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#3 独立編①:30歳から人生を立て直したい人のためのnote
上京して入社した美容サロンはナチュラルボーンパワハラ女社長の支配する軍隊(のほうがまだマシ)サロンでしたというのが#2の内容でした。
(後から知ったことですが、厳密に言えば社員にもなっていなかったのですがここでは割愛します)
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さて、尾崎豊が歌った通りこの支配からの卒業を果たしたゴロ美と先輩。
少し期間をずらして先輩の方が先に退社し、都内の家賃17万5000円、2LDKのマンションを借り新しいサロンの準備を進めてもらっていました。
実はこの年の3月に東日本大震災があり、あの激しい揺れの中5月の開業予定がもしかしたらすべて無になるかもしれないとその時は絶望的な気分になりましたが、幸い影響はなく無事に新サロンをオープンすることができました。
基本的には前職の顧客を連れて独立することはご法度なのですが、美容師もエステティシャンもお客様は「人」に付いてくるので、独立の話を仲の良いお客様にだけは伝えていました。
先生の厳しさはお客様にも適用(遅刻は数分でも許されず終了時刻の延長はなし/着替え終わったらすぐに部屋を追い出されメイクやヘアセットは共用のトイレでする/日付を間違って来店した場合でも変更、事前に振り込んだ施術代の返金はなし)されていたので「スタッフの人たちは本当に良いんだけど・・」とそのやり方に反発する方も少なくなく、かなりの顧客様が付いてきてくれました。
さて、ここからはこれから美容サロンやネイルサロン、美容室を開業したいけど何からしたらいいかわからなーい!という超初心者の方向けになります。
開業準備
資金を準備しよう
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これは開業前にどうするのか決めておきましょう。いくつか選択肢があります。
自己資金を用意する場合
自分たちで資金を用意できる場合は何も問題ないです。親戚や親から援助を期待できるパターンもあるでしょう。
ただ複数人で開業するとのちに誰かが抜ける場合など最初に出した資金をそうするかで揉める可能性がありますので、その場合の取り決めを行っておく方が良いです。
ちなみにゴロ美は先輩と2人資金を出し合い、借入は行いませんでした。業種によってはかなりの資金が必要になりますが、高額なマシンなどを使わない手技のみのエステサロンや整体院などは比較的開業資金が少なくて済みます。
借り入れをする場合
借り入れを行う場合は、初めての開業で社会的信用や実績が無い場合は民間の金融機関からは融資を受けることは難しいので、「日本政策金融公庫」から借りるのがおすすめです。
これは面談がありますので事業計画書やその他の書類を準備して、融資が決まれば口座に振り込んでもらえます。
ゴロ美は2回目の開業の時には金融公庫を利用したのですが、事業計画書や顧客見込名簿の他に口座や金融資産の残高などもチェックされました。計2回ほど面談に行った記憶があります。書類の書き方などは担当の方がしっかり教えてくれます。
開業届を出そう
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個人事業主の場合は納税地(国内の場合は住所地)の税務署に開業届を提出します。
その際、青色申告か白色申告を選ぶことになるのですが、個人的には青色がおすすめです。
白色は申告がシンプルで簡単なのですが赤字の繰り越しができなかったり、控除などが受けられないのであまりメリットを感じません。
簿記ができなくても今は簡単に入力するだけで確定申告まで全部やってくれる便利なクラウドソフトがありますのでのちにご紹介します。
法人の開業の場合はまた納税地が別になりますのでこちらを参考にしてください。
今はマイナンバーカードがあれば税務署に行かなくても開業届を電子申告できます。開業から1か月以内に提出しましょう。
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ちなみに確定申告の時期は、都内の税務署は死ぬほど混みあうので(若い世代だけではなく、電子申告を使えない土地持ちなどのご老人たちがわらわらいるので並ぶ時間が苦痛)、可能ならばマイナンバーカードとICカードリーダーくらいは揃えておいたほうが無難です。
法人を作る場合は個人事業主より少し大変です。法人の種類も色々ありますし、自分がのちにどういう風にビジネスを展開していきたいかによっても異なります。
個人事業主から始めて後から法人化(法人成りといいます)することも可能です。
ゴロ美は今法人も1つ作っているのですが、お金はあまり使いたくなかったので「マネーフォワード」や「freee」などの「会社設立」を使い法人を作りました。資金に余裕のある方は司法書士に丸投げでもいいと思います。
帳簿を付けよう
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開業届を出し、いざオープン!となった後に面倒になるのが日々の帳簿付け。
売上や経費、仕入れなどの帳簿付けは簿記のスキルがある方ならば苦ではないと思いますが、ゴロ美は普通高校出身でそんなものの知識は一切ゼロだったので最初の開業ではPCと「弥生会計」のソフトを購入しました。
このソフトに「売上」「経費」などの金額を入力していけば最終的に確定申告のための書類が自動的に出来上がります。
今は個人事業主と法人の確定申告に「マネーフォワード」を使っています。銀行口座やクレジットカードと紐づけできるので、自動的に入出金やカード使用のデータが表示され、必要なものを選択して入力できるのでめちゃくちゃ経理が楽になりました。
とにかく、確定申告はちゃんとしようねという話です。
ちなみに2人で開業した経験から言うと、同じ立場、同じ権限を持った状態で仕事をするのはおすすめできません。もっと人数がいれば別かもしれませんが、決定権がどちらにもあると必ずうまくいかなくなります。
それまでどんなに仲が良くても、お互い尊敬していても、揉めます。
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ワシは揉め事大好物やでぇ ほなまたな!