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恐怖のディスクシステム

ディスクシステムをご存じだろうか。

かつて発売されていたファミコン用周辺機器である。

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フロッピーディスクのような『ディスクカード』にゲームが入っていて、おもちゃ屋などにおいてあるディスクライターという大型の機械でゲームの書き換えができるシロモノ。

ファミコンカセットは誕生日に買ってもらえる高価なもの。

しかしディスクカ-ドは500円というお小遣いでも頑張って書き換えできる値段。

新しいゲームの風を子供ながらに感じたものだ。


しかし良いことだけではない。

このディスク、とにかくエラーがでる。

ディスクを入れて警告メッセージはザラ。

ディスクはニトログリセリンを扱うぐらい慎重に扱った。

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黒い部分を触るのはご法度。

僕はいまだにディスクをベタベタ触ったことはない。


何時しか時は過ぎ去り、プレイステーションが日本のゲーム業界を席巻していた時代。

友達がなぜかディスクシステムにハマった。

そして彼から連絡があった。

「ファミコン探偵俱楽部買ったけど怖いから一緒にやってくれ」

とのこと。

任天堂の名作アドベンチャーゲームである。


このゲーム、とにかく暗い。

横溝正史の世界を思わせるおどろおどろしさ。

そして悲しい物語。

音楽がとても嫌な感じに心に刺さる。

ディスクの容量のせいなのか、使われる色の問題なのか、色彩がとても気持ち悪い。

チープさが余計に恐怖を演出し、プレイしている人間に想像とか余白を感じさせる。

墓を掘り返すシーンがあるのだが、死体を灰色で描くとかマジで怖かった。

しかもプレステ時代に生きているディスクシステムなんて、いつ壊れるか分からないぐらいエラーの嵐。

そういう恐怖もあった。

最後の土蔵の迷路をクリアしてディスク交換でエラーが出てやり直しを食らったときはぶっ倒れた。


続編の「うしろに立つ少女」もディスク、ニンテンドウパワーもプレイしました。

そして先日、リメイク版をプレイ。

計10時間プレイしました。疲れた…。


恐怖においてはやはりディスク版の方が勝っているけど、それ以外の部分はリメイク版が良いです。

続編リメイクもプレイしますが、あの有名な恐怖の演出がどんなふうになっているか今から楽しみです。


あゆみちゃんは多分ニンテンドーパワー版が一番かわいいです。


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