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Cherry MX Backlit Low Profile Keycap Setについて
最近、狭ピッチキーボードの完全自作を目指して設計を始めました。
狭ピッチではキーキャップの選択肢が少ないのがネックですが、比較的入手性の良いCherry MX Backlit Low Profile Keycap Setを手に入れたので、そのレビューを行います。
どんなキーキャップか
遊舎工房さんによると、e元素のキーキャップで、バックライト対応・ダブルショット、素材は硬質プラスチックとなっているようです。キー数は104キーでいわゆるフルサイズのUS配列に対応したものとなります。
私は今回Aliexpressで購入しました。安く手に入りますが、時間がかかりますし、梱包がバラバラになって傷ついていたので、遊舎工房から手に入れる方が良いかもしれません。
キーキャップの大きさ
さて、このキーキャップの特徴はそのコンパクトさにあります。狭ピッチのキーボードというのはいわゆる1U=19.05mm=0.75inchのキーピッチよりも狭いものを指すと思われます。MX互換のキースイッチの場合、スイッチが15.6mm角なので、ソケット等を無視すれば15.6mm=0.82Uが最小となるのでしょう。ChocV1/V2やGateron LowProfile 2.0なら15mmで0.79U、といったところです。
今回紹介するキーキャップは16mm角と聞いておりましたので、これは0.84Uに相当します。一番狭い設計では使えませんが、ある程度余裕を持たせた設計ならば採用できます。
以降は私が入手したキーキャップの実測値をご紹介します。狭ピッチキーキャップの興味を持つ人が一番小さいキーキャップ以外を使うかという疑問はありますが、私はCtrlやAltは使用したかったので全部測って記録を残しておきます。
0.84U(このキーキャップセットにおける標準サイズ)
実測値16.02mm
86個
1.09U(1.3倍サイズ)
実測値20.7mm
Ctrl*2,Alt*2,Fn,Win,Menuの7個
![](https://assets.st-note.com/img/1710338267798-EaBia1LDC2.jpg?width=1200)
1.34U(1.6倍サイズ)
実測値25.5mm
Tabと|の2個
![](https://assets.st-note.com/img/1710338386048-DQYZ0Pbxb9.jpg?width=1200)
1.58U(1.88倍サイズ)
実測値30.1mm
Capsキー1個
![](https://assets.st-note.com/img/1710338450038-H01VTNZpwN.jpg?width=1200)
1.83U(2.18倍サイズ)
実測値34.8mm
BackSpace,0,Enter,+の4個(2個は縦に使うキーですが)
![](https://assets.st-note.com/img/1710338482083-awePWfygXL.jpg?width=1200)
2.08U(2.48倍サイズ)
実測値39.7mm
Enter,Shiftの2個
![](https://assets.st-note.com/img/1710338535662-KncpZduxtr.jpg?width=1200)
2.58U(3.1倍サイズ)
実測値49.2mm
Shift1個
![](https://assets.st-note.com/img/1710338560371-WOgBh0tRI2.jpg?width=1200)
6.06U(7.2倍サイズ)
実測値115.5mm
スペース1個
![](https://assets.st-note.com/img/1710338580417-xa4oTL6Ypf.jpg?width=1200)
さいごに
今回はシンプルにキーキャップの紹介記事です。小さいキーキャップをお探しの方の役に立てば幸いです。
なお、LofreeFlowスイッチでも問題なく使えました。
この記事はKeychronK11Proで書きました。
追記
こちらの記事もマニアックながら思ったより読者が多いようなのでちょっと追記します。LofreeFlowスイッチにこれを組み合わせると、キーキャップとスイッチがぶつかります。スイッチ入力判定は問題ないのですが、ちょうどキーが降りきった時にスイッチの上面と微妙にぶつかるので、入力の力が強い人はキーキャップとスイッチがぶつかって痛く感じるかもしれません。というか私がそうでした。これに対して、MXスイッチの静音化用のOリングを使ってクッションとしてみました。かなり快適になるのでおすすめです。