プロプレイヤーの言うことは同じ
ギターが上手くなりたい!ドラムが上手くなりたい!ベースを!ドラムを!ピアノを!歌を!
誰もが思うこと。
僕は今でも思い続けて音楽やっています。
昔、ギターを習っていました。
師匠は持って行った譜面を見た瞬間完璧に演奏してしまう。
それを見ると、
「ああ、こんなこと俺ができるわけがない。」
と思う。
ピアノを習ったとき、課題曲を先生が弾く。
「こんな難しい曲、俺ができるわけがないだろ!」
と思う。
ところが二人の師が言ったことは同じ。
『ゆっくりのテンポで練習すればできる。』
これを読んでくれる皆さんは
「いやいや、 そんなこと誰でもいうじゃん!」
と思うだろう。
しかし、二人のいう意味は、
『ゆ~~~~~~~~~~~~っくりのテンポで練習すればできる。』
である。そう、ゆ~~~~~~~~~~~~っくり。
例えば曲のテンポが120BPMだとしよう(60BPMで秒針と同じ。つまり120BPMは1秒に2回刻むスピード)。
これを半分以下の50BPMにまで下げてみる。
どうだろうか?
逆にめちゃくちゃ難しくなる。
メトロノームの刻む音に空白がありすぎて正確に弾くのが非常に困難。
これで完璧に課題曲を弾けるようになれば、もはや弾けたも同然である。
あとは1つずつBPMを上げて繰り返し練習すればいいのだ。
これを毎日練習すれば、皆が未来のスーパープレイヤー。
ではなぜ皆がスーパープレイヤーになっていないのか。
毎日続けることが苦痛だからだ。
ちなみに二人の師匠に面識はない。
しかしその道で生きている一流の人たちが言うことはいつも同じ。
じっくり時間をかけて研鑽をする以外、人を感動させるものは生み出せないのだ。
今はyoutubeなどでスーパープレイを動画にアップしている人が大勢いて、簡単に見ることができる。
その度に貴方は思う。
『俺(私)には無理だ』と。
目の前にそびえる山を見たら、こんな山登れるわけがないと誰もが思う。
しかし、『富士の山でも土くれから』である。
土くれを毎日積めば、必ず大きくなる。
問題は、富士の山にするまで積む続けることである。
まあこれが一番難しいのだけど。