
燃え尽きはゲームでも起こる
私のバンドであるツインテールのギタリスト、テツロウとたまに『ストリートファイター5』をやっています。
お互いランクはシルバーなので世間ではザコレベルなのですが、ヘタなりに楽しんでいます。
ツインテールで一番格闘ゲームが上手いのは、ドラムのコースケである。
彼は前作の『ストリートファイター4』をドラムを叩く以外の全エネルギーを注ぐほどやっていた。
自分のプレイに言い訳ができないようにプロユースのアーケードコントローラーを買い、オンライン対戦を寝食を惜しんでプレイしていた。
ゲームセンターでも稼働していたのでそこでも腕を磨いていた。
だがあるとき、命がけでやっていたにもかかわらず勝っても負けても楽しくないと思ってしまったそうだ。
やりすぎたのである。
そこから一切のゲームをすることがなくなり、100%ドラムに打ち込むことになる。
まあそれはバンド運営側からすると有難いことではあるのだが。
どんなことでもやりすぎると死火山のようにやる気が失せる。
燃え尽き症候群、クライマーズハイ、言い方はいろいろある。
僕は前職が好きだったが、もうこれ以上やりたくないというところまでやった。
もっと厚遇で迎えるから帰ってきていいよと言われても恐らく戻らない。
バンド活動を長く続けていることを褒める人がいる。
確かにツインテールはよく続いていると思うが、バンド活動は常に何かしらの変化があるので同じことの繰り返しになることが少ない。
バンドではなく一人でやっていたら恐らくやっていないだろう。
音楽活動の辛い部分を一人で乗り切る胆力は僕には無い。
あと結成初期は活動が停滞していたレベルではないので、その反動がまだあるかもしれない。
過去のお釣りはまだまだ返却してもらっていない。
ゲームと同じで、進んでいっているバンド活動って楽しいんです。
ゲームをするからには上手くなりたいので、僕はスタジオに行くたびにコースケに「スト5やってくれ!」と言っている。
散々誘っていたら、何故か格闘ゲームに関心のなかったマシモがスト5を始めた。
というわけで3人でスト5やっています。
あと一人加わったら楽しいでしょうけどね。
youtubeのTWINTAIL Fighting Game Clubで毎週木曜夜9時から配信中です。
とりあえずコースケの例があるので命がけでゲームはしないようにしている。
以前にも語ったかもしれないが、どの世界でもどのジャンルでも行きつく先は死である。
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