演奏者と筋肉
ピアノ練習を再開しました。
スイマセン、ほんともう少しできると思っていました。
編集してこの内容ですから、無編集は見れたもんじゃない。
ヘヴィメタル一直線の男なのですが、昔からピアノに憧れがあったんですよ。
うまく説明できないけど、ピアノってなんか良いでしょ?(笑)
クラスの頭も育ちも性格も良い女の子がやる楽器のイメージがいまだにあります。
しかしピアノ教室の先生(女)曰く、
「筋力の発達している男の方がピアノは向いてる」
だそうだ。
先生はジムに通い筋力を付け、強く弾くところは体重をかけて弾くのだそう。
それぐらいやらないと男の打鍵に勝てないらしい。
楽器や音楽ジャンル問わず、演奏の上手い人は音もデカイ。これ常識。
目の前で聴くと顕著なのだが、アコースティックギターの弾き語りでバラードを演奏しても、けっこう音がデカイのだ。
ダイの大冒険の大魔王バーン様風に言うと、
『今のはフォルティッシモではない…ピアニッシモだ…』
って感じです。
ピアノの先生は、フォルティッシモはドラマチックに弾く(強いだけではダメ)と仰っていました。
強く弾く。感情豊かに弾く。ドラマチックに弾く。
それらが出来るから繊細な音を奏でることができる。
全力が『か細い音』や小さな演奏では人の心に響くはずがない。
腹筋を割ったり100キロのバーベルを持ちあげるような筋肉が必要とまでは言わないが、音楽に筋肉は必要である。
楽器は骨で弾くのではない、筋肉で弾くのだ。
実際、病弱なほどガリガリのミュージシャンはいない。
例外があるとすれば、80年代にドラッグに汚染されていた人ぐらいだろう。
すべてのミュージシャンよ、身体を鍛えろ!
デカイ音を出さずして人に感動は与えられないのだ!
ショパンの革命のエチュードとか聴けばドラマチックに弾くって理解できると思う。
先生が目の前で弾いてくれたけど、グランドピアノの屋根を開けた状態のこの曲の迫力ハンパないよ。
ホント俺のピアノ恥ずかしいわ(笑)