『男色悦楽園』~タイプ的なやつ~
どんな人がタイプなんですか?
はじめて会ったときに於いて用いられる定番中の定番セリフです。
どれくらい定番なのかというと……。
韓国ドラマのヒロインが相続争いに巻き込まれて命を狙われたり。
財閥2世のぼんぼんがクラスメートをいじめ抜いたり。
なにかと車に跳ねられたのち、記憶喪失になったり。
それくらい定番なわけです。
あ! 決して韓国ドラマをディスっているわけではありません。
NETF〇IXは韓国ドラマが観たくて契約しているのですから。
いやぁ~。面白いですよねぇ~。韓国ドラマは。
観始めたら止まらなくなっちゃうドラマが多すぎですって。
閑話休題。
どんな人がタイプなんですか?
これはゲイだろうが、ノンケだろうが定番の質問ですよね。
……たぶん。
いいなぁ~、と、思う相手のタイプは、そりゃ気になりますよ。
自分はタイプの範疇内なのか? 範疇外なのか?
イケるなのか? イケないなか?
恋愛に進展するにしても、単にヤルだけにしても……。
タイプかタイプじゃないかは重要です。
そりゃハッテン場(意味が分からない? 後々に綴ると思います)に於いては多少タイプ外の相手でも妥協してヤルことはありますよ。
人間だもの。
男の子だもの。
出すもん出してスッキリしたいもの。
でもね。同じ出すなら……。
タイプの相手とのアレで出すほうが満足度が違いますもん。
出したあと、タイプ外の相手だと、自己嫌悪に陥るもん。
じゃあ俺のタイプはどのような男性なのか?
ドラマや映画、BLと呼ばれる小説や漫画などに登場するゲイは細身のイケメンばかり。ぶっちゃけてしまうと、俺は世間一般でいうイケメンには興味がないわけです。
カッコいいな、きれいな顔しているなというくらいは思います。
ですが、性的な対象にはなり得ないのです。
だって俺のタイプは……。
タイプは……。
太っている人なわけですから。
オブラートに包まない言葉を使うと……。
デブな男性です!
いわゆるデブ専というやつです。
プロフィールに《GMPD》と書いてあったら……。
デブ専とまでは言わないけど、大きな身体の殿方がタイプという方がほとんどじゃないでしょうかね。
なんの略かというと。
G=ガッチリ。
M=ムッチリ。
P=ポッチャリ。
D=デブ。
デブと一言でいっても、いろいろあります。
ガチデブ、ぽっちゃり、大デブ、巨デブ。
中には謙遜して駄デブなんて仰るおデブさんもいるくらい。
デブ専ゲイ業界で、人気のデブはやはりガチデブになるんでしょうか?
筋肉の上に脂肪がのっていて、腕や腿が太くて、髪は短く、髭がある。
こんな感じの殿方がモテるのは間違いないと思って良いでしょう。
ただ俺の場合は、このような殿方はど真ん中のストライクではないのです。
そりゃハッテン場ではヤったりも……って、この流れはもういいですね。
俺の場合は鍛えていないデブがタイプなんです。
文デブが好きなんです。文化系デブを見るとメロメロになります。
鍛えていないデブ? 文化系デブ? いまいちイメージが沸かないですか?
分かりやすく説明すると。
秋葉原にいるようなおデブちゃんがタイプなんです。
大阪でいうと日本橋(にっぽんばし)にいるような感じてのおデブちゃん♪
ぷにぷにの色白で、黒ぶちメガネで、着ているものに無頓着で、汗っかきなおデブちゃんが最高なわけで。
ここに体毛薄くて、寝ぐせが加わったら、最強です。
(最近は鍛えているデブも範疇内なのですが文デブには勝てません)
なにそれ!?
趣味悪ッ~~~~!
って思いましたか?
ゲイのタイプは多岐に分かれます。
ハゲでも、デブでも、体毛濃くても、短小でも、包茎でも、体臭キツくても、足が臭くても。
「そこがいい!」っていってくれる人はいるんです。
クジラと同じで捨てるとこがないんです。
ゲイと鯨(げい)は捨てるとこがないんです。
おっ!
『笑点』なら、座布団何枚もらえますかね?