ムーンショット計画って知ってる?
いつも通り、SDGsの情報を調べようとしていた時にどうしても気になる文字が。。。
【2050年までに達成すべき7つの目標】
SDGsの目標年である2030年を待たずして、新たな世界共通の目標が出てきたのかと思いましたが、そうではないようです。
ムーンショット計画とは
日本政府が人々の幸福を目指して、環境・社会・経済の諸問題を解決すべく、2050年までに達成すべき7つの目標を定めたものです。
前提として現在日本では、少子高齢化・大規模災害・資源の枯渇・地球温暖化など多くの問題を抱えています。
これらを解決するためには従来の延長線ではない、『破壊的イノベーション』による技術革新が必要といわれており、そこで打ち出されたのがこの計画です。
ちなみにムーンショットの意味は、『月を打つ』ではなく、人類が月面に着陸するというアポロ計画を立ち上げたように、壮大な目標を掲げ、その実現に向けて、既存の価値観を打ち破る、革新的な方法で課題に取り組もうとするものを指します。
7つの目標(目指すべき未来像)
①誰もが多様な活動に参画できる社会
②病気を未然に防ぐ
③人とロボットが共生する社会
④Cool Earth & Clean Earth の実現
⑤ムリ・ムダ ゼロの食料供給
⑥社会を大きく変革させる汎用量子コンピュータを実現
⑦100歳まで人生を楽しめる 医療・介護システムの実現
VRを装着し、家にいながらアバター(分身)ロボットを使ってレストランの厨房で働いたり、介護施設の介護士として働いたりすることが可能になるかもしれません。
また旅行に自分が行かなくても、VRを装着し現地のアバターを自由に操作して、限りなくリアルに近い旅行を実現することもできるかもしれません。
専門職の人は脳にチップを埋め込み能力を最大化するなども有り得るそうです。
ロボットは人間の見た目と変わらず、レストランでの配膳などを行うようになるでしょう。
最後に
『破壊的イノベーション』は、文字通り今まで当たり前に存在した職業がなくなります。
まるでSF映画さながらですが、実際に日本政府が掲げている目標だというのが驚きです。
賛否両論あると思いますが、このような時代が30年以内に来ることを想定することで、今やるべきこともそれぞれ変わってくると思います。
出典元:令和2年7月内閣府 総合科学技術・イノベーション会議
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/gaiyo.pdf