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日本企業の売却

今日のニュースは東芝の外資系ファンドによる買収でした

先日、フジ・メディア・ホールディングスの外資資本規制違反の疑いも話題になったばかり

日本の大企業の代名詞的存在の1つだった東芝
かつて、シャープも台湾の家電メーカーに買収されました

自動車業界で日産がルノーとの提携をして大幅リストラなども記憶に新しいですね

こう考えてみると、日本の大企業は決して安泰ではないということです

早く気づいて大幅な舵を切った企業は、持ち直しているケースが有りますが
筆頭株主が海外企業になるという事は尋常なことではないのです

日本企業は、欧米のシステムの上辺だけを導入し
最先端の経営手法だと勘違いをしてきたのではないでしょうか?

私は、日本人の気質には江戸時代から昭和初期くらいまでの社会システムが合っていると思っています

日本には会社が多すぎます
サラリーマンはいつしか民間の公務員と化してしまいました

安定した給料がもらえるので、好きでもない企業に努め
無難な人生を選択する、運が良ければ昇進し給与も上がる

リーマンショック以降、経営が良くなっても
所得に還元されにくくなっています

それは、企業が慎重になりすぎて社内留保をするからで
国もそれを打開する政策を打って入るものの改善しません

大企業はイメージ戦略のための社会貢献を謳いますが
社内にいる従業員に対する社会貢献はないがしろにされているような気がします

そうなると、ますます日本の企業人の士気が下がり
質の低いビジネスにしかなりません

もともと、日本は個人商店や職人、大店の商社などが中心でした
決して所得は高くはありませんが、生活に余裕はありました

子供は、こぞうさんとして大きめの個人商店に丁稚として住み込み
お小遣いをもらって生活していました
その変わり、優秀な子供は主人が手取り足取り商売の基本を叩き込みます

今で言うところの大学生のインターンシップですね

だから、社会全体が次世代を育ててきたのです

そんな中から松下幸之助のような人材が生まれてきました

彼のポリシーは松下電器から始まりナショナルになりパナソニックになった時点で松下イズムを捨てることにしました

この松下イズムとは、たとえ厳しくても社員の給与は少し下げるが解雇しない、この思いに社員が自ら営業をし苦難の時期を乗り越えたという逸話に代表される、幸之助の社員に対する想いが日本企業を象徴していたような気がするのです

日本の良さは、異文化を柔軟に取り入れることにあるような気がしています

日本人は、会社に努め給与をもらい生活をするのが普通の生活と考えてきました
でも、心のどこかでは自由な時間を使って好きなことを出来る優雅な生活に憧れてはいるものの、後ろめたさを感じているのではないでしょうか?

しかし、自分が努力して、決断して手に入れたものであれば
堂々と、自由な時間とお金の余裕を謳歌したら良いと思うのです

そのための手段があるのであれば、一度受け入れてみればよいのです

失敗は成功のもと

失敗したらやり直せばいい

ただそれだけなのです

今日はここまで!

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