狭ピッチ用キーキャップの自作
keeb_pdへの投稿が終わったので、解説記事を書きます。
今回は狭ピッチキーボード用のキーキャップの入手性が低いため、自作しようという試みになります。
使用した素材
ボタンとレジン、あとはいつものキーキャップ用の型です。
ボタンとレジンはダイソーで購入したものです。ボタンはたまたま目についたものですが、要するに1U以下でキーキャップの上面に使えそうな素材なら何でも良いと思います。ただ、ボタンという素材は、窪みがちょうど指にフィットして心地よいキーキャップになりますので、割とおすすめです。
作成方法
キーキャップの軸部分だけをレジンで作成します。
レジンでキーキャップを作成した事がある方なら分かると思いますが、この軸の部分は丁寧に空気を取り除く必要があります。爪楊枝で泡を掬い上げる・潰す感じでしょうか。
この状態でUVライトで5分硬化させます。
次に、軸の上に少しレジンを盛って、その上にボタンを乗せます。ボタンの穴からちょうど軸の十字を確認できますので、位置合わせは簡単でした。この状態で10分硬化させます。
硬化後、型から外すとこんな感じです。
懸念点
ボタンの素材はABSとのことですが、レジンとの相性が良いのか不明です。一週間使用し、1個だけボタンと軸が外れてしまいました。外れても瞬間接着剤でくっつけて使用できていますので、仮にレジンと相性の悪い素材を選んでも、キーキャップ作成はできると思います。
あとは、普通のキーキャップと違ってキースイッチに覆い被さる形状ではないので、打鍵音が響きやすい点は注意した方が良いかもしれません。今回はDeepsea MINI Isletを使用したので、音はあまり問題になっておりません。
さいごに
おしゃれな狭ピッチ用キーキャップが無いので自作してみたという報告でした。keeb_pdでは、たまたま選んだボタンがお花っぽかったので、トッププレートに人工芝シートを貼って、花壇のお花と一緒に撮影などと凝った事をしてみました。
何か他にもキーキャップに使えそうな素材を見かけたらまた挑戦してみたいと思います。
この記事はShoebill43TGで書きました。
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