すっぴんから人気キャラクターに変身するまでを完全公開!コスプレイヤーとして活動するTikToker「針原きるけ」さんにインタビュー!
コスプレイヤーとして活動し、またアクセサリー作家としても活動を開始する「針原きるけ」さん。コスプレに対する熱い思いと、創作活動についてお話を伺いました。
コスプレイヤーとして大活躍
TikTokで使われているお名前を教えてください。
「針原きるけ」です。もともと「針」というハンドルネームで活動をしていたのですが、一時期ラジオのパーソナリティーを務めていたことがあったんですね。その時の先輩に「検索して引っかかる名前にした方がいいよ」とアドバイスを受けまして、友達に相談して「針原」という名字を決めて、名前の「きるけ」は当時ラテン語にハマっていたので、ラテン語で「愛の女神」「魔女」と二つの意味のある「きるけ」という言葉を使いました。
この名前で8~9年ほど活動しています。
・TikTokを始めたきっかけは?
始めたのは3年くらい前だと思います。
きっかけはコスプレをずっと以前から続けていたのですが、コスプレ友達がどんどんTikTokを始めていったんです。それで面白そうだなと思ってやってみたのがきっかけです。
・今までのコスプレの経歴を教えてください。
初期は少年ジャンプの漫画のキャラクターのコスプレをすることが多かったですね。私自身が小中学生の時に読んでいた思い出の作品を、高校大学時代にコスプレでやっていたという感じです。男の子キャラも女の子キャラもいろいろやるようになって、コミケや東京ゲームショウにも参加をしたり、カメラマンさんと撮影をしたり。撮影もカメラマンさんとマンツーマンの時もあれば友人と合わせることもありました。
ニコニコ動画やYoutubeで「コスプレをして踊ってみた」という動画の投稿もしていました。
コスプレは表現方法の手段の一つ
・コスプレとはどのようなもの?
絵を描くとか小説を書くとか、そういった二次創作の表現活動に近いです。オリジナルの一次創作のコスプレでは、自分の脳みそのアウトプットに使っているという感覚です。それをいろいろな人に見てもらう、というのが私の表現方法として合っていました。
・人前に出ることに抵抗はなかったのですか?
私の初期のTikTokの動画を見ていただくとわかるのですが、初期の動画では手元しか映っていないんです(笑)
私自身が古いインターネットの人間なので、自分の顔を出すことが怖かったんです。コスプレの写真も最初は顔にスタンプを押して投稿していました。そこからコスプレをしていくうちに、私の中でコスプレと加工がワンセットになっていったんです。化粧と加工で、私の顔からキャラクターの顔にもっと近づけることが出来るようになったので、世の中に顔を出すようになりました。
・最近の投稿についてお聞かせください。
一次創作と二次創作の半々で、二次創作ではアニメのキャラクターのコスプレをして、キャラクターの音声が入った音源を実際に喋っているような動画を撮影したり、一次創作ではゲームのキャラクター風にカクカクした動きの動画を取っています。
・投稿でこだわりや工夫している点はありますか?
あまりそういうことを考えずに撮っているんですが、工夫している点というか、TikTokでは小道具の血のりや男性の上半身裸のようなシリコンスーツを着ると、不適切動画という判定を受けて動画が撮り下げられてしまうんです。何度か取り下げられてしまっているので、日本の方だけではなく外国の方にもわかるように、血のりを使う時には「これはフェイクです」という注意書き、シリコンスーツを着用する時には「シリコンスーツを着用しています」「私は女性です」という表記を日本語と英語で記載しています。
こだわりというか、気を付けている点ですね(笑)
あと私は結構グロ目なメイクをしてしまうんですよ。口元の皮膚がどこかに行っちゃったみたいな。なので知らない方が驚かないように気を使っています。
完成までのプロセスを撮影した動画がバズり!
・今までで一番バズった投稿を教えてください。
40万いいね!をいただいた、鬼滅の刃の伊之助のコスプレメイクをすっぴんからやってみた、という動画です。当時鬼滅の刃が流行っていたというのも大きいと思いますね。私のムロツヨシさん似のすっぴんが伊之助に変わっていくという動画です。
・すでに完成している画ではなくプロセスを見られる動画が人気!
それは私もちょっと意外に思いました。完成している動画は「ああなるほど」という感じですぐにスワイプされてしまうのですが、TikTokって最後まで視聴してもらうと評価が高くなるんですね。それにプラスして、滞りなく過程が見られて最後には完成形も見られる、というこの動画の満足度が高かったことも要因だと思います。
・フォロワーさんにはどのような方が多いのですか?
中高生の子が多いなと感じます。アニメが好きでコスプレをやってみたいと思っていたり、見るのが好きっていうことですね。比較的女性の方が多いと思います。ただちょっとわからないのですが、国別でみると日本が38%しかいないんです(笑)半分もいないんかい、と思って。あとは一桁ずつ、ブラジルやインドネシアなどですね。
日本語が読めた方が面白いネタだと言っている意味が分かったほうが面白くて伝わると思うのですが、私の場合はコスプレをして音源に合わせて手を振ったり、メイクを一からやっていたりと、言葉がなくても伝わりやすかったりするのかなと思います。
コスプレとアクセサリー制作で広がる活動
・今後の活動についてお聞かせください。
TikTokの投稿活動については多分変わらないですね(笑)私はたぶんいろいろと安定してきてしまっているので、展望や成長というよりも今後もゆるく続けていくよという感じです。
時期的にあまりダンスのステージなどは出来ないのですが、バーイベントを計画しています。
あとは私はアクセサリーの制作もしているのですが、デザインフェスタに出展します。仲のいいお友達と徹夜明けのテンションで応募したら通ったので頑張ります。
・どのようなアクセサリーを作るのですか?
基本的にシンプルなものを作るのが得意なのですが、今回のコンセプトが「ネクロマンサーが開いたお菓子屋さん」なんです。ほんのりとホラーな要素、原色や蛍光色、パステルカラーのいわゆる「夢かわ」「萌かわ」にあたるようなものを制作していきます。
きらきらしたピンやカチューシャ、間に目玉の挟まったマカロンなど、ちょっとユニークな要素のあるものも作ります。そういったファッションや創作コスプレをする方に届けばいいなと思っています。
安定性を大切に変わらない発信をしていきたい
・ご自身の強みや、ここは負けないよというポイントを教えてください。
「安定性」ですね。
何か大きなことがない場合は私は今後もコスプレイヤーとTikTokは続けていきます。今後辞める予定は視野になくて。ある程度長くやってきた人間ならではの安定性が強みになるのではないかと思います。
フォロワーさんの数はあまり気にしていないのですが、応援してくださる方の存在は本当に励みになっています。そういう人たちを無理に増やすのではなくて、今度も応援してもらえるような存在でありたいですね。
・ご自身の投稿活動を一言で表すと何になりますか?
「再現と顕現」です。
自分の中のキャラクター像を3次元もしくは2.5次元というコスプレという形で「再現」しているのが二次創作のコスプレです。
私の頭の中で生まれた一次創作のイメージを実際に立体に「顕現」するのが一次創作のコスプレ。
コスプレが私の活動のメインテーマなんだと思っています。
私は今後も変わることなくやっていくと思うので、たまーに見に来ると面白いかもしれない人でありたいな、と思っています。
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