スト5と復讐のスラップベースと
ストリートファイター5。
2D格闘ゲームでは恐らく一番人口の多い作品で、いわゆるあのスト2の最新版だ。
2020年5月2日から配信を始め、ついにプラチナ帯までいった。
プラチナに達した瞬間の俺
「ゲームしてんとバンドマンの仕事しろや!」とメタルファンには怒られそうだが、このゲームでプラチナランクは人に言っても大丈夫なレベルである。
そう簡単にはなれないのだ。
このゲーム、全体のレベルがかなり高い。
FPSに比べたらマシかもしれないが、簡単に連勝できない。
そして負けが続くとかなり落ち込む。
以前noteでアンガーマネジメントなんて偉そうに投稿したが、じつは全然できていない。
毎日お昼に1時間だけスト5をやっているのだが、1時間負けっぱなしで終わる日もある。
「俺はなぜお昼からこんなにも辛いことを配信しているのか?」
と本気で考えてしまう時がある。
負け続けるととにかく気分が沈む。
配信後にご飯を食べたあと、スラップベースの練習をする。
普段ピック弾きのため、親指と人差し指の痛さが半端ではない。
クリックを聴きながら、投げ重ねしてくるリュウ、ケン、さくら、豪鬼などを思い出しながら弾き続ける。
指はすぐに赤くなり痛みを増し、最後には水ぶくれが完成する。
しかし、スト5で負けまくった醜態を世間に晒してしまったことに比べれば指の痛みなど屁でもない。
人前でスラップを披露する技術にはまだまだだが、以前よりかなりマシになったと思う。
スト5のランクで例えればブロンズのスラップベーシストだろう。
(ブロンズは初心者レベル)
怒りが良い方向に行くことは基本的にはない。
冷静さを殺し、行動を単調にしてしまうからだ。
しかし、辛さや痛みを伴う練習や訓練にはあってもいいかもしれない。
実際指の痛みと引き換えに練習後はかなり気分がスッキリするのだ。
ゲームばかりしていると一部の人は思うかもしれないが、本業は決して忘れていない。
楽器練習とはサンドバッグを殴り続けるのと同じ。
バンドとしての最高の演奏をお客さんに聴かせるため練習しなければならない。
たぶん世の中のすべてのことは『バキ』に描かれたこの言葉に通じる。
一切の戦略が立たずとも、まずは叩け!
明日も辛いゲーム配信と痛いベース練習が待っている。