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新年から旧年にオモコロで書いた記事を振り返ってもいいじゃない


「お正月に余ったおもちのアレンジレシピ」←そもそも余らない。寺悠迅です。

来年の事を言えば鬼は笑うらしいですが、旧年の事はどうなんでしょうか。僕は「オモコロ」というメディアで記事を書かせてもらっているのですが、2023年を振り返り損ねたので、年が明けた今、振り返りたいのです。

どうですか? 鬼?

👹「……」

👹「いいんじゃん?

いいらしいです。『笑う』の対義語って『泣く』じゃなくて『笑わない』なんですね。小学校のテストなら✖つけられるやつじゃないそれ?


はじめに

寺悠迅はオモコロライターである。寺悠迅はライターとして、2023年、オモコロおよびオモコロブロスというメディアに数々の爪痕を残してきた。

そして、爪痕というからには、彼のライターとしての筆記具は爪である。その爪には01の爪垢が詰まっており、01の爪垢を煎じるとサンガリアのサイダーみたいな味がするという。ぜひお試しあれ。


2023-02-13|
「dot é pen ‐ドット・エ・ペン- 」でキミもドット絵を描かないか?

これ良い記事だねえ。道具が良いから必然的に良い記事になる。道具を使うやつが古に縛られてるから良いレトロ感が出たのではないだろうか。

与作はシラを切る
I don't know I don't know

この渾身のギャグ、SNSでの反応も上々でよかったです。僕もたまに思い出してフフってなる。


2023-03-03|
鉛筆削り器でかつおぶしを削らせてくれい!!!

子供の頃の夢を叶えたらそこそこウケた記事だ。2023年の年始の目標で「万バズ目指しまっす!!」とか言ってたら、ふた月後の3月に叶ってしまった。

ぼくの常識という名の偏見のコレクションが二束三文で売られていく。

いいですね。このセンテンス。一記事に一つくらいキマったセンテンスがねじ込めると、3日分くらい飯が美味くなるバフが乗る。

常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことだ。

アルバート・アインシュタイン(要出典)

アインシュタインが実際に言ったかどうかはともかくの説教臭い名言を引用しつつ、そのコレクションが二束三文にしかならぬという諸行無常の感がでている。


2023-04-13|
【NINTENDO64】ゲームの取扱説明書の詰め合わせを開封しようよ

オタクくんの記事だねえ~。同世代の知り合いからメチャクチャ評判がよかった。いや、記事自体の評判というか、64だから懐かしいなあ~って盛り上がってただけだな。

装備を売ったお金でヘイト買ってんだもんな。ヒロインの仕事も大変だわね。

こういう文章を何も悩まずスラーッとタイピング出来たときが一番気持ちいい。日頃脳にいいモン食わせてきた甲斐があったな、と思う。


2023-04-24|
最弱の中の最強は誰だ!スペランカー強さランキング

で、出た!!! 趣味の押し付け! 押し入り強盗! 夜な夜な街を彷徨い「おまえはスペランカーを知っているか」と訪ねて回る、スペランカー辻斬りの伝説が今ここに!

編集部からは「もっと伸びると思ったんですけどね…」という慰めの言葉(?)をいただいたが、僕はハナから伸びるとは思っていなかった。正確に言うと、話題になるとは思わなかった。なぜなら、議論の余地がないほど完璧に詰め込んだからだ

おれはオモコロという、少なくともゲーム専門メディアではないこの地に、あえて、何者にも負けぬスペランカーのオベリスクを立てたかったのだ。

必死だったので良かった言い回しも覚えていない。別段挙げなくてもいいか。全てがそこにあるから。


2023-07-03|
好きなマリオファミリーについて存分に語ってよ

またゲームの話してる……アマプラでマリオの映画が見られるようになりましたよ。観ろ!!!!!!

なんらかのなんかを感じる。

なんらかのなんかとしか言いようがない。表現に困ったときにはこう言うしかない。あなたも感じてほしい。なんらかのなんかを。


2023-07-24|
煌めく快光線 レーザー&ビーム座談会

ずっとアニメとかゲームの話してるな! 他人様まで巻き込んで!!!

酒も飲まずあのテンションでレーザーとビームの話出来たのなんなんだ。編集部の皆さんがすごいのか、レーザー・ビームのポテンシャルなのか。

オモコロ杯2022で僕を金賞に選んでくださったかまどさんに、記事に出ていただいて大変嬉しかったです。

こういう座談会系の記事では、各々の発言量を削る作業に精神を擦り減らすことになるので、お気に入りセンテンスが生まれにくいのが悩みどころ。

座談会中にしれっとスマートにキラーワードが言えればいいだけなのにね。言えてたら俺はライターではなくストリーマーになっているよ???


2023-08-17|
飲食店仕様のコップが家にあれば、もう夏は外に出なくていいはず

アッ! お気に入りの記事だ!!!

暑い、暑すぎる。出不精が加速して第一宇宙速度に達する。このまま衛星軌道に引きこもろうかな。

いいですね。やれやれ系主人公のラノベの書き出しみたいで。出不精が加速、から連想ゲーム式に話を展開して、加速を止められないかの如く、最終週的に「衛星軌道に引きこもろうかな」ですからね。

なんかこの記事はね、個人的には頭からお尻まで過不足なくまとまっててよく出来たなあ、って思ってるんですよね。商品紹介や食レポではなく、ドラマ版の孤独のグルメの作劇法に近いかもしれない。違うか!


2023-08-22|
蚊取り線香をギュルンギュルン回させてくれい!!!

アッ!!! また好きな記事じゃん!!!!

これについては、気に入ったセンテンスを記事では採用せず、ボツにしています。

この話をすると「ひっくり返せば同じだろ」という輩がいるそうなんですが、ナットやワッシャーに裏表ないと思ってそうだし、コンセントの左右の大きさも同じと思ってそうで可愛いね。組み立て家具の説明書がわかりにくいってクレーム入れたことありそう。

薄々感づいてるけど、僕の文章ってだいぶちんちん亭構文だな。


2023-11-10|
【AA】アスキーアートクイズ選手権 オモコロ場所【おぼえていますか

すごい記事が来たぞ。インターネットのコンポート(砂糖煮)みたいな記事が。

これは記事に出ていただいた方々のがんばりもあって正当に評価されてるから、言いたいことが少ないんですよね。

いかん。ドライなヤツだと思われる。「PV数聞いたとき嬉しかったからお寿司食べに行ったよ」くらいのエピソードは添えておいたほうがいいかもしれない。

各々の経歴を見てピンと来ないアナタでも大丈夫。我々も人の子なので、どこかで共感を覚えてもらえる程度の話しかしません。たぶん。きっと。

どことなく糸井重里イズムが感じられる一文です。ここ好き。この後、そんなに共感を覚えてもらえるとは思えない程度の話をバンバンするから。


2023-11-13|
左利き及び左利き用品の世界をお届けしたくて

良い記事だ。良い記事しかない。初めて社会的に意義がある記事を書いたかもしれない。

なかなかどうして嬉しいものですね。慣れ切った日常の動作を、もう一度新鮮な気持ちで学習し直せるなんてさ。

なんか心広く、禅っぽいことを言ってる一方で……

これは、許さん

そもそものお話をしますと、まず初め、世の中には注ぎ口がついてないおたまというものがあったと思うんです

そこを、誰かが気を利かせて右用の注ぎ口がついたものを作ったと思うんです。ここまでは百歩譲って良いとします。調理道具って基本的にその人しか使わない、パーソナルなものじゃないですか

こっから先なんです。問題は!

どっかの誰かが、ファミレスのスープバーに採用したんです

台所で個人が使ってたものを、公共の場に引っ張り出して「ほうら便利でございましょ」って置いたヤツがいるんです

その所為で! 我々左利きは! 「ア゛ア゛ーッ!!!」って言いながら!

もうもうもう注ぎ口がこんなこんな、こう? こう? こう? どうなのどうなの? っていう……もう……!

右利き用レードルなんてものがあるから、こんなものが生まれてしまった……!

これをその場で捲し立てているという事実。実際は「バカ」や「」などといった強い言葉を使っており、記事にする際に若干マイルドにしています。

早く博物館でしかお目にかかれないようになるといいですね。

マイルドな表現といえば、これも良い。「早よ去ね」をオブラートというか、風呂敷に包んで手土産として渡すような風体。存在は否定してるけど存在していたことは尊重する。

今度から絶滅希望種には積極的にこれを用いていこうと思います。


おわりに

なんだかんだ、オモコロとブロスで10本書いてたんですね。頑張れば年間12本くらいは行けそうじゃない? 今年の目標にするか……

それプラス、オモコロでは怖い記事(通称ゾゾコロ)需要がスゴいという状態が続いているので「ゾゾコロの喉笛に食らいつく」も目標にしたいですね。

別に「ゾゾコロ記事をぶっ潰す!!!」っていうワケじゃなくてね。バケモンの喉笛に果敢に食らいつくヤツがいたら、そいつは目立つしスゲーじゃないですか。そういう打算を発揮していくぞ! という表明です。

今年もやっていきます。なんらかのなんかを。


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