときあなたには上の一文を思い出し、「自分の快感不快感、当然だと思っている常識」と「VRChatで許されているかどうか」を分けて考え対応して欲しいと思います


なんかいきなり脅かすようなことを言いましたが、というのはですね、VRChatはあまりに自由なため、中には相手がなんら問題ないにも関わらずリアル世界での価値観との違いや自分の感性との違いにショックやストレスを感じて相手やぶいちゃ全体への嫌悪に染まったり偏見によるヘイトスピーチを行ってしまう方もそこそこおられるので、お互いのためにひと呼吸考えて欲しいんですね

そうなると、相手が荒らしや規約違反者やその他害を与える人なのか、それとも単に自分が嫌に感じるだけの人なのか判断し辛くて困ると思います
答えは単純です
ミュートとブロック(最終手段)です
自衛の手段は豊富且つ手軽に用意されてます
アバターだけ表示オフとか、音声だけミュートとか、エフェクトカットとか、相手のアバターを選択して細かく設定できるので、まあ状況に応じて使いこなしてください
リアル世界との繋がりも薄いVRChatだからこその安心感


なのでVRChatで許されている範疇の事柄ならば、好くか嫌うかはともかく、とりあえずは「そういうもの」として受け入れて欲しいなと最初にお伝えします
受け入れ難いもの、受け入れて良いのか判断できないものについては一律で避けてください

わかりやすく言うなら、
「素敵さを尊重する」のではなく、「カオスさを尊重」してくださいね
ということです


「あなたにどうして欲しいか」を書いてきましたが、これらはすべて裏を返せば「あなたがなりたいものになってやりたいことをやるのを馬鹿にしたり否定する奴は最高にナンセンス」ということでもあり、その土壌を持って、あなたがVRChatで自分らしくしていることをみんなが「そういうもの」として扱い、守ってくれます
どう?悪くないでしょ


では上記のお話を頭に入れた上で、あなたの判断材料を増やすべく具体的な話をしていきましょうー


あ、あと12歳以下はVRChatをプレイできないし、13歳〜17歳の方は必ず保護者に許可を取ってプレイしてくださいね
これは何かやらかした場合(そしてその落とし穴も多い)に相手方や親御さんにものすごい迷惑をかけるからです
未成年というのは社会的な責任が取れませんので。
年齢や許可を無視してこっそりプレイして大変なことになっても私は知らないよ
ちなみに極々たまに小学生ぶいちゃったーに遭遇するそうですが、普通に「やばい奴」扱いされて避けられてます
コミュニケーション的にも社会的にも危険だからです

お子さんがやりたい!と言ってきた場合は年齢厳守の上、ネットリテラシーがきっちりしているか判断して許可を出してください
ややもすると仲良くなったからと自宅の住所や電話番号や学校名を話したり、果ては直接会いに行って事件に巻き込まれる可能性がありますので。
私との約束だ


性別って200種類あんねん

嘘です
でも半分ホントです
いや100種類あるって意味じゃないです

あなたは他人を見るとき、まずはじめに「この人は男性か?女性か?」と観察し、それに基づいて思考を開始し、頭の棚に収めて安心すると思います
単刀直入に言いましょう
VRChatでは性別がクッソ曖昧です

実例を出していきましょう


かわいい女の子のアバターでかわいい振舞いをしていても話してみると普通に男性だったり、浅黒いマッチョな漢!アバターに話しかけたらギャルっぽい女の子の声が返ってきたりします


さらに足していきます


イケメンのアバターを纏ってどう聞いても普通にその辺にいそうな男性の声の人にいざ聞いてみるとボイチェンで声を変えた女性だったりします

かわいい恰好の美少女アバターを纏ってどこからどう聞いてもアイドル系の女性で、話題も話し方も声にボイチェンの不自然さもまったく感じない人が、実はボイトレで訓練して女性声を普通に出せる男性だったりします

逆にかわいい女の子アバターの女の子声をしたあざとさ満点の振舞いの人が普通に女性だったりします

ちっこいようじょのアバターでボイチェン特有の不自然さのある声の人が、地声に自信がなくてボイチェン通してる女性だったりします

そしてどう見ても男性だろ!って人がその通り男性だったりします


さらにさらに足していきます


特に性別が不同一じゃない男性の方が「女の子になりたい」と声や喋り方や所作を勉強したりしています

その逆で「男の子になってみたい」と勉強する女性の方がいたりします

今度はバリバリにジェンダーな問題を抱える人が「違う性別になりたい」とぶいちゃに救いを求めてたりします

「自分には性別意識が希薄なんだよね」って人が中性的なユーザーになってたりします


さらにさらにさらに足していきます


自分はこの生身の自分が「自分」であり、アバターはただのガワ、話すときは普通にリアル世界と一緒の感覚の人がいたりします
アバターは自分の分身であり、自分の中の純粋な自分を抽出した大切な存在であるという人がいたりします
ぶいちゃ世界の自分はリアル世界の自分とまったく関係なく、ただ自分がなりたいキャラクターのロールプレイをしているという人がいたりします
自分は生身のままの自分そのままであるが、ネタキャラとしてネタを披露することに全力を注いでいる人がいたりします
自分がなりたくてもなれなかった理想の自分をぶいちゃ世界で表現しようとしている人がいたりします
すべてにおいて逆で、なんも考えずになんとなくやっている人がいたりします


はい
挙げた四つの情報をすべて繋げてみましょう
例えば
『どこからどう見ても聞いても話しても完璧に女性であるが生物学的には男性でありしかも性自認は普通に男性で単に女性をロールプレイする趣味をやっているだけでありしかしここで見せている自分は限りなく大切な”自分”でありしかしリアル世界の自分とは特段関係なくそれでも場合によってはリアルと繋げてもやぶさかではなく「男性だ」とカミングアウトしているがそれでも女性よりも女性らしい”女性”として振舞い続けておりそれが周りにも普通に受け入れられている男性のユーザー』
が居たりするわけです

彼は”女性”なのか?”男性”なのか?

仕上げに最後の情報を足します


VRChatで”個人”を構成する要素は
「見た目」「声と話し方」「名前」
のみっつです
そしてこのみっつはすべて容易に変えることができます
この容易に変えられるものの中に性別も分解されて入っています
これらみっつを取り除いたときに、その人に残るものはなんでしょうか?

それは「その人自身」です
ぶいちゃ内では「魂」と表現されます


つまりですね、

「性別ってそんなに重要?」

ってことになります

VRChatユーザーの意識的にはゲームのプレイキャラの性別を何にしてるかくらいの軽さです
気にする人もいれば気にしない人もおり、全体として「それぞれ好きにすればいいんじゃない」という感じです
最早ネカマやネナベという概念はありません
仮に同性とかなり親密(後述)な付き合いをしていても、それは中の人の性自認や性的指向に全く関係ありません
そんなジェンダーな話をしたら多分重すぎてウーンて顔をされます

なぜそのような認識なのか?
簡単です
「その人」がいるだけだからです
それがここでは普通です

筆者のアバター(久氏製作のLapwing)
この中身の性別、年齢、社会的地位が何であれ、私が開示するまではあなたには関係ないし気にする必要もないのである


リアルアイデンティティとVRCアイデンティティがあり、個々人で重さもベクトルも性質も違い、深く交流するまではそれを確かめる手段はなく(そして申告する義理もなく)、それぞれでそれに対するスタンスも違い、されど全体として「リアルの中身を気にしすぎるのは野暮」という文化があります
さあ困りました、あなたはどうすればいいでしょう

そこでガイドラインの出番
「相手が扱われたいように接してください。相手に興味を持ち、敬意を持ち、理解を示してください。」

目の前に居る人がそう振る舞っているなら、もうその人は「そう」以外にないんです
そのままで対応しましょう


「実は(性別)でした!」と言われて「ええー?!うそー!(性別)だと思ってた!」や「実はちょっとわかってましたw」は全然ありです
相手もきっと楽しいでしょう
「ええ?!女性の方だと思ってたから信用してたのに…😭。騙してたんですか?!😡」
とか
「うっわ女かよ!ッハーーー(クソデカ溜息)女ってダリーんだよな~」
とか
「〇〇さん(性別)でしょww不自然だからすぐわかったww」
とか
「その性別でそういうことやってるとか気持ち悪い!」
みたいな”ガチ”さを出すのは最高にナンセンスです
住民の方々からはクソデカ溜息をつかれます
たぶんブロックもされます

基本的には相手が自分から言うまでは性別を聞かないのが無難でしょう

公式の規約にも
「言語、記号、行動などの悪意のある表現や、精神的信念、性別、性的指向、性的アイデンティティ、障害、またその他の個人を特定する要因に対する差別を、我々は許可しません」
としっかり書いてあるので単純に利用規約違反にもなっちゃいます


簡単な話、
「折角の仮想現実なのに、そこで存分に好きなことをしているだけの人をリアル引っ張り出してどうのこうのとか、クッソダルくね?」
みたいな感じです
ディズ⚪︎ーランドの着ぐるみの中って人間じゃんwwとか言ってる人見たらあのさぁ…てなるでしょ?


以上が、恐らく一番センセーショナルであろう文化とその対応の仕方でした
まあそんな大したもんじゃないです
遊びと、その遊びへのノリの良さくらいの認識みたいです
見てるだけでなんとなく理解します
そもそも性別のないキャラをロールプレイしてる人もいっぱいいます


「おばあさん、おばあさん、どうしておばあさんの目はそんなに大きくて猫耳生えててスカート短くてしわがれ声なの?おとこなの?」
「赤ずきんや、それはね、お前の知ったことじゃないんだよ?」
「ちなみに私はメスだし、そこで足組んで座ってるドセクシーな魔女お姉さんがおじいさんだよ」


VRChat特有のコミュニケーション

VRChatでは基本的に現実と同様のコミュニケーションが行われてると考えて良いですが、独特で面白いコミュニケーションの文化もあります
独特すぎて教えてくれないとわからねーよ!ってものを解説していきます

対人マナーと距離感

VR空間で相対するという特殊な状況、さらにVRモードとデスクトップモードでは感覚の差もあり、距離感を間違えやすいです
まあシンプルにいきましょう

1、「知らない人やあまり親しくない人には物理的に近づきすぎないようにしましょう」

VRでゲームなどをやったことがある人はわかるかもしれない
五感のうち、視覚と聴覚しかVRには持っていけません
にも関わらず、人間の脳は錯覚を起こしてそれ以外の感覚を感じさせます
通称「V感」てやつです
なんかかっこいいね

例えば「触られてるのがわかる」とか「なんかあったかさを感じる」とか「気温を感じる」とか「感触がわかる」とかになります
これには個人差があります
筆者はそこそこある方で、人に触られているところがあったかく感じたり、ワールドの気温を感じたりします、マジです

つまり、人が目の前に来るとびっくりするし、そこまで親しくない人の顔が近いと、たとえそれがキャワイイ女の子アバターだったとしてもちょっと嫌です
デスクトップでは距離感が測りづらいと思いますが、相手とは距離を置いて話すようにしましょう

2、「親しくない人のアバターを勝手に触らないようにしましょう」

VRChatにあるものは全部実体のないバーチャルです
アバターも同様です
触ったら突き抜けます
しかしアバターの向こうには生身の人間がいます
先ほどV感について説明しましたが、相手のアバターには感覚があると思ってください
あなたが触ったら相手は触られた感覚があります

急に知らない人に身体触られたら嫌でしょう?
なので「触っていいよ」と言われない限りは勝手に触らないようにしましょう
V感の鋭い人なら、なんと殴ったり首を絞めたりナイフで刺したらその感覚があります
ふざけて鋭利なものを突き付けたり叩いたりしてはいけません

如何にかわいくて触りたくなるようなアバター(猫やモフモフの犬、かわいい幼女その他)だとしても、あなたが女性でも、相手が同性でも、相手が他人であるうちは触っちゃダメです
「相手男だし、たかがバーチャルだからいいっしょ?」っておっぱい触っちゃダメです
ちなみに面白いんですが、女性アバターを使っている普通の男性がそういうセクハラをされるとちゃんと嫌悪感を感じるとのこと(人によるが)


これらは結構初心者さんがやりがちらしいので気を付けていきましょう
もちろんまったく気にしない方もいます
しかし中には気にする人もいる他、そこに気を付けていると礼儀正しいなーと好印象を持ってもらえるのでやっていきましょう
あれです、人んちのワンちゃんを勝手に触っちゃだめなのと一緒です
交流してて嫌な顔されたら嫌でしょ

お砂糖

これは知らないと何??ってなる専門用語です
何かというと、「友人以上の関係の人、またはその関係自体を指す言葉」です
えー、一般的にVRChat上の恋人のことです
ちなみにお砂糖とお別れすることを「お塩」と言います
いつ誰が言い始めたかは誰も知りません

これがどの程度の関係を指すのかは千差万別、そのお砂糖関係の人たちの数だけあります
いつも一緒にいるだけの人から、えー、そのー、まあ大変にプライベートな時間を過ごす人、さらにはリアルに会ってリアルにご結婚されてる方までいます
ちなみにリアルでの恋人や恋愛とは感覚的にまったく違うそうで、お砂糖であり彼氏であるパートナーを、ぶいちゃ上ではお砂糖であって彼氏とは呼ばないという方も。

いろんな人のお話を総合すると、「人が行き交うぶいちゃ上で、相手の魂を独占でき、プライベートスペースを共有できる立場」みたいな感触でしょうか
VRChatでは人間関係が薄く広いものになりがちで、気軽な反面親友以上の深い関係になりづらいので生まれた概念なのでしょう

一応忠告しておきますが、VRChatは出会い系アプリじゃないのでリアル恋人探しを目的に活動するのはやめましょう
十中八九トラブルになるからです
「お砂糖なりませんか?!どこ住みですか?!会いませんか?!」
→マッチングアプリに帰れ


平均的にはかなりインスタントなものらしく、数か月くらいでお塩(お別れ)するカップルが大半らしいです
中には何年も続いてる熟年夫婦みたいな雰囲気の人たちもいます
なんなら3人で一組のお砂糖だという人たちもいます
つまりその重さに関してはもうその人たちによります
ちなみにお塩の原因で最も多いのは「リアルでも会いたい×ぶいちゃのみの関係でいたい」の相違だそうな
なんか生々しい


こう聞くとリアル女性とリアル男性に発生する関係のように聞こえるでしょう
VRChatではそんなの関係ありません
女性×男性から、男性×男性、女性×女性、???×???までありとあらゆる組み合わせがいらっしゃいます
普通に男性声の男性同士もお砂糖関係になります
ボイチェンで女性になってるし相手も知ってる男性同士でお砂糖関係になります
女性同士も同様でビジュアル系イケメンとちっちゃ幼女(中身両方女性)のお砂糖がいたりします
お互い中身知らないけどお砂糖の人たちもいます
同性同士だからといって当事者にジェンダーなあれこれがあるとは限りません
ただ単純に気に入った魂同士がカップリングしてるだけです

しかし実際普通に恋愛です
カオスな事例では男性と男性と男性で三角関係になったり、男性と男性が話してるのを男性が見て浮気だと思ってすれ違って男性と男性がお別れしたりします
その事例を見たときは私は爆笑してしまいました(すいません)


こうして文字で書いてると「なんだこれww」ってなっちゃうんですが、実際に見てみると「女性アバターと女性アバターのカップル」、「女性のアバターに女性の声の人と、若い男性のアバターに男性の声の人」、「中性的な雰囲気の人と、女性のアバターで女性の声の人」「消しゴムと犬」みたいな光景だし、そもそもリアル性別がわかりづらい上に普通に関係ないのでまあどうでもよくなっちゃうんですよね
相手がそう振舞っていて見た目が整っていて、場合によっては声もマッチしているなら、その人の魂以外に何を気にする必要があるのか?という感じです
別にリアル世界にまったく影響ないですし


興味があったら飛び込んでみても面白いかもしれませんね
ちなみに、別にVRChatをやるならお砂糖作らなきゃ!みたいなものじゃないです
大体全体の3割くらいしかおらず、お砂糖作らなくても楽しく遊んでる人が大多数です
特にメインコンテンツというわけじゃないので安心してください

あと外国の方にsugarなんたらだよ!って説明するのはやめましょう
sugarが付くと、えー、春を売る的なニュアンスになるからです
今はどうか知りませんが、本場アメリカの方ではお砂糖文化に限らずぶいちゃ文化全般は単なるロールプレイ遊びのような扱いで、あくまでリアル世界が優位の文化観だそうな

スキンシップ

最初の方で「勝手に触っちゃいけません」と言いました
つまり許可があれば触ってよいです
ぶいちゃ民、なでなでがめっちゃ好きです(主語デカ)
たまに道端でなでなでし合ってる人を見かけるくらいです
これですね、されてみるとわかるんですが、なでなでされるとめっちゃ気持ちいいです
気持ち良すぎて「これ以上やばいです!」って逃げる人がいるくらいです
触感も温感もありません
でも気持ちいいです
現実ではやらないVRChat独自の文化のひとつです
中には頭を胴体に近づけると心音がしたり、なでる音を出すスキンシップのためのツールを付けている人もいます
ちなみになでなでしたい者同士が集まるなでなでマッチングワールドもあるそうな

ただ、普通にプライベートスペースに踏み込む行為なので挨拶のようにやっているわけではないです
まあ以上です


ここからはもうちょっとディープな話です
オブラートに包んで話すんですが、興味がなければ飛ばしてください
えー、なでなでがあるなら当然マウストゥーマウスもあります
なでなで以上のものは相当プライベートなものという認識がぶいちゃ民にもあるのでそこは安心してください
歩いてて急にされることはありません
されたら変態です
ブロックです

マウストゥーマウスがあるなら当然、そのー、えー、コウノトリとかキャベツ畑とか「お母さん、子供ってどうやって生(以下略)」的なスキンシップも存在します
そのためのツールやキャラクリを行ってるユーザーもおります
ちなみにJUSTという隠語で呼称される行為で、そのためのワールドも存在します
それ以上は自分で調べてください


「そんなのあっていいの?」と思うかもしれません
「プライベートなことはプライベートな場所でやってください」という規約でもって保証が与えられており、プライベートな場所であればオッケーです
2024年12月現在のアプデ情報で、年齢認証で未成年を弾くシステムも導入予定とのこと
もちろん場所を選ばなければ処分されますし、場所を選んでても場合によっては処分されます(版権のあるキャラを模したアバターで淫らな行為をした動画が広まったために、関係者全員がBANされた事件が存在する)
住民たちもアンダーグラウンドなものだという認識で運用してます

(運営的目線から予想すると、そういう行為がこのコンテンツの売りだ!常識だ!とまで広く認知されてコンテンツの主旨が曲解され信用と評判が落ちない限りは、コンテンツの一番の売りである自由と多様性とクリエイティブを優先するというものじゃないかなと思います
つまり隠れてやれ、というやつです)

一応釘を刺しておきたいのですが、仮にそういったセクシュアルな要素や文化があるということやそれを行う人が許せなくても、それをジャッジし取り締まりを行う権限はユーザーにはありません
規約の解釈も人によりますし、責任と権限はすべて運営にありますので。
距離を置くことで自衛を図ってください
繰り返しますが、自治行為はガイドラインによってとても強い言葉で禁止されています

ちなみに国産メタバースのClusterというものもあり、そちらはそういったものへの縛りが厳しくちょっとしたお色気要素すら禁止されてるので、VRChatをやめてそちらを選ぶという選択肢もあります

V睡

VR睡眠の略です
あのでかいヘッドマウントディスプレイを被ったまま寝れるのか….と私は半信半疑ですが寝れるらしい
3点トラッキングだとポーズをとるのが難しかったりしますが、キレイに寝るポーズをとらせるツールも出回ってます

ひとりで寝ることも指しますが、添い寝することも指すようです
そこまでプライベートな認識ではないらしく、なんとなく集まった人がなんとなくベッドで転がってたりする
そのためのワールドがあったり、添い寝マッチングワールドもあるらしい
添い寝というのはそんなに良いものなのか、筆者にはまだわからない

関連して、寝落ちたりV睡してるフレンドさんの枕元にVRペンでメッセージ残しておく書置き文化もあるそうな
起きたら書置きあるの嬉しいよね

細かいコミュニケーションのあれこれ

1、ぶいちゃ民は鏡大好き
恐らくワールドを歩くと数人で壁に身体を向けながら話してる人たちに遭遇します
何かというと鏡があります
なぜ鏡が大好きかというと、まずコミュニケーションが取りやすいんです
複数人で話してるとき、普通はその人に顔を向けて話すんですが、アバターによってはものすごく見上げたりものすごく見下ろしたりしないといけなくて疲れます
なので鏡を向いていればそれぞれの姿を見ながら話せるので楽なんです

もうひとつの理由は、ぶいちゃ民は自分が大好きだからです
自分のアバターが大好きです
ナルシストです
鏡の前でずっと自分のアバター眺めてても飽きません
「自分かわいい~~/かっけえ~~」とかやってます
自分が他人にはどう見えてるか確認して楽しんでます
なので鏡の前で自分の姿を見ながら話すのが楽しいのです

ほぼすべてのワールドに鏡ボタンがあって、ぽちっと押すと鏡が出てくるのはそういうことです
私も自分のアバターが完成してはじめて鏡の前に立った時は思わず呆けました
「これが…私…?」とか言ってる少女漫画の主人公の気持ちがわかったね
ていうかリアルに言った気がする
多分30分くらいずっと鏡の前にいた
大学デビューした女の子か?


2、会話にはラグがあります
これはもうシステム上避けられないラグです
回線が良くても日本サーバーでも避けられません
自分が話してワンテンポしてから相手に伝わります

なので例えば「フレンドリクエスト送っていいですか…?!」と意を決して言った後にしばらくの間があって「_あ、いいですよぉ~」と言われても「今ちょっと悩まれた~~!!」とか思わなくていいです
ラグがあるのでそういう間がどうしても生まれます
勘違いしないで~!という先輩ぶいちゃ民からのお願いを引用しました

ラグがあるのでおしゃべりのリズムは割とゆっくりめ


3、寝る前には挨拶回りする人が多い
これは正直私もよくわかっていませんが、寝るときにフレンドさんを巡って「寝ますね~」と挨拶される方が結構いるとのこと
そしてその途中で気づいたら1時間経ってる…とかがあるあるネタになってます

これはやらなければ嫌われる暗黙のルールではないです
みんなやりたいからやってるだけだそうです
「なんで挨拶してくれなかったの!マナーでしょ!😡」とか言う人がいたら多分アレな人なのでゆっくり距離を取りましょう


4、ちょっと厄介なバグがあります

なにかと言うと、フレンドリクエストやインバイト(こっちの部屋来ない?)やリクイン(そっちの部屋行っていい?)を送っても、それがネットの狭間に消失することがあります

つまり、「フレンドリクエスト無視されてる…」「招待送ったのに来てくれない…」「行っていいか送ったのに無視されてる…」「「ひょっとして自分、避けられてる~??😭」」みたいなコミュニケーションエラーが起きます

これに関してはもう運営にアプデを頑張ってもらうしかありません
アーリーアクセスのサービスなのでこういうことが起きます
そのー、まあ自前のコミュ力で、頑張ってください!
ただこういうことがあるということは頭の隅に置いておいて欲しい、との先輩ぶいちゃったーの方からの引用です


5、VRChatの人たちの感覚
まず「フレンド」の重みは平均的には気軽めなようです
割とすぐフレンド送ったりフレンドになったりするみたいです
気づいたら数百人いたりするらしいし、そのうちの気軽に会えるフレンドは数えるほどとかもあるあるらしい
中にはなんも話さずいきなりフレンドリクエスト送ってくる人もいるみたいですが、まあそれは無視してもよいでしょう
だって怖いじゃん

そして1週間以上顔を合わせないと割とすぐ(誰だっけ…?)となるみたいです
VRChatの中は人の流れが速くて、毎日いろんな人と話していろんなフレンドと遊んでいろんなイベントに参加していると、少し会わないだけで誰なのかわからなくなりがちだそう
なにせ見た目も声も名前も変わるし、性別(見た目や声や設定)が変わってたりは日常茶飯事なので
「あはい、どーもー^^」「….誰だっけ、どこでフレンドになったんだっけ?」とかはあるあるらしい
プロフィールに何かわかりやすいことが書いてあるとありがたいらしいですね

あとどうやって仲良くなっているか?と質問されるとみんな「それは自分が聞きたい」と苦労されている様子
みんな口をそろえて言うのは「自分から話しかけるの大事」とのこと
うろうろして誰にも話しかけられずに1時間経つとかはザラらしい
なんだ?心が痛い

VRCのコミュニケーションのコツやテクはいろいろな人が公開してるので参考にしてみてもいいかもですね


6、新規さんへの感覚

コミュニケーションが大事なコンテンツなのでほとんどの人は新規さんに優しいです
グループで話してる人たちのところに話しかけていっても快く返してくれたり、「はじめたばかりなのに話しかけれて偉いね(普通は話しかけるのハードル高いから)」って褒めてくれたりします

みんな初心者の頃に居場所を作ったり誰かに話しかけたりするのに苦労した経験を持つので、自分から話しかけてくれる人に優しいことが大半です
コミュニケーションがメインのコンテンツなので、リアル世界ほど話すことに抵抗がありません
「…え、誰?(嫌そう)」「ウチらが話してるのに割り込まないでくれる??」みたいな人は、いないとは限りませんがほとんどいないし、もし遭ったら「ああ、運が悪かったねー」って同情されるような感じです

その代わり、自分からアクションを取らないと周りも「話しかけて怖がられたり迷惑がられたらやだな…」「ひとりでうろつきたいかも…」と気を使ったりして向こうから積極的に話しかけてくれる感じではないので、もし仲良くなりたかったら自分から話しかけるのは大事です
なんなら文字チャットでもいいです
文字なら気軽、かも

7、多動に気を付けて
デスクトップで遊んでいる方の中で、特にFPSゲームなどよく動くゲームをプレイしている方にありがちなのですが、話している最中に手慰みにアバターをギュンギュンぐるぐるピョンピョンずっと動かす人がいます

単刀直入に言うと嫌がられます
相手がデスクトップならいいのですが、VRだと視界の中でずっとせわしなく動き回ってる物体の存在はものすごく目が疲れます
チカチカします
どれくらい疲れるかというとコミュニケーションを断念するくらい疲れます
自分の周りをグルグル回られると特に嫌です

もしちゃんと相手にコミュニケーションを取って欲しいなら多動はやめましょう
「なぜか誰も話しかけてくれない。話しかけてもどっか行っちゃう」っていうデスクトップ勢の方の何割かはこれのせいです


よく聞く専門用語

多分話してると専門用語が結構出てきます
「私初心者なんですが」と伝えて尋ねれば普通に教えてくれますが、一応箇条書きしておきます

  • インスタンス
    ワールドという大判焼きの型を基に作られた大判焼き
    つまり部屋のこと
    あ?大判焼きだよ文句あんのか

  • パブリック
    パブリックインスタンスのこと
    誰でも入ってこれる部屋
    極一部を除いて公共の場として歩いてね

  • プラベ
    プライベートインスタンスの略
    申請が通った人しか入ってこれない部屋の総称
    仲良くなった人に「プラベ行く?」って言われたら遊びやデート的な意味です
    なんかいい雰囲気になって「プラベ行く…?」だったら(ドキューンドキュドキューン)です

  • フレリク
    フレンドリクエストの略

  • インバイト
    フレンドさんを自分のいるインスタンスに招待すること、もしくはその招待状

  • リクイン
    リクエストインバイトの略
    フレンドさんのいる部屋に「私行ってもいいですか?」の申請のこと

  • トラストランク
    ユーザーに付けられる信用度ランクのこと
    単にベテランか初心者さんかの判断基準として扱われてます
    詳しくは後述しますが、ビジター(観光客さん)、ニューユーザー(引っ越したてホヤホヤ)、トラステッド(地元の方)が頻出します

  • パフォーマンスランク
    アバターの重さを示すランクです
    体重じゃなくてデータね
    べりぷ(verypoorの略。クソ重)、プアー(poor、重い)、ミディアム(まあまあ)、グッド・エクセレント(軽いね!ってVRCから褒められてる)が頻出
    なんかすごいオシャレな恰好している人がいたら大体べりぷ
    軽量化に成功して「それでミディアム?!」な職人もいる

  • Quest勢
    OculusQuest単体やAndroid(多分そのうちiOSも含む)でプレイしている人たち
    機能や性能が制限されているのでちょっと不便な目に遭ってる

  • 無言勢
    VCで話さずテキストチャットやVRペンで会話する人たち
    亜種としてずんだもんなどの読み上げBotを噛ます人もいる
    マイクの音声を読み上げる方式の場合、スピーカーから聞こえた会話まで拾って発言する為たまに事故る

  • フルトラ
    フルトラッキングの略
    頭・手のみの3点トラッキングに加えて足・膝・肘・腰などにトラッカーを付けた人のこと
    どこまで付けるとフルトラと呼ばれるのかはわからない
    上位種としてパーフェクトトラッキングという、アイトラッキングとハンドトラッキングとフェイストラッキングも付いた者もいる
    富豪か?

  • フォールバック
    フォールバックアバターの略
    重すぎたり非対応だったりして代わりに表示される公式のアバターのこと
    ロボットをなでなでしながら「ふわふわでかわいいね~☺」と言ってる人がいても正気を失ってるわけではない

  • 改変
    素体のアバターをキャラクリすること
    単に衣装やアクセサリーを付けることから素体を部分的に挿げ替えたりしてほぼ別物にクリエイトすることまで幅広く呼称する
    ほぼすべての作者さんは改変を許可してるので字面の割に合法
    改変に限らず、アバターを購入して使うときは必ずモデルの利用規約を確認しよう

  • ポータル
    部屋を移動するときにワープ穴みたいのを開けられます
    そこに触れた人は自動的にそのワールドへ飛びます
    間違ってパブリックのポータル開けてフレンドを突撃させてしまう事故は定番のあるあるネタ

  • 視界ジャック
    見ている人の視界にエフェクトを表示させたり勝手に視点を変更したり、視界に影響を与えるギミックのこと
    演出としての意味と、悪用する荒らしとしての意味両方ある
    人が集まるワールドで急に砂嵐になったり視界がおかしくなったら視界ジャックを使った荒らしの可能性が高い
    処理も重くなるのでスペック足りないと落ちる
    パリピ砲と言って、びかびかしたり巨神兵の陽電子砲みたいの撃ったりするギミックもある
    名前の通り割と嫌がられる

  • リアルアバター
    リアル世界の自分のこと
    リアルへログインするらしい
    極まってんな

  • メス堕ち
    はじめ男性アバターを使ってた人が美少女に目覚めること
    単にアバターの好みが変わることから完全になりきることまで広く呼称される
    しかしこう、もうちょっといい感じのワードはなかったんか?

例.
「VRCってマジでおもろいな!俺沼ったわ!」

SatoImozou氏製作の「社畜の連成さん」(サンプル)

しばらくのち_
「やっほ♡おひさ☺(女性声」

ひゅうがなつ氏製作の「ルーナリット」(サンプル)

割とあるあるらしい
すごい(小並
ちなみにもし声も含めてクオリティ高い女性になってる男性がいたら、それは並々ならぬ努力と研鑽と研究を重ねている人なので実際すごいです
何年単位の努力
大体は「違うっ!俺のこれは女の子じゃない、オカマだっ!😭」って挫折するらしい



ソーシャルシステム便利

だよ、という紹介

シールドレベル
「こういうのは自動でミュートする」という設定ができます
例えば「迷惑ユーザー認定されてる人を自動非表示」とか「視界ジャックなどのエフェクトを自動ミュート」とかを設定して自衛シールドを張れます
トラストランク(ユーザー信用度目安)毎にも設定できる
この機能のせいでイベントの演出が見えなかったりするのでそこは臨機応変に。

多分大体の人はノーマル
ノーマルだと、相手のトラストランクが上がるほどその人のアバターのギミックが表示されるようになる


ユーザーステータス
かなり便利
なにかと言うと「今はこういう感じで遊びたい気分です」とフレンドさんに間接的に伝えられる

ここを選択

書いてある通り
例えば「暇じゃー!誰か”お”は”な”し”し”よ”ぉぉ!」の時は「参加希望」とか、「今はひとりでうろつきたいなー」のときは「居場所を隠す」にしたり、イベントに集中したいとか「ここにいるのフレンドに知られたくないな…」とかなったときは「取り込み中」にするとか
お?何かやましいことでも?

カスタムステータスには文字で今の状態を記入できる
例えば「現在配信中」とかね

先輩方によれば、フレンドさんの状態が青の「参加希望」になってたら勇気出して参加してった方が楽しいよ、とのこと
行っていいのかな…うーん緊張するから連絡待っとこ…とかやってるとすごい勢いで「フレンドなだけの他人」になっていくらしい


オフィシャルな話

ここまで読んでくれた方はきっとかなりVRChatに興味が出てきた方なのだろうと思います
なので大事だけどちょっと退屈なオフィシャルな方面の話をしていきます
いやほんと大事ですよこれ

自衛の必要性と方法

VRChatは自由度が高いです
それはとてもクリエイティブなものが誕生するのと同時に、自由度の高さを悪用した荒らしや自分と相容れない価値観を持つ人と遭遇することも起きるということです

なので自衛が確実に必要になります
いいですね?

グロテスクだったり虫だったり不快なアバターを使用しているなどの他、荒らし、嫌がらせ、付きまとい、差別発言、暴言、セクハラ、ナンパなどが存在します
VRChatの名誉のために言いますが、横行してるわけではありません
みんながそれを良く思わずに動いており、治安が成立しています
そこは安心してください

しかし存在するのは確かです
実例では、卑猥な言葉や差別的な発言を浴びせてきたり、端末を落とそうとしてきたり、画面を埋め尽くす光や大きな音を出したり、女性だとわかった途端にしつこく付きまとったり、アバターにセクハラしたり、
巧妙な例では、最初親切に初心者案内してふたりっきりになれる場所に連れて行ってセクハラしてきたり、仲良く話してフレンドの集まりに入り込んだ瞬間に荒らしアバターに変わって荒らし行為をしたりもあります

こう書くと「この目の前の人は悪い人かな..?」ってビクビク警戒しちゃうと思いますが、相手からすると別に頑張って心の氷を解凍する義理もないので普通にぼっちになっちゃいます
相手も人間なので、警戒してるとそれが伝わってちょっと傷つきますしね
なので、うーん、まあ、多少は覚悟をしてください

ちなみにトラストランクがNuisanceになっている人は、ミュートやブロックをかなりの人数にされた人ということで、迷惑ユーザーのひとつの指標にもなっています
(確定ではないのは、ブロックされる要因が迷惑行為だけとは断言できないので)

バーチャルの良いところは、身体的な被害がないところ、物理的に身体を拘束されたりしないことと、自分が関わる人間を自分で選択できることです
・インスタンス移動
・アバターを非表示
・ユーザーの音声をミュート
・ユーザーをブロック(最終手段)
・キック投票

以上の自衛手段を行使してください

ブロックは「相手と自分がお互いに認識できなくなる」という効果です
暮らしてる世界が完全に断絶します

メニューを開き、「ユーザーを選択」の項目を選択して、ユーザーを選択することでミュートやブロックを行えます

VRモードの場合は、片手でLaunch Padを開いた状態でもう片方の手からレーザーマーカーが出るので、それで相手を選択し、ミュートやブロックを行えます

ブロックは最終手段と言いました
「なんで気軽にブロックしちゃいけないの?」と思うかもしれませんが、相手に悪意がない場合や単に価値観の違いである場合(最も多かろうと思うのがアバターの好みについて。例えば性的な要素やアバターの形状の許容範囲の違い)、気軽なブロックしまくってると知り合った人のお友達がブロック相手で最高に気まずくなる事故も起きやすくなります
「この人やたらブロックしてるけど、許容範囲狭くて怖そうor気を使いそうだな…」って思われちゃったり。

なのでできれば避けたりミュートで対応して、どうしようもない場合にブロックすることを推奨します
とはいえ、それで我慢する義理もないわけで、「この人はこの先も自分の楽しみ方に悪影響を及ぼしてきそうだ」と感じたらブロックしてよいと思います
任せます

ガイドラインについて

悪質なユーザーがいるわけですが、逆に自分が悪質なユーザーになってしまう可能性もあります
何がVRChatにおける悪質なものなのかは公式ガイドラインを参照しましょう
そんなに長くないのでGoogle翻訳に突っ込んだ上で全部読むことを推奨します

かいつまんで説明すると、

「あらゆる差別的な行動や発言、トラブルを起こす行為は禁止」です
どれだけ自分が正しい、相手が悪いと思っていても、どれだけ自分が社会問題・政治・歴史・宗教・人種・性別・性自認・性表現その他への崇高な問題意識や知識を有していても、ここでそれを周りにぶつけてはいけません
相手が嫌がることもやめましょう

「意見の相違は正常だが、それを継続的に発言したり攻撃的に攻め立てたりするのは禁止」です
つまり、意見が合わないと思ったら避けてください
感情的に相手をやっつけたいと思ったら、あなたは悪質ユーザーに早変わり

「以上の行為を行うことに、「これはロールプレイだからww」とか「歴史的に大事なことだからいいでしょぉ?」は言い訳にならない」こと

「自警行為は当局への協力や調査を妨げるので、固く禁止します。自警行為に対して処分を行うこともあります」
”strongly"という表現を使って、且つ明確に処分することを記載しています
つまり、迷惑ユーザーや「この人どうなの?」ってユーザーやぶいちゃ全体への啓発活動・警察活動を行うのは迷惑ユーザーよりも重罪であるということです
自治行為はやめましょう

後は他のユーザー、例えば有名配信者になりすましたり、暴力行為や犯罪行為、自傷行為の美化や促進を禁止するなど、
まあ要するに楽しむこと以外のことはやめましょう

権利の話

これも大切な話です
VRChatは自由度が高いわけですが、つまりユーザーの裁量で行えることが多く、その結果として権利問題について考える機会が多くなっています

  • 違法アバター
    「違法アバター」なるものが存在します
    1.「有料で販売されているアバターを違法にアップロードして再配布されたアバター」
    2.「別のゲームなどから3Dデータを引っこ抜いてきてアバターにしたもの」

    が該当します
    これはなんとも面倒なことに、パっと見ではわからないんです

    1に関して、目の前のアバターが有料で販売されているもので、且つそれを無料で誰かから譲り受けたものなのかは判別が著しく困難です

    違法アップロードはクリエイターの世界であるVRChatに対して悪影響でしかなく、アバターのクリエイターに正当な報酬が行かなくなるのが問題です
    もし仲良くなった人に「このアバターあげるよ!いいって、バレないから!」とか言われても絶対に断りましょう

    ※ただし、BOOTHの贈り物機能でアバターやアクセサリーなどを購入して贈る文化もあり、それは問題ありません

    次に2に関して、これは厄介です
    通称「ぶっこぬきアバター
    他所の作品からのリソースの盗用ですから完全なる著作権違反です

    海外ではMOD文化と言って、ゲームのプログラムを解析して非公式に変更を加えて楽しむ文化があり、それを歓迎している制作もいます
    いわばゲームの二次創作みたいなものです
    この文化があるがために気軽に行ってしまう海外ユーザーが多いらしいです

    しかしこれがぱっと見ではわかりづらい
    そもそもデータをそのまま持ってきたのか、それとも合法な手段で頑張ってモデリングして似せたものなのか、はたまたその作品の公式が許可しているのか、正確な判断ができません
    なので、もしあげるよー言われたら断ること、怪しかったら避けるなどしてください

    中にはこの違法アバターを配布するワールドもあるので、無暗に飛びつかず慎重に導入しましょう

  • 版権アバター
    他所に権利があるアバターです
    つまり、他のゲームや漫画、アニメなどのキャラクターを模したアバターのことです

    最初に言いますが、基本的に限りなくブラックのグレーです
    日本の法律に抵触する危険性があります
    初心者案内をしている方は大体「これはダメです」と言います
    避けるに越したことはないと私も思います
    現在VRChatが盛り上がってきており、配信上では仮装として版権アバターを着てモノマネ芸をするのも面白く受け取られていますが、今までは規模が小さかったから許されていたものが、盛り上がりによって表に出ることで権利元とのトラブルに発展する可能性があります

    モロな版権アバターを配信によって拡散するのは普通にヤバいです
    版権アバターが映ったためにとある配信者の大事な配信のアーカイブが非公開になった事例もあります
    権利元からの申告があればBANもありうるでしょう
    それが火蓋となって運営が全面規制に走ったり、版権アバター使用者への迫害が起こったりする可能性もあります
    なので「みんなが面白がってるからオールオッケーなんだ!」と思わず、基本的にブラックだということを覚えておいてください
    また版権アバターの中には技術を駆使して合法に作成したものの他に、ゲームからモデルをぶっこぬいてきた完全なる違法アバターも多いです


    ではなぜ「グレー」なのかというと、
    まず、内輪で外に出さず、その場のネタとして披露する分にはガイドラインとしても問題ないです
    実際モノマネをしてる人に遭遇すると楽しいですしね

    そして、そもそもその版権アバターが本当にダメなアバターなのかの判断が困難です
    どういうことかというと、まず公式サイドからVRChat向けにアバターを販売している場合があります
    しかも現在販売を終了して販売サイトも閉鎖されており裏を取ることが不可能なケースもあります
    この場合ですね、その作品が好きでまったくのクリーンにアバターを使ってる善良な人に対して謂れのないヘイトが向くという、大変に醜悪なケースになってしまいます
    今までそれなりの数の公式販売アバターがあり、恐らくすべてを把握できている人は皆無です

    モデルの一部に変更を加えて「これはネタです」とわかりやすくしているアバターへの解釈も、これは人によって分かれるでしょう

    さらに公式からのガイドラインで許可されているケースもあります
    しかしややこしいことに、そのガイドラインがメタバースのアバターとして使用することを想定していないケースもあり、その許可の解釈が困難です

    一律に「ダメ!!」とならないのにはこういった事情があります
    実際版権アバターでネタ披露は一般的なコミュニケーションのひとつでもあり、それを頭ごなしに「コラー!!」するのは道義的にもガイドライン的にもどうなのか?また、ちゃんとクリーンに版権アバターを使ってる人への迫害に繋がるのでは?という考え方もあります


    これらに加えてMMDという、3Dモデルを作ってそれを躍らせたりアクションをさせたりする外部コミュニティがあり、そのMMDモデルを勝手にVRChatのアバターとして盗用してくる問題も発生してます
    ちなみにこれを原因とした大戦争が過去に起こっており、基本的にMMD界隈のVRChatへの心象はクッソ悪いです
    MMDクリエイターさんの努力の結晶を盗用するだけにとどまらず、そのモデル自体が版権ものの二次創作である場合もあり、そのモデルを勝手に使用して権利元に問題視された場合に節度を持って使用していたMMDモデラーも勝手に巻き添えになることによる、大変面倒くさい事態への危惧も燻ぶってます

    また、MMDモデルを躍らせるプログラムを盗用したワールドもあり、それもまた悪質です
    https://note.com/kirisame025/n/n22920093f831
    わかりやすい参考記事↑
    さらにはMMDモデルをアバターにするにはこれまたMMDのプログラムを盗用する必要があり、MMDモデルのアバターはほぼ100%ブラックです
    えー、そうです、そのアバターがMMDモデルなのかも判別が困難です

    そもそも上記にあるようなダメなアバターだとまったく知らずに譲り受けたり拾ったりしてる人もおり、急に怒られるのはあまりに不憫です


    なのでですね、基本的に版権アバターは避けるべきものだという認識と、自分の判断で「コラー!!」と言いに行くべきものでもないという認識の両方を持って欲しいと思います
    違法アバターや版権アバターへの問題意識を燃え上がらせて殴りかかりに行ってトラブルを引き起こす初級者さんは最早あるあるネタです
    問題意識を持ちすぎず、反対に「おもしれーからいいじゃん!w」となりすぎず、大人の対応を心がけていきましょう

    難しいですが、
    怪しければ避ける
    これで行ってください

    それに素敵なオリジナルアバターもいっぱいいるじゃん、ね?
    クリーンに行こうよ

  • それ以外の避けられるアバター
    リアルの人物を模したアバター:本人であるならいいですが、そもそもそれが本人である保証がなく、肖像権を侵害しているアバターである可能性が排除できない

    虫やグロテスクなものを模したアバター:普通に不快になる人間が多い

    視界を塞ぐほどにでっかいアバター:邪魔

    あまりにモロすぎる性的なアバター:往来なんで場所を選んで

    ネットミームを模したアバター:権利侵害の可能性がある

    これらは基本的に避けられるアバターです
    場所を選んで使用するべきでしょう

    これらのアバターや版権アバターはイベントではお断りされます

  • 違法ワールド
    違法アバターと同様、ゲームなどのデータをぶっこぬいてきてワールドに使っているものです
    音楽を違法使用している場合もあります
    しかし音楽も、Youtubeで自前で再演奏したものを流していたり、再演奏者に許可を取っていたりする場合もあり、これもまた一概には言えません
    その他、無許可で写真を利用したり、著作権が切れていない映画を見れたりするワールドも該当します

  • 転売
    VRChatでもテンバイヤーがいます
    断言しましょう
    これは紛うことなきクソッタレです
    BOOTHでクリエイターさんが頑張って作って販売しているアバターなどを買って、それを安く転売して利益を横取りして足が付く前にアカウントを消して、同じことを繰り返すクソッタレがいます
    頭の回るクソッタレはデータの数値などをちょこっと変えて素知らぬ顔で「新作です!」とか販売してたりします

    数多の無名のクリエイターたちが創り上げているVRChatという世界において、クリエイター軽視をしてるとコンテンツが崩壊します
    「あれ、安い!ラッキー!」とか思わず、しっかりと信頼できる販売元か確かめてから買いましょう
    どうもぶいちゃコミュニティではよく「この販売元はやばいぞ」と情報が回るらしい


ぶいちゃ文化いろいろ

暗い話ばかりでどんよりしちゃった
「VRCってなんか怪しいコンテンツなんだな…」と思わせたくないので明るい話がしたい

実際はそんなグレーなことの何倍も、日向の活動が爆発しています
独自の文化が爆発しているのはひとえにグレーなことが発生するほどの自由度の高さとそれを適切に利用するユーザーたちのおかげです
なのでユーザーたちがどういう展開をしているのか紹介しましょう

ぶいちゃ住民たち

ぶいちゃ民は全員がクリエイターです
これは何か創作して発表するという意味に留まらないです
もしあなたが参加するなら、あなたもまた世界を構成するクリエイターのひとりということです

例えばただ人と仲良く遊んだり、自分でキャラ設定を作ってそれになりきったり、異性のキャラになりきったり、何か役割を演じたり、自分が「これをやったら楽しそう」と思ってやったらもうクリエイターです

なんとなく店先を覗いたらカウンターに立ってた人に「あ、ちょうどいい!ここ立ってて!」って言われて立ってたらいつの間にか人が集まって飲み屋として定着してなぜか店主になってたり

VC使わずにジェスチャーとギミックだけでぶいちゃコント師として有名になってたり

道端でVRペンで空中に絵を描いてギャラリーを楽しませるストリート絵描きをロールしてたり

道端で歌を歌うゲリラライブを行ったり

ギミックを利用したパフォーマンスを行う大道芸人になったり

ぶいちゃ歌手として活動してMVもぶいちゃ内で作って公開してたり

ぶいちゃ内アイドルとして活動してたり

ふとしたことで知り合った人と大切な思い出ができて、5年後にVRCに戻ってきたその人と再会するドラマがあったり

筋肉もりもりのネタアバターで、道行く人に「力が欲しいか…?」と話しかける謎の力が欲しいかおじさんになってたり

絵描き仲間でアトリエのワールドに集って作業通話会してたり

アバターやアクセサリーや衣装、小道具を作ってBOOTHで販売したり

「世界に一つしかない自分だけのアバターを着たい!」とUnity勉強してオリジナルアバターを着てたり

自撮りをこだわってSNSに投稿したり

集会を企画したり、お店を作ってイベントを企画したり、店舗のキャストになったり、自分のイメージ上の情景をワールドとして創作したり、飲み屋で本当にお酒を用意して飲んだくれたり、

そんなふとしたことやちょっとした思い付き、素朴な出会いが輪郭を持つ世界でみんな思い思いに楽しく過ごしています
(上記は実際にいらっしゃる方々です)

あなたのやりたいことが見つかるといいですね

いろんなワールド

実際のところ紹介なぞし切れません
天文学的に数と種類が多いからです
「おすすめワールド VRChat」と検索して出てくる情報が被らないほどです
正直筆者もこの項目を書こうとしている今ちょっとゲンナリしてます
詳細に書こうとするとワールド名とURLとそこの写真集めが必要になるのがとってもめんどくさいです
なので文字だけで説明します

今現在あるワールドの種類としては、「交流系ワールド」「ゲームワールド」「アトラクション系ワールド」「チルワールド」「芸術系ワールド」などに分けられます
と言ってもこれはもう作成者のクリエイティブの結果なので別に明確にジャンル分けされているわけではないです
これからまた新しいジャンルができるかもしれませんね

例えば、代表的な「FUJIYAMA
ここは日本語話者だけが入れるワールドで、ぶいちゃ内では公園のような感覚で利用されています

一対一でお話できるわんこそばトークワールドの「NAGiSA」も有名ですね

巨大なテーマパークを模した大変完成度の高い「ぽこピーランド」もよくおすすめに挙げられます

VRという映像媒体をフルに活用した映像作品ワールド「Beyond a bit」もおすすめです

他にはVR空間にアートを作って展示しているVR美術館があったり、
廃墟探索ができるワールドがあったり
想像の中にしかないようなカフェ、BAR、お部屋、水族館、街、プール、温泉があったり
現実の場所、もしくは現実にあった場所の再現ワールドがあったり
ファンタジー世界、サイバーパンク世界、終末世界、SF世界を模したワールドがあったり
趣向を凝らしたゲームワールドがあったり
ホラー体験ができるワールドがあったり
企業やyoutuberVtuberと提携しているワールドがあったり

まあもう一生かけても巡り切れないくらいの数と種類と様々な広さのワールドが存在し、しかも日々増え続けています

youtubeやネットでおすすめのワールドを検索して探してもいいですし、ハブポータルワールドという、ワールドを複数並べて紹介しているワールドもあるので、そこへ行ってみるのもいいですね
ジャンルごとに分けておいてあるワールドもあります

AvatarMuseumBOOTHcafeVRC-JP 初心者プラザメタフェスなどで自分の気に入るアバター探しをしてみてもいいでしょう
トラストランクがNewUserになったときのために下見じゃ
気に入ったらBOOTHで購入してクリエイターさんの糧となりましょう

もうとにかく書き切れません
是非自分で面白いワールドを探してみてください
掘る楽しみもまたぶいちゃの醍醐味

もし「こんなワールドがあったらなー」という構想があるなら、トラストランクがUserになったら自分のワールドを作ってみましょう
誰かが使ってくれたらいいね

いろんなイベント

ぶいちゃといえばやはりイベントです
何かの趣旨に基づいて参加者を募り、キャスト役とお客役に分かれてイベントを行います
ちなみに"役"です
予算を計上して利益を出していく現実のイベントとは違い、キャストさんは楽しいからやっておりお客さんは楽しいから参加してます
完全な対等です
お互いに楽しませようとして成り立ってるので、決して「自分は客だぞ?」とふんぞり返ってはいけないぞ

イベントと一口に言っても大から小まで様々で、
大は企業なども参画したコミケのような大規模なものから、小は何かの主旨を元に集まった人たちの飲み集会まで様々なものが企画され日々開かれています

代表的なものは、ぶいちゃのコミケ、Vket
いろんなクリエイターさんが作品を展示し、企業が製品やコンテンツを紹介し、参加者を巻き込んだミニゲームが展開されたりします
期間終了後も会場ワールドは展示場として観覧できます

他にはテーブルに分かれてキャストさんが順繰り巡ってお話していくタイプのイベントで、幼女、メイドカフェのメイド、イケボの紳士、サキュバスなどに扮したキャストさんとの交流を楽しめるタイプのイベントがあったり

ワールドを舞台としてキャストさんが役に扮してショーを行うタイプのイベントで、ジュラシッ〇ワールドのようなイベント、ヒーローショーのようなイベント、悪の組織を模したグループのショーイベント、VRC劇団を結成して演目を披露するイベントがあったり

何かの授業科目を教える講義集会があったり、特定のアバターを指定した交流集会があったり、初心者限定や女性限定などの交流集会があったり、今日も生きてて偉い!を言い合う飲み集会があったり、

企画する人たちのアイデア次第でたくさんのイベントが開かれています
ワールドにはたまに有志の方が作成したイベントカレンダーがかかっていたり、イベントの広告がかかっていたりします
ワールドやSNS、人伝で知って気になるイベントがあったら参加してみると楽しいでしょうー
人気イベントでは参加受付時間になると一斉にログインする席取り合戦、通称Join戦争が勃発します
がんばってね

筆者がよく見るVRChat界隈の情報サイトも乗っけときます
イベント告知や衣装・アバター・ツールのリリース情報、アプデ情報、改変や設定のテクニックの紹介やコラムなどが載ってます

メタカル最前線

バーチャルライフマガジン

こんな感じで、VRChatでは自由と多様性に基づいて様々な文化が日々生まれています
アイデア次第でなんでもできる世界です
もちろん権利や周りの人たちへの尊重はしつつですが、何か思いついたらやってみるといいかもね
あなたが新しい文化を作る番だ
あなたが自分なりの楽しみ方を見つけられることを願っていますよ


筆者の好きな場所