コロナ過にサラリーマンから専業バンドマンとして独立してしまった男
兄に「コロナで思うような活動ができないなら何か書け!」と言われてnoteを勧められた。
というわけでよろしくお願いします。
がんばって続けます。
遡ること2019年12月28日、勤めていた職場に退職届を出した。
2020年に入って2月頃、世の中はコロナで騒ぎ始めた。
「マスクが売っていない!」と世の中が騒いでいる真っ只中の5月1日、
個人事業主の登録をして専業バンドマンになった。
予定していたライヴ活動が全て流れ、家に待機することになった。
活動ができない。
気分的には新天地に向かうはずの飛行機が墜落して無人島に行ってしまった感じ。
普通ならば選択を誤ったとか後悔とかをするだろう。
職場には決して高い給料をもらっていたわけではないが、確かな居場所があった。
このまま勤め続ければ独り身であれば安定した生活は確保できただろう。
しかし、将来的に何も得ることのないまま腐って死んでいくという未来だけははっきり見えていた。
ブロイラーのように喉の奥にエサを流されて生きている感覚があった。
これは死ぬより怖かった。
今の生活には安定というものは無くなった。
しかし、生きるための狩りをしている気分なのだ。
自分で考え、自ら行動し、自ら食料を得る。
そして失敗すれば死ぬ。
安定という最高の安らぎは無くなったが、生の実感がある。
己の存亡をかけてバンド活動をやっていく。
そういう覚悟を持つことができた。
僕のやっているヘヴィメタルという音楽は常に世の中の端に置かれている。
コロナがあろうが無かろうが、常に辛い立場にある。
しかし世界がどんな状況になろうとしぶとく生き残っているものでもあるのだ。
こういう時こそヘヴィメタルは強い。
ツインテールは、いろんな場所を真っ黒のTシャツで埋め尽くすまで死ぬことはできないのだ。
と偉そうに書いてきたが、本当は5月に個人事業主になって最初の2ヶ月はswitchのゼルダをやったりamazonプライムでアニメと映画をお菓子片手に見まくっていた(笑)
ひきこもり生活が超楽しかったです。
いきなりカッコよく生きられるわけない。
まあなんとかなるよ。
悲観せず地道にいこうぜ。