ヘヴィメタルとイラストの融合
昨日のアーカイブです。
『初心者のためのヘヴィメタル講座』でおなじみのマナビッチ画伯によるメタル似顔絵クイズをやりました。
視聴者の参加があっての企画なので、皆さん本当にありがとうございます。
マナビッチは小学生から何かしら絵を描いていた。
絵が全く描けない自分から見ても、おおよそ上手くは無かったような気がする。
しかしこういうの描いてくれと頼むと割と即興で絵が描けた。
何かのバトルマンガのパロディみたいなものだが、その絵を見てゲラゲラ笑っていたもんだ。
メタル講座でやっていることもその時の遊びの延長だと今になって思う。
メタル講座をやるときに、ヘヴィメタルについて分かりやすく話すことはできる自信はあった。
しかしそれでは足りない。
目で見て理解できるものを用意しなければならない。
版権のあるアーティスト写真を使うことはもちろんダメだし、絶対にやりたくなかった。
そこでマナビッチにバンドイラストを描いてもらったらわけだ。
これが思ったより好評だった。
ツインテールのワンマンライヴをやったときはマナビッチは既に脱退していたのだが、開演後に物販席にいた彼がサインをせがまれているのは驚いた。
中には我々のサインは申し出ないのにマナビッチのサインはもらう人がいたほどだ。
絵を描けるのは凄い技術と思った。
音楽は言語を越えるというが、絵画やイラストは更に言語を越えるのだろう。
ヘヴィメタル講座はマナビッチの作品なのかもしれない。
彼の絵は商業誌に載っているようなイラストではない。
しかしサインペンで下書き無しですぐに絵を描く。
これはデジタルで絵を描く人はけっこう苦手な作業と聞いたことがある。
アナログ作業はCtrl+Zが使えないからだ。
人の能力というのはどの場面で役に立つかわからない。
俺なんてダメだとか理由をつけて行動しないのは本当にもったいない。
それぞれ個人の技術を欲している人は必ずいる。
そしてそれは確実にお金になる可能性を秘めている。
見つけてもらえるまでやり続けるのは苦難だが必ず意味が出てくる。
とりあえずやり続けてみよう。
まったく予想もしなかったところから道は開けるもんである。