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「エフェクター」というスタジオ兼遊び場
先日のGHOST-STREAMINGでエフェクターの話をしました。
ほとんどエフェクターを使わない僕が話したのでうっすい内容で申し訳ない。
僕はギタリストの頃はマーシャルアンプにBOSSのスーパーオーバードライブ(以下SD-1)を使用していました。
SD-1はオーバードライブなので歪むことは歪みますが、いわゆるメタルサウンドを作るには向きません。
アンプ自体で歪ませて、SD-1のDRIVEは上げずにLEVELだけ上げて音圧を足す使い方をしていました。
つまりブースターとして使用していたわけです。
この方法は当時のヤングギターに載っていて、ギターソロの時に音量を劇的に上げずに歪み成分を足すことができると紹介されていました。
ギタリストという生き物はソロの時に力を解放するような使い方ができるブースターは大好物なのです。
まあ昨今はエフェクターの値段も上がって(歪みが1万円越えとか当たり前)いろいろ試すのは大変なので、やはりマルチエフェクターかPCのプラグインを買うのが吉でしょう。
まずは歪みエフェクターとはどういうものなのか、モジュレーション系はどういった音なのか、自分の好きなサウンドを作るギタリストは何を使っているのかを調べる上でもマルチやプラグインはおすすめです。
ちなみに僕がエフェクターの種類とかを勉強したメルチエフェクターはME-30というものです。
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今見るとデザイン古い(笑)
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今のマルチに比べると非常に分かりにくく、エフェクターに必要なその場での微妙な調整などはできません。
でもヘッドフォン端子があるのでアンプなどを鳴らせない住環境だった僕にはこれこそが練習スタジオでした。
これで僕はフランジャーはどんなものか、コーラスとはどんな効果があるのか、ディストーションとオーバードライブの違いなど後にとても役に立った。
これが無ければSD-1を買うこともなかったし今の知識もなかっただろう。
その辺をたどったおかげで現在はアンプ直繋ぎに落ち着きました(笑)
ギタリストとは自分の理想の音を生涯求めるもの。
他人からすればまったく理解できないような変化にも敏感な生き物。
ギタリストの財布が重くなることは無いのかもしれない。
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